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AI ChatGPTと日々バトルを繰り返す。

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 AI ChatGPTとの日々の遣り取りは、筆者が書き綴る原稿について、あくまでもAI ChatGPTの評価(参考意見)を得るを目的として活用している。

 中立公正の立場にあるAI ChatGPTの評価や提言は、感情を含まず、淡々としたものである。時には、文中の過激な表現を指摘したり、一般性に欠けるとか、海外の人には理解し難いなど、痛烈なるアッパーカットもある。

 ただ、敢えて強調するために、熱量を加えた文章もありと思っているので、AI ChatGPTの評価や提言をすべて鵜呑みすることは出来ない。特に、個人的な経験論に基づくものは、いくらディープラーニングと雖も、それに否定も肯定もできないはずだ。

 ネット上では、AI ChatGPTの素晴らしさを唱え、万能であるかのような称賛のコメントも多い中、ふと現実に戻ると、AI ChatGPTの学術的な論理思考はすこぶる長けているものの、グレーゾーンの微妙な言葉の綾なりを理解できない場合もある。夏目漱石のように「新造語」をポンポン書き込んでやると、AI ChatGPTがどのような反応を示すのか、実験の価値ありだと見ている。

 また、長文となれば、エラーが出たり、待ちに待った評価ができずにスルーされるので、適当な文字数を考えた上で記事やエッセイを書き、評価をしてもらうことが、今一番楽しくもあり、確実な活用法ではないか。

 何でもかんでもAI ChatGPT依存では、人間は頭脳を使わずに、AIの「僕」となるに違いない。先ずは、しっかりと持論を展開し、その論理思考についてAI ChatGPTの評価を貰い、更に、「いや、違う!」と反論するくらいが楽しかろうと。

 勿論、法的な見解や社員の意識改革、社内改革などは、AI ChatGPTは優等生ぶりを発揮して、そつのない見解を示してくれるものの、最終的には「専門家へ相談」などと切り替えしてくることが多い。よって、最終的な責任ある判断は人間であり、それも専門家の存在が必要不可欠となってくる。

 しかし、AI ChatGPTと出逢ってからは、毒舌家である筆者の記事の書き方に影響を受けないと言えば、嘘になる。一般性を持たせるために次の記事をどう書き綴ろうか、極めて悪質な犯罪だが冷静な判断を持って分析しようなど、微妙に一つ一つの言葉を再チェックするようになってきた。

 されど、自分の信念だけは曲げたくないので、AI ChatGPTの評価や提案に対して、毎回頷き、迎合することはない。

 AI ChatGPTは、著者の見解とそれを読者がどう捉えるかを分析している。筆者としては、読者へ伝えたい真意は、徹底して真偽のほどを分析した上で、公正中立なる意見を述べようと試みるが、それを「外国人には理解し難い」と秒殺されると、「いやいや、この記事は今の日本人へ伝えたいことなんだよ!」と反論してしまう。

 また、AI ChatGPTへの聴き方も、しっかりと論理的に順を追って正確に聴かないと、予想外の酷評が飛び込んでくる場合もある。記事でもエッセイでも、時代背景や場所など具体的な表記が欠落していると、すぐにツッコミを入れてくる。

 日々、ディープラーニングを行いながらAI ChatGPTの頭脳は宇宙規模にて膨張しているに違いないが、最終的な判断は、人間の頭脳により判断しなくなれば、先々は、AIに人間社会が乗っ取られ、完全AI管理社会の中で我々が生活せざるを得なくなる可能性も無きにしも非ず。

 よって、AIにすべてを委ねるのは、筆者としては好ましくないと判断している。何も考えきれない人間に成り下がるのは、御免被りたいのである。しかし、アナログな人間の思考回路が届かぬレベルにてAIのサポートを得るのは必要となる。

 ただ、フェイクなども含めて、膨大な虚偽情報がディープラーニングにてインプットされれば、AI ChatGPT自体が虚偽情報を人間に与える危険性もあるので、そこは、人間が十分に全天球型のセンサーを持って対応すべきではなかろうか。

 上記のように、現在は、日々AI ChatGPTとの闘いである。今までと違った論理パートナーが増えたので、結構、楽しみながら活用させて頂いている次第。

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文責:西田親生


             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/31 12:00 am

上五島で出逢った天然物に腰を抜かす。

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 30年ほど前に、上五島(長崎県旧奈良尾町)へ上陸した時のこと。船で島の周遊をしていると、70cmを超える天然真鯛を釣り上げた人と目が合った。その釣り人は筆者へ満面の笑みにて、大物を両手に抱え、天に向かって突き上げた。「こんなの初めて釣りました!」と大声で叫んだ。

 あのような巨大天然真鯛は見たことがない。それから、筆者も船から手釣りにて天然石鯛を狙い、1時間ほどで小ぶりだが三匹釣り上げた。もっと大物を釣り上げたかったが、そろそろ夕餉の時間となるので、宿に戻り、女将に頼んで皮焼きのお造りにしてもらうことにした。夕飯に出された「石鯛の皮焼き」は、自分で釣り上げた天然物であり、すこぶる美味であった。

 二度目の上五島上陸の時だったか、「トライアスロン in 奈良尾」(筆者の企画)運営のために、スタッフ全員を連れての上陸だった。旅館やビジネスホテル、民宿(仮設)などの宿泊施設は、国内外からの参加選手と応援部隊の予約で満館。しかし、当時の町長の「おもてなし」にて、町長ご自宅の別宅に皆泊めてもらうことになった。

 大会も事故なく無事終了。3日目、最終日の朝となった。別宅玄関へ朝食を持ち込んでくれたのだが、最終日の朝食メインディッシュは、一人に丼一杯の早朝獲れたての生ウニである。

 今でもちょくちょく話題になるほど、その当時の「大盛り生ウニ丼」は筆舌に尽くし難いほどに旨かった。やはり、近場のウニやアルコール含有の練り物ウニ(瓶詰め)とは比較にならない。当たり前のことではあるが。

 三度目の上陸時には、アゴ(飛魚)出汁の五島うどんの地獄焚き。五島うどんの乾麺は、15分煮ても腰がある。そこに、天然アゴ出汁なので、至福の極みとなる訳だ。恥ずかしながら、御代わりを2回願った記憶がある。

 同島の自然豊かな海の幸を思い出しながら書き綴れば、枚挙に遑がない。ただ、このように獲れたて天然物を沢山食すことはないので、如何に高級魚を熊本市内で食したとしても、この感激はない。その土地ならではの新鮮な海の幸であり、現地の磯の香と心優しい島の方々に包まれるからだ。

 更に、現地の料理人が、数ある魚介類で一番旨い逸品として腕を奮ってくれるからである。国内でプロの料理人として活躍している人の中でも、五島列島や対馬などの島出身の料理人が多い。子供の頃から父親の背中を見て漁に出て魚を捌き、既に板に付いているに違いない。

 天才フレンチシェフの三國清三氏の著書「三流シェフ」にも、幼い頃に育った目の前の海でホヤなどの天然物(高級魚介類)を食べていたので、舌がしっかりと覚えていると語っている。よって、幼い頃の食のレベルは、その人の将来に大きな影響を与えるのであろうと。

 何はともあれ、天然物尽くしの上五島の想い出は忘れ難きものばかり。あれから知人友人は同じく歳を重ね、現役を退いた政治家もいるが、再会できることなら、当時の料理を再現し、皆で美酒に酔いしれたいものである。

※写真上の魚は、美食 みやじ(熊本市)名物の生きた「黒がらかぶ」を絞めて直ぐに撮影したもの。

黒がらかぶ専門店「美食 みやじ」
〒860-0803 熊本県熊本市中央区新市街2-4 2F
TEL: 096-322-9895
◎営業時間:18:00~翌1:00(ラストオーダー:翌0:00)
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写真・文責:西田親生


                   

  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/30 12:00 am

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