昨日、以下のような事を耳にした。「セカンドライフも含めて色んなネット戦略をやってみたいけど・・・殆ど、付き合いでやっているのでなかなか手が出せません！」と。

　会社経営者が「付き合い・・・」だけで企業を牽引していいのだろうか？・・・WEB、ブログ、ショップ、携帯サイトなどの構築は誰でもできる時代になった。・・・しかし、「付き合い」で自社の顔となるべきサイトやその他ネット事業を無造作にアウトソーシングして本当に大丈夫なのか？・・・と、ちょっと腰砕けの感じがした。・・・写真は、熊本ジャパン第２のSIMにある芝居小屋「八千代座」の桟敷席である。

　そもそも、ネット事業でもポータルサイト構築から管理運営を実践していないところが、色んな企業のサイト構築ができるはずがない。セカンドライフも同様に、ただ土地を購入して、グループ分けして、建物を建てて終わるものでもない。・・・出来た後のメンテナンスや運営が如何にリスクがあるかという事を頭に入れるべきである。

　特に地方では「お付き合い」で依頼するケースが多いようだが、それは実に危険でもあり、最初から「失敗常習犯」のレッテルが貼られてしまう。「まあ、どんな形でもいいから、参加しておくだけでもいいんです！」と言う経営者も居る。実に曖昧な思考回路かと唖然としてしまう次第。

　情報開示の時代になり、庶民が今まで知り得なかった情報が沢山入ってくるようになった。マスコミだけに依存してした時代の終焉の時でもある。ブログをはじめとして、皆個々人が掌（たなごころ）にメディア（媒体）を転ばすことができるようになったからだ。

　そういう時代に突入しているのにも関わらず、「お付き合いだから仕方なく自分の会社のネット戦略を任せています！」じゃ、洒落にもならない。製作者が素人でも何でも構わないから、体裁だけとっておけと言う事なのか？？？・・・理解に苦しむ。

　単にHPだけ立ち上げて、何をやるつもりなのか！？ブログなどは解析出来る環境まで持っている。大手検索エンジンのGoogleやYahooなどから、どんな検索キーワードで訪れているかも即座に分かり、また日々、時間帯でアクセスなどが解析出来るのだ。

　メディアが多元化しても、それを融合出来るノウハウを持ち、且つ実証するだけのスキルを持たずして、これからのメディア戦略がまともにできるはずがない。

　以上、かなり辛辣に書いたが、これが事実である。・・・自分の足下をもう一度見回してみて貰いたい！・・・ネット担当者が本当に経営者の立場になって日々戦略を表に出しているのか否か？？？・・・それも、早急にチェックが必要ではないか！

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