本日は、4月22日に熊本ホテルキャッスル四川料理・桃花源で20年ぶりに開催された満漢全席の中から「極上特大乾燥アワビのステーキ」をご紹介したい。
通常、乾燥アワビとは生きているアワビを乾燥させるものだけに、調理されて出て来るものはトコブシを少々大きくした程度。しかし、今回の乾燥アワビは、予想を遥かに上回る特大サイズ。皆の顔は「嘘だろう!!」と・・・唖然として言葉も出なかった。
その驚愕のサイズ、肉厚さ、味の深みばかりではなく、料理長の「この乾燥アワビは、これから殆ど入手不可能と言っても過言ではありません。大枚をはたけば、熊の手、虎のペニスなど揃える事はできますが・・・。今回のものは、一つ10万円ほどの逸品で、そう簡単には手に入れる事はできません!」という言葉に、瞬きさえ忘れてしまった次第。
大皿に所狭しと盛られている極上特大アワビが、如何に大きなものか。写真上のチンゲンサイと比較してご覧願いたい。
※「満漢全席」とは、贅沢の限りを尽くした清朝時代から伝えられてきた中国皇帝主催の宴であり、かの有名な西太后も食している。当時は、中国の豪商たちが山海の珍味を皇帝に献上したのが始まりと言われるが、その宴は食材の美味しさ、贅沢さを極めた150品以上の高級料理を、3日間から1週間以上かけて堪能するほど壮大なスケールであった。
○前菜彩々
○活ハタの塩味炒め
●熊の手の煮込み
●フレッシュ伊勢海老の二種料理
●孔雀模様フカヒレ姿煮込み
●子豚の丸焼き
●特大乾燥アワビのステーキ
●高麗人参と虎ペニスの漢方スープ
●赤海燕(血燕)の巣入りココナッツミルクのデザート
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