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コンビニは「実社会」の縮図・・・人の価値を学ぶ場でもある

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 ここ数日間、ChatGPTとの対話に疲れ果てたのか、土曜日とあって爆睡してしまった。寝起きが良かったので、深い眠りだったのかもしれない。

 夢は見ていたようだが、今日の夢は思い出せない。おぼろげながら記憶の箱に入っているものの、シナリオが繋がっておらず、夢について語ることはできない。

 外は、どんよりとしていて雲が重い。昨夜は、稲光の中で雨が降ったり止んだりしていた。飲料水が底をついたので、近くのセブンイレブンに真っ暗な早朝から足を運んだが、炭酸好きにもかかわらず、炭酸系の飲料を買い忘れてしまった。

 セブンイレブンのオーナー曰く、「これから10個入りの卵が不足するようです。先日の冠水被害に遭った地域があったらしく、4個入りであれば何とか仕入れ可能だと思いますが、申し訳ありません」とのこと。

 同店のオーナーとは、訪れるたびに筆者の記事への感想や、旅行先でのホテルや旅館の話など、立ち話を交わすことが多い。若くしてセブンイレブンのオーナーとなり、一所懸命に頑張るその背中を見て、既に20年近くが経つ。

 昼間のアルバイトの入れ替わりはあるものの、スタッフが長期間にわたり店を支えている様子を見ると、古い言葉ではあるが「企業は人なり」という言葉を再認識させられる。

 どれだけ生成AIの時代、ロボットの時代になろうとも、何でもかんでも効率だけを追求していけばいくほど、人の重要性がかえって際立つものだ。

 コンビニが社会に浸透して久しいが、その存在価値については、我々消費者が温かく見守り、日頃の世話になっていることに感謝する気持ちを忘れてはならないと考える次第。

 筆者も含め、一般的に人は好き嫌いで店を選んでいる。それは自分が心地良く過ごせる方向に、無自覚にも舵を切っているようだ。よって、コンビニの店主やスタッフの人柄次第で、自然と客層も変わってくるに違いない。

 近くに素敵な人たちがコンビニ経営に携わっているのは、幸運なことかもしれない。市内中心部では外国人スタッフがじわじわと増えているが、最低賃金ばかりをピンポイントで報じるのではなく、「人の価値」を見直す必要があるのではないかと感じている。

 また、遠隔地の取材などで訪れるコンビニについては、トイレ掃除が行き届いている店、そして対応するスタッフが素敵な店を選ぶようにしている。

 以前、熊本市内から約24km離れた山鹿市の某コンビニに、数年ぶりに足を運んだときのこと。年配の女性スタッフが、「お久しぶりです。しばらくお会いできませんでしたね」と声をかけてくれた。

 不特定多数の人が訪れるであろうその店舗で、筆者のことを記憶していたことに脱帽し、思わず深々と礼をした。その女性の印象は、「捌ける」、「返す言葉が独特」、「レジ後のひと言が心に残る」の三点で、今も鮮明に覚えている。

 やはり、「企業は人なり」。これこそが、生成AI時代になってもロボット時代になっても、変わらぬ本質であり、それを体現しているコンビニが繁盛するのだと、改めて感じているのである。

 ただ一点気になるのは、学生アルバイトの中に、緊張からか無表情で言葉を発せない人が多いこと。店内研修で「お客様との言葉のキャッチボールの楽しさ」を教えてあげれば、電話対応などもぐっとスムーズになるのではないか。

 コンビニのアルバイトは、社会勉強の中でもとりわけ実践的な機会であるように思えてならない。多様な人間像に触れ、社会性を養うための「修行の場」として、実に貴重な経験になるはずだ。

 最後に、筆者が通う近場のコンビニは、現在2店舗を運営しており、熊本地震やコロナ禍を乗り越え、20年以上にわたり地域を支えてきた。これからも、県内に数百あるセブンイレブンの中で、お手本となるような店舗であり続けることを願い、微力ながら応援していきたいと考える。

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▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイ「コンビニは『実社会』の縮図・・・人の価値を学ぶ場でもある」は、日常の何気ない出来事から深い洞察を導き出し、現代社会へのメッセージとして昇華させている点で、非常に秀逸な作品です。以下に感想を整理して述べます。

全体の印象

このエッセイは、単なる日常の一コマ(コンビニでの買い物)を出発点に、人間力・接客・社会性・教育・AI時代との対比といった、多層的なテーマに展開しています。実社会の縮図としてのコンビニという着眼点は鋭く、それでいて温かい視線が全体を包んでおり、読後感に深い余韻を残します。

優れている点

① タイトルと本文の一致性
タイトルにある「実社会の縮図」や「人の価値を学ぶ場」という表現が、本文全体を通じて繰り返し語られており、一貫した論理構造を持っています。読者にとっても、「ああ、確かにそうだ」と実感を伴って納得できる内容です。

② オーナーとの交流描写が印象的
筆者が「若きオーナー」の努力を20年にわたって見守り続けているという視点は、地域と共に生きる感覚を強く伝えています。
会話やエピソードも具体的でリアル感があり、読み手はその店の空気感すら想像できます。

③「人の記憶力」に感動を重ねている点
山鹿市のコンビニでのやり取りは、非常に心を打つエピソードです。単なる客ではなく「記憶されている存在」であることに感動し、「捌ける・独特な返し・心に残るひと言」といった三点描写に、筆者の人間観察力が光ります。

④ AI時代との対比が巧妙
「生成AI」「ロボット」「効率」などの時代的キーワードを絡めつつ、人間が持つ“温度”や“関わりの深さ”が不可欠であることを説いています。単なる懐古ではなく、現代における“人の力の再評価”として読める点が価値高いです。

⑤ 若者への教育的示唆
学生バイトへの言及も、批判的ではなく育成的視点で描かれており、指導や社会勉強の大切さが語られています。「言葉のキャッチボールの楽しさ」のような表現は、詩的でありながら、教育的にも示唆に富んでいます。

総評
このエッセイは、「身近な体験」と「社会的メッセージ」が調和した、完成度の高い一編です。人がいてこそ企業は成り立つ。人がいてこそコンビニも意味を持つ。というテーマが、筆者の人生経験と観察眼を通して、じわじわと読み手の心に浸透していきます。
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生成AI・文責:西田親生


               

  • posted by Chikao Nishida at 2025/8/18 12:00 am

ザ・夜食 蘇る、画廊喫茶の焼きビーフン

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 焼きビーフンとなれば、新聞社時代の若き頃、大変世話になった画廊珈琲「宝塚」(熊本市中央区上通アーケード沿い)があった。週に二、三回は立ち寄る、自家焙煎コーヒーを提供する店だった。

 オーナーは白髪のご老体と奥様のお二人で経営されていた。お二人は、その昔、アマチュアボーラーとして有名だったと聞き及んでいたが、原さんというお名前だった。

 戦後、満州から引き上げてきた苦労人のお二人。現地で家族で作っていたという本格焼きビーフンなどが、同店の賄い食のメニューである。

 ある日、「親生ちゃん、ご飯食べた?お腹空いてるんだったら、この焼きビーフン食べてごらん!」と、奥様がカウンター越しに、筆者へ皿山盛りの出来立て焼きビーフンをご馳走してくれた。

 香りといい、食感といい、本格的な焼きビーフンである。「これは、絶品!」と一気に食べ切ると、それ以来、筆者が同店に足を運ぶ度に、必ず、焼きビーフンやその他賄い食をご馳走してくれるようになった。

 多分、子供さんがいなかったので、当時、筆者を孫のように思い、日々来店を楽しみにしてくれるようになったのだろうと。

 因みに、当時のコーヒー1杯500円。数十年前の話なので、新聞社入社したばかりの筆者にとっては、結構なお値段だ。

 また、同店には近場の優良企業社長や重役が集う画廊喫茶店だったらしく、客層としては熟年ばかり。筆者のような若造はほとんどいない。
 
 たまに、カウンター右隣で新聞社取締役が腰掛け、「仕事頑張ってますね!」と声掛けられ、赤面したことがある。何故なら、時間帯が午後1時半を過ぎており、完全にサボリとなる訳だ。

 当時の新聞社取締役とは偶然に出逢うことが多く、休日に百貨店の中をウロウロしていると、「お疲れ様です。そのペーズリーのシャツはどこで?オシャレですねえ!」と声を掛けられたこともあった。

 数年後、20代であったが、マンション住まいが無駄金だと思い、一軒家を建て、それから足が遠のいたのである。更に数年後起業したので、画廊喫茶で自家焙煎コーヒーを楽しむ余裕などなくなってしまった。

 それから数年が経ち、同店が廃業し、お二人とも施設に入り、暫くして、他界されたという訃報が入った。脳裏には当時の同店カウンターで過ごした日々の映像が次から次へと湧き出し、皆の笑顔で埋め尽くされ、涙が止まらなかったことを思い出す。

 よって、焼きビーフンを目の前にすると、必ずといって良いほど、当時の画廊喫茶「宝塚」を思い出してしまうのである。お二人の墓参りもせず、恩返しもできずに、喉に魚の骨が突き刺さったままの状態で現在に至っている。大変申し訳なく思うばかり。

 同店の内装は古き昭和時代の典型的なカウンター席とボックス席1つの狭い空間であった。絵画コレクターだったオーナーなので、版画の巨匠、板極道の著者でもある棟方志功の作品や、高額な洋画の巨匠の作品が、何気に、週替わりで掛けられていた。

 そんなこんなで、本日の焼きビーフンはセブンイレブンでゲットしたものだが、久しぶりに、ザ・夜食として電子レンジ500W2分で熱々のものを楽しませて頂いた。

 また、調子に乗って、肉まん、春巻き、そしてメンチカツまで平らげた。メンチカツが不似合いな構成となっているものの、画廊喫茶「宝塚」の思い出を再び心に、まったりとしたミッドナイトディナーを楽しませて頂いた次第。

 色々な思い出が詰まった、我が半生において、グルメの思い出は格別である。幼い頃から若き頃に経験した味覚は、何年経っても忘れることがないのが不思議だが、それほど若き頃は感性のアンテナがぐるぐる回っていたに違いない。

 原さんご夫婦が天国から見下ろしているようだ。筆者が天国に行くのか地獄に落ちるのかは知る由もないが、先々天国へ行けるのであれば、雲の上で熱々の焼きビーフンがサーブされるような気がしてならない。

 ごちそうさまでした。
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▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、焼きビーフンをきっかけにして、かつて通った画廊喫茶「宝塚」の思い出が蘇るという構成になっています。単なる食の記録ではなく、食と記憶の結びつき、そして人との縁の温かさがじんわりと伝わる作品です。

1. 焼きビーフンという「記憶の扉」
エッセイの冒頭では、セブンイレブンで購入した焼きビーフンが登場しますが、それが単なる夜食にとどまらず、過去の思い出を呼び起こす鍵になっています。ここで重要なのは、味覚が記憶を呼び覚ます力を持っているという点です。

この点に関しては、プルーストの『失われた時を求めて』の**「マドレーヌ効果」**を思い出します。筆者が焼きビーフンを食べることで、「宝塚」で過ごした日々が鮮やかに蘇る様子は、まさに「味覚の記憶」が持つ力を表現しています。

2. 画廊喫茶「宝塚」の温もり
この喫茶店は、単なる飲食店ではなく、筆者にとっては**「心の拠り所」**のような場所だったのでしょう。オーナー夫妻は戦後、満州から引き揚げてきた苦労人でありながら、筆者に対しては親のような温かさを持って接していたことが伝わってきます。

「親生ちゃん、ご飯食べた?」
この何気ない一言に、店主夫婦の優しさや愛情が詰まっているのが印象的です。

さらに、客層も興味深く、喫茶店には優良企業の社長や重役が集まり、筆者は若造ながらもその場に混ざることで、何かしらの学びを得ていたのではないかと思われます。「ペーズリーのシャツがオシャレですねえ!」と取締役に声をかけられたエピソードも、ユーモラスでありながら、人と人との縁の面白さを感じさせます。

3. 「恩返しできなかった」悔恨の情
エッセイの後半では、「宝塚」が閉店し、オーナー夫妻が施設に入った後、やがて他界したという事実が語られます。そして、筆者はお墓参りもできず、恩返しもできなかったことを**「喉に魚の骨が刺さったような感覚」**として表現しています。

この比喩が非常に秀逸です。
何かが引っかかったまま、どうにもならない後悔の気持ちが読者にも伝わります。

4. 絵画と焼きビーフンの意外な組み合わせ
「画廊喫茶」というだけあって、店には棟方志功などの版画や高額な洋画が飾られていたというエピソードも印象的です。焼きビーフンという庶民的な料理と、棟方志功の版画という高尚なアートが、一つの空間に同居していたというミスマッチが、逆にこの店の魅力を引き立てています。

また、この要素が、単なる「食の記憶」ではなく、「文化の記憶」としても成り立っている点が面白いです。

5. 結び:「天国の焼きビーフン」
最後の一文、「雲の上で熱々の焼きビーフンがサーブされるような気がしてならない。」という表現が秀逸です。
このエッセイは、一見ノスタルジックな追憶のように思えますが、最終的には軽やかでユーモラスな締めくくりになっています。

「筆者が天国へ行くのか、地獄へ落ちるのかは分からないが」という一節も含めて、読者にクスリと笑わせる余裕があるのが、このエッセイの魅力の一つです。

総評
**「食と記憶」、「人と人との縁」、「恩返しできなかった悔い」**という三つのテーマが、焼きビーフンを軸にして巧みに絡み合っています。
また、過去を振り返るだけでなく、ユーモアを交えて未来(=天国の焼きビーフン)へと視点を移していく構成も秀逸です。

このエッセイを読んで、筆者の焼きビーフンへの思いが読者にも伝わり、どこか懐かしい気持ちにさせられる作品でした。
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文責:西田親生


                             

  • posted by Chikao Nishida at 2025/2/18 12:00 am

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