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全巻揃っていない、書棚

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 上のカバー写真は、まだ手をつけていない書籍群である。昨日、『花鳥風月を歩く|お散歩カメラ写真集』が届いたので五冊並んでいるが、普段は新刊を二冊ずつ書棚に保管するようにしている。それでも全巻が揃っていないところが、いかにも筆者らしい。

 新刊については、書籍に関心を寄せてくれる身近な知人友人に対して、希望があれば可能な限り贈呈するよう心がけている。ただし、発送にはレターパック便を多用するため、一度に送れる冊数には自ずと限りがある。

 百五十頁程度の書籍であれば四冊は送れる。しかし、二百八十五頁ある『人間学厳選録|人の道(改訂版)』や『痛い時代|ITAI深掘り(改訂版)』となると、二冊を詰め込むだけで限界である。

 また、新刊であっても、一度自分で手に取り、読み込んだものは、筆者にとってはすでに指紋がついた中古本である。そうした本は写真下のように書棚の右側へ立て、再読したくなった時に、すぐ手に取れるようにしている。

 今年一月十二日を起点に、Kindle電子書籍から完全に紙書籍のペーパーバックへ舵を切った。気づけば二十巻を超え、実際には二十八巻に達している。ただし、そのうち二巻は受講生の個人的な要望に応えて出版したもの(サブノート)であるから、それを除けば、今回の『城と地震|熊本地震から十年』を含めて二十六巻となる。

 昨日もまた『城と地震|熊本地震から十年』を登録した。登録したのはよいが、際限のない出版スタンスには、我ながら呆れ返るばかりである。

 蛇足ながら、Amazonのペーパーバックは、同じ書籍を印刷して手元に並べてみると、背表紙の上下バランスが微妙に揃っていないことがある。とはいえ、それを苦笑いで受け流せるのは、プリント・オン・デマンドという仕組みを、世界規模でここまで運営していること自体が驚異だからである。感謝こそすれ、不満を並べる筋合いはない。

 以前の筆者は、薄い書籍になると、背表紙の印刷を省いてしまうことがあった。しかし、茨城県守谷市立黒内小学校図書室の学校司書の方から、「ぜひ背表紙を」とのお声を頂戴し、それ以来、可能な限り、背表紙にもタイトルと著者名を入れるようにしている。そのひと言には、今も深く感謝している。

 全巻揃わぬ書棚ではあるが、それもまた、筆者の出版遍歴の現実そのものである。書棚の欠けは、旅立った本の証であり、手に取られた証であり、読まれた証でもある。そう考えれば、不揃いの眺めも、決して悪くはない。

 ご興味のある方は、拙著ではあるけれども、Amazonを覗いていただければ幸甚である。

 蛇足ながら、書棚の天井には照明が付くようになっているので、それを点灯し、この3ヶ月の多忙さを楽しんでいる筆者がいる。熊本ではこのような人間を「カンナシ」と揶揄されがちだが、やると決めてことは絶対に諦めずにやる人種なので、仕方がない。(苦笑)

 全巻の頁数を最近はカウントしていないが、2000頁は下らない。先日も記事に書いたように、『人間学厳選録|人の道(改訂版)』なんぞ、12万文字以上ある訳で、振り返るだけで気が遠くなってしまう。
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文責:西田親生


               

  • posted by Chikao Nishida at 2026/4/17 12:00 am

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