熊本城野鳥園の苔むした緑の絨毯は、雨の後、無数の山茶花の花びらが散り、ひんやりとした澄んだ空気に包み込まれていた。
園内に足を踏み入れると、濡れた落ち葉が重なり足が滑る。被写体にレンズを向ける前に、先ずは足元の安全確認。立っているだけで心地よい。
姿は見えないが、雨宿りしていた小鳥たちが、木々の上で囀り、カラスが近づくと、一斉に羽音を立てて、どこかに移動してしまう。
同園の山茶花は見事なものである。奥に行けば、コロンと首が落ちた椿もありで、足元は見事な高級和製ペルシャ絨毯が完成したようだ。
特別に華やかな花壇などないが、アーティステイックな世界が見え隠れする。写真を趣味とされる方には、オススメのポイントとなる。
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