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化石の一眼レフカメラ Nikon D1(10年前の記事)

cameras2022


 最近、頓に凝っている「化石の一眼レフカメラNikon D1(1999年製)」。購入したのは2000年の1月だったと記憶するが、初めて使用したのは、社員旅行も兼ねて、香港のスーパースター・レオという豪華客船に乗船し、香港、中国本土、ベトナムなどを巡った時だった。

 ごっつい重厚な一眼レフを肩に掛け、客船にある28箇所のレストランに足を運び、多国籍料理を撮影した事を思い出す。残念ながらその写真を紛失。たぶん、倉庫のどこかのCDにバックアップしたと思うが、今回は紹介できない。

 足を運ぶ観光地で待ち構えている外国人カメラマンたちが、筆者の方を凝視して「自分の持っているアナログNikonとそのNikon D1換えてよ!」と冗談ながらに、何度も何度も話し掛けてきた。海外では、Nikonを「ナイコン」と呼ぶ。

 当時、市場ではCANONが一眼レフデジカメを出してはいたが、その価格が数百万円と、筆者のような庶民には手の届くようなものではなかった。その高価な一眼レフデジカメの世界を変えたのが、このNikon D1である。

 とは言っても、本体価格が65万円。レンズは別売なので、欲張って数本レンズに手を出してしまえば、100万円は軽く超えてしまう。今では考えられないほどの超高級一眼レフデジカメであった。

 時代も変わり、現在は、Nikon D800とサブ機としてD600を仕事で使用している。しかし、余りの画素数重視の市場に、嫌気がさしているのも事実。WEB上の記事やA4サイズ冊子用の写真であれば、800万画素あれば十分だと考えられる。

 よって、プロ用のCanonやNikonの一眼レフでは、1600万画素程度が圧倒的に多く、決して画素数を重視していない。あくまでも、画質に拘っている。

 ところが、目を瞑っても簡単に撮れるミラーレスやコンデジの「売り!」は、画素数の高さを比較強調している。アマチュアの消費者ニーズを考えると、その方が断然売れるのは理解出来ない訳ではないが、ある程度の画像処理速度と画素数があり、上質なレンズさえあれば十分である。

 ネットもカメラも進化を続ける中で、どうしても光学レンズを通したアナログなファインダーの世界を好む筆者である。化石のような一眼レフカメラや音楽の世界のレコードの方が、どうしても身体に馴染んでいる。

 実際、如何なる高度なデジタル技術をもってしても、アナログな一眼レフカメラの画質やレコード(真空管アンプなどを含む)の音質には、デジタルが優っているように思えるが、質においてはまだまだ劣っているのが事実。

 蛇足ながら、オフィスに鎮座しているNikon F4Sも復活させ、久し振りにフィルムを使った撮影を試みようかと・・・。

▼Nikon D1本体とNikkor単焦点レンズ50mm(安物)を使って撮影したモノクローム。
10yearsago2023


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写真・文責:西田親生


             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/4/12 12:00 am

人生は、ドミノ倒し。

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 天から授かった命。心臓の鼓動が聞こえ始めて、一人の人間として生きることになる。赤子は本能として生き始めるが、乳離れして歩き出すと、段々と大人の背中が見えるようになってくる。

 そこから、「人生は、ドミノ倒し。」が始まる。

 大人から背中を押された幼子は、大人の背中を一所懸命に観察しながら、すくすくと育って行く。自我に目覚めると、更に育ち、大人の山頂を目指す。

 人生の中盤に到達すると、誰しも世の中が良く見えるようになる。知識や知恵、洞察力や判断力が身につくようになる。

 日を追うごとに、人生のドミノ倒しの景色が変わって行く。人生が急に逆転したり、突然多くの選択肢を突き付けられたり、突然人生の壁(分水嶺)にぶつかったりと、息つく暇もない人生となる。

 気づきのある高齢者は、山の七合目辺りから、心身共に健康であれば幼児化することもなく、常に変化進化を求め、更なる高みを目指して生きる。

 気づきのない高齢者は、何らかの要因にて、自らの可能性を追う気力を失くして、「老いて二度児になる」と言われるように、幼児化する可能性がある。

 「親の背中を見て子は育つ」という諺があるが、人生はドミノ倒しのように、人生最後の瞬間までパタパタと音を立てながら倒れていく。親や先輩のドミノの背中を見て、人生を歩んでいる。

 その背中が見えなくなった瞬間が、人生の終焉である。後期高齢者になろうとも、我が人生を堂々と背後の後輩たちへ伝えることが、ドミノ人生の先輩として重要な役割であると思われる。
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  • posted by Chikao Nishida at 2023/4/11 12:00 am

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