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2008/08/27 コラム・雑感
卵爆発、2連発!!
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卵爆発、2連発!!

 某テレビ番組で、殻のままの生卵を電子レンジで「チン」すると爆発するところを見たことがあった。もの凄い瞬間的な爆発に、動体視力の良い筆者でさえその飛び散る様子がしっかりと見えない。それほど瞬きの数十倍の速さで飛び散ったのであろうか?・・・しかし、我が身にその卵爆発事件が起きることになろうとは。・・・

 起きて気付いたら午後3時を回っていた。朝、昼の食事もトイレも忘れて爆睡していた。冷蔵庫の扉を開けると、卵入れに3個の生卵が残っている。台所のシンクを見ると、洗わずそのままにしたフライパンが2つあった(勿論、筆者が使った後)。フライパンを洗いながら、「いやあ、面倒臭いなあ!」と、いつもの面倒臭がり屋の悪癖が出て、ぼーっとしながら卵の調理法を考えていた。

 「まあ、電子レンジに卵二つ割って皿に入れて、ちょっとチンすれば美味しい目玉焼きが出来るか!?」と、おもむろに2個の卵を取り出し、皿に割って電子レンジへ入れ、スイッチを1分半ほどに設定した。「卵の黄身の部分に、爪楊枝で小穴を開けておいた方が?いや、殻を割っておいたから大丈夫!」と思い、そのまま入れてしまった。そうしている内に携帯電話が鳴り始めたので、台所から隣のリビングに移動して携帯電話を取った。

 それから十数秒経ったろうか?電話中に「ボ、ボン!!」という音が背後に聞こえた。慌てて台所へ戻ってみた。案の定、テレビの番組で見た通り(番組では殻が付いた状態)、1個の目玉が爆発し、電子レンジの中は黄身と白身の粒がまんべんなく付着している。愕然となった。

 もったいないので、さっそくレンジから皿を降ろし、台所のまな板の上に置いた。「あ〜あ〜!もったいないことをした。」と独り言をブツブツ言いながら、爆発しなかった片方の卵の黄身を箸でつまんで食べようとした。

 その瞬間である。・・・箸の先が微妙に弾け、まな板にある皿の上の目玉も大爆発したのである。気付いたときは、頭、顔、Tシャツ、台所一面に目玉が飛び散っていた。更に、台所を超えて隣のリビング床や壁、テーブルにまで飛び散っているではないか。

 凄まじい惨状を遠目に見ながら、それでもめげずに左手にご飯茶碗を持ち、残りの卵に醤油をかけて食べて、熱いお茶をぐいと飲み干した。何とも情けなやの状態である。

 爆発卵ご飯を食べ終わり、そそくさと床や壁面、テーブルなどに飛び散った卵の残骸を雑巾で全て拭い去った。最後はティッシュペーパーで仕上げをして綺麗綺麗に!・・・それから洗面所へ行った。しかし、その鏡に映った筆者の眉には、まだ白身と黄身の残骸が沢山載っていたのである。これまた情けない姿だ。

 鏡を見ながら・・・テレビ番組のスーパー通り「危険ですので、このような実験は決して行わないでください!!」を守れば良かったと、苦笑いしながら反省しきりの筆者であった。今日は小さな卵が凄い爆弾となった日であった。

登録2008/08/27 18:39:34  更新2008/10/06 06:04:38   

コラム・雑感
鰹三昧
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鰹三昧

 二十歳の夏、父の同僚の処へ遊びに行くことになった。行き先は和歌山県田辺市の和歌山地方検察庁田辺支部長官舎。大阪へジェットで飛び、それから電車を乗り継ぎ、人口5万人ほどの田辺市JR(当時は国鉄)田辺駅に到着した。

 同市は遠洋漁業基地でもあり、山々は梅林ばかりで埋め尽くされ、南高梅の産地でもあった。話によると南高梅は、全国で最も有名な高級梅の品種だが、実は地元の高等学校で品種改良を行い作られたので、その名を取って「南高梅」と言うらしい。

 駅の改札口には、○○支部長検事ご本人がわざわざ迎えに来てくれた。官舎に到着後、荷物を下ろして官舎の一室を1ヶ月ほど間借りすることになった。○○さんは父の古くからの同僚で、酒飲み、食通として知られる、ちょっとユニークな人物でもある。

 ○○さんには男ばかり3人の息子が居たが、次男、三男が筆者と歳が近く、三男が筆者の世話役となってくれた。

 到着早々疲れ気味であったにも関わらず、田辺の街巡りをしたいと申し出て、小さな商店街を見て回った。遠洋漁業基地とあって竹輪、天ぷらなど魚介類の加工品も沢山店に並べてある。特に田辺は鰹が沢山水揚げされるところとして有名な処だ。筆者は幼少の頃から肉党で、魚と聞けば逃げて回っていたが、鰹のタタキだけはすこぶる好きであった。

 さあ○○さんところで初めての晩餐会。期待に胸が膨らんでいた。テーブルには鰹の姿蒸し、鰹のタタキ、鰹の煮付け、鶏の唐揚げ・・・と、テーブル一杯に大胆に料理が並べられ、取り皿さえ置けない状態だった。

 ビールで乾杯をし、すべての料理に箸を付け、干物のように凹んだ腹が急に膨張してきた。まさにふんぞり返った殿様蛙のようである。○○さんの家族は皆かなりの大食漢であり、食べ物を残すことは非礼といった家族。筆者は大食漢ではないが、何とか非礼のないように必死になって食らいついた。

 それでもテーブルの料理があまり減る様子もない。「沢山食べて頂戴。」と、奥様が次から次へと料理を皿に載っけてくれる。「いえ、本当にお腹一杯です。・・・すみません。」と断ると、家族全員の眼が筆者に注がれた。当時の筆者の体重は60キロ程度。ところが○○さんの家族は皆80キロから90キロの重戦車ばかりであった。

 ふとテーブルを見ると、鶏の唐揚げが15個、鰹のタタキが10枚、それに鰹の姿蒸しが5分の1ほど残っていた。○○さんは、「後は全部片づけるから!」と軽く言いながら、もくもくと食べ続け・・・全てを平らげてしまったのである。皆、相撲取りのような大きな身体が、一段と大きく見えてきた。これから一ヶ月世話になるのだが・・・何となく不安になってしまった。

 ○○さんの趣味は、読書、朝の買い出し、料理と・・・なんと奥様はテーブルのセッティングや皿洗いだけで、吸い物から料理全てを○○さんが仕切るらしい。私の家と全く異なるシステムのようだ。

 翌朝午前5時に起こされた。旅の疲れも取れないまま○○さんと一緒に自転車で市場に足を運んだ。「ああ、食材の仕入れに毎日行かねばならないのか!?」と、筆者の目線は道路のセンターラインを見つめるばかりで、下向き加減。

 「この鰹、新鮮で良いね!ねっ、この海老どう?・・・う〜ん、この貝も買って帰ろう!」と。筆者の頭はパニック状態。「もしかして、今夜のおかずも鰹なのか???」と、戦慄さえ覚える筆者であった。

 その日の午後は和歌山県立図書館田辺分館に足を運ぶことにした。図書館で本を読んでいると、三男が釣り竿を持ってきたので、途中で読書を止めて二人海辺へ向かった。三男が「キスを釣りましょうか!?」と聞いてきた。釣りは得意な方だが、別に田辺に来てまで釣りをしようとは思っていなかった。仕方なく餌を付けて、糸を垂らしながら遠くの水平線を眺めていた。

 おやつは途中で買ってきた牛乳パンと缶ジュース。とても新鮮に感じられ、凄く美味しかった。数時間太陽光にジリジリと当たり、顔や腕の皮膚がヒリヒリと痛くなった。キス釣りを始めて既に3時間は経過している。「もう4時だね。戻ろうか?」と言って、二人自転車に乗り官舎へ向かった。

 「今日の晩ご飯は何だろうか?」と心配でたまらない筆者だった。「お帰りなさい!」と奥様が元気な声で迎えてくれた。○○さんも検察庁から官舎まで30歩程度のところ。「キス、釣れた?」と官舎に飛び込んできた。「ええ、3匹ほど!」と魚籠(ビク)に入った小さなキスを見せた。「ああ、天ぷらにしても美味しそうだね!」と・・・。また、嫌な気がしてきた。

 ○○さんは再度庁舎に戻り、午後5時半頃だったか官舎に帰ってきた。「さあ、今日の料理は何にしようかな?」・・・と、腕まくりを始め、台所に立った。また、嫌な気がしてきた。

 海辺で長時間糸を垂れ潮風に当たっていたので、砂塵が顔や頭に沢山付いている。食事が午後8時頃だから、お先にお風呂をいただくことにした。お湯をかけるたびに顔や腕がヒリヒリして痛い。水道の水を出して、熱いお風呂に入れず、石鹸でゆっくりと全身を洗い流してバスタオルに身を包んだ。

 座敷の襖を開けるのが怖かった。「・・・やっぱり〜・・・・。」と心の中で呟いてしまった。今朝市場から仕入れてきた鰹、海老、貝と昼間に釣った小さなキスの天ぷら・・・。流石に鶏の唐揚げはなかったが、1尺皿に盛りつけしてある料理が6品ほど。「誰がこんなに食べるんだよ!」と少々投げ遣り気味になりつつある自分があった。

 昨夜と同じパターンである。皆、ビールで乾杯の後、ガツガツと食べ始めた。表現が悪いが、筆者の眼には周りの人達が皆、殿様蛙かガマ蛙の姿に見えてしまう。奥様がどんどん筆者の取り皿に料理を入れてくれる。食べても食べても、目の前の筆者の皿が空になることは無かった。

 1時間ほどの料理との取っ組み合いの末、とうとう腹が弾けそうでダウンしてしまった。「あら、もう食べないの?今日の料理は美味しくなかったのかな?」と、心配して問いかける奥様の言葉が皮肉にも聞こえる。・・・また、同じように、○○さんがラストスパートで食べ尽くしてしまった。

 それから次の日曜にソフトボール大会があるらしい。筆者に助っ人として出てくれないかと事務官の方が誘いに来てくれた。気分晴らしに調度良いと思い、一つ返事で大会会場へ行くことを約束した。

 当日、対戦相手はどう見ても強そうではなかったが、突然○○さんがやってきて、「ピッチャーお願いね!」といきなり言ってきた。○○さんが支部長なので、流石に監督らしい。また、嫌な感じがしてきた。・・・

 初戦は楽勝で、5対0で快勝した。ちなみに筆者の打率は4打数3安打、3打点。1本のホームランをかっ飛ばしていた。実は、小学校時代は鹿本郡市小学校対抗ソフトボールチームのレギュラーで、ショートストップ、右投げ左打ちの5番打者だった。勿論、当時の13年連続優勝したチームでもあった!

 自慢話はそこそこにして、試合後に快勝の宴(うたげ)が催されることになった。またまた嫌な感じがした。・・・勿論、宴会は○○支部長宅・・・筆者が居候している官舎である。「ああ、また今日も鰹か!」とだんだんと腹が立ってきた。宴会が始まる座敷に足を運んだ。やっぱりびっしりと1尺皿に鰹のメインディッシュが普段の3倍ほどの盛りつけで置いてあった。

 このリズムで1ヶ月世話になった訳だが、熊本に戻ったときは何となく身体全体に鱗が付いているかのような錯覚に陥り、魚を見るのも嫌になっていた筆者であった。

 今でも寿司屋で鰹のタタキをポン酢で食べるのだが、口に入れる瞬間に、あの和歌山検察庁田辺支部長官舎を思い出してしまう。サザエさんのテレビで「かつお!」と呼ぶサザエさんの言葉でも、1尺皿の大盛り鰹のタタキや鰹の姿蒸しなんぞを連想してしまうほどだ。・・・

 何はともあれ和歌山田辺市の居候生活は実に楽しく、○○さん家族に心から感謝している次第。・・・しかし、壮絶な鰹三昧の一ヶ月間は、人生のアルバムに強烈に残る想い出となった。

登録2008/08/27 06:38:11  更新2008/10/06 06:04:50   

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