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2008/09/23 食楽人☆☆☆
世にも不思議なラーメン!
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世にも不思議なラーメン!

 随分前の事だが、世にも不思議なラーメンに出会した事があった。以前熊本の田舎の或る町にあった食堂の話。

 ※左写真はイメージ画像

 当時筆者とその部下と昼ご飯を食べに行こうとしたところ、何と周辺には1軒の食堂しかないという。仕方なく町職員の紹介の店に足を運ぶ事にした。

 食堂の玄関先に立ち止まり看板を見ると、「○○食堂」と書いてあった。食堂の中は少々暗い蛍光灯だけの店内だ。2本の蛍光灯はチカチカとストロボライトのように点滅を繰り返していた。

 「ごめんください!どなたかいらっしゃいますか?」と何度か声を掛けた。しばらくすると小柄な老婆が「あ、お客さんでしたか?」と、座敷から草履の上に足を置きながら話し掛けて来た。

 プラスチックの細かい傷だらけのコップにぬるい水を持って来てくれた。コップは透明なはずだろうが、その無数に入った細い傷で中がやっと見える状態だ。少々「やばいかな!?」と思いつつ、ラーメンを2人前頼んだ。

 そこへ裏口から野良仕事を終えて帰って来たのか、店主の老人が店内に入って来た。挨拶も無く厨房へ向かう店主。

 「あんたは、便所にいってかる手ばあろうてきたつかいた?お客さんのきとんなるばってん、ラーメンはでくっとかいた?」と。^^;;

 ここで上の熊本弁を通訳しておこう。「あなたは、トイレに行って手を洗ってきたの?お客さんが来ているけど、ラーメンは作れるの?」と言う意味だ。

 ラーメンが作れるかとの声に、筆者は「やばい」から「帰ろうか!」に心が動いてしまった。しかし、腹も減ったし、他に店も無いので待つ事にした。

 20分経ってしまったろうか、腹がグウグウなっている。コップのぬるい水は飲みたくもないし、ひたすらラーメンを待っていたのだ。それから10分ほど経って、ようやく老婆がラーメンを運んで来てくれた。

 筆者の前にラーメンが出された。ただ、老婆の右手親指がラーメンのスープに中に若干入り込んでいるではないか。よく見ると、その親指にはリバテープ(バンドエイド)が巻き付けられており、2〜3日巻いたままではないかといった色をしていた。

 通常ならばコンプレしたいところだが、老夫婦の一所懸命な姿に目をつぶる事にした。さてさて部下も私の同じような眼でラーメンを眺めている。二人とも割り箸を取らない気持ちは、暗黙の了解でもあった。

 しかし腹が減っているのには間違いない。腹がグウグウグウグウと連続して鳴っている。仕方なく割り箸を取った部下が、「これって牛肉がのってますよね!」と。

 既にリサーチ済みの筆者だったので、「さっきラーメン作れるかと押し問答があってたので、たぶん肉うどんの牛肉だろう??」と頭の割れそうになる食欲を抑えるのに必死の筆者であった。

 それでも1時からは講演会が町の会議室で予定されている。早く食べないと時間が15分しか残っていない。二人は黙ってトッピングされた牛肉やもやし、そして何故かナルトやネギを押しのけて、麺だけを食べていたのだった。

 生まれて初めて、世にも不思議なラーメンに出会した二人だったが、ただ苦笑いしか出なかった。

 翌々週も同じ場所で講演会の予定だった。一応、家からおにぎり弁当を持参したのだが、どうも世にも不思議なラーメンが気になった。肉うどんだったらいけるかもしれないと、講演会終了後に寄る事にした。しかし、その食堂の看板は外され、店が目の前から無くなっていたのだった。

 実にレアなラーメンを食したのだろうか???この上なく不思議感と幸福感をもって帰途についた筆者であった。
? 登録2008/09/23 15:50:37  更新2008/10/08 03:52:10   

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