ロゼッタストーン静岡ブランチ-ブログ- [休憩は大切]

学校を卒業して４月入社の皆さんは、そろそろオリエンテーション等を終了し、仕事を覚えなければと焦りだした頃でしょうか。
中には食事の時間を惜しんで、休憩も取らずに仕事に没頭する人もいることでしょう。
しかし、人間はもともと生理的に休憩が必要なようになっています。
仕事をすることによって生じる「ストレス」に対抗するため、視床下部等から副腎にコルチゾールというステロイドホルモンを放出させ、身体機能を戦闘状態に、つまりは興奮させたような状態に置くのです。
そのままでは免疫系が低下するし、血圧は上がりっぱなしになるし、血糖値を上昇させ、頭をフル回転状態に置くため、エネルギーがどんどん消費されます。だから、「はい、もうおしまい」とストップをかけるシステムが人間の身体には備わっています。
もう脅威がないのだから戦闘用意を解除せよと言う指令が出て、コルチゾールの放出がストップします。これをネガティブ・フィードバックと言います。
ところが、「もうおしまい」と言いたいところに、まだ驚異は続いているんだぞと言う刺激を与えたらどうなるでしょうか。
休憩時間に休憩を取らず、布団の中に入っても仕事のことで思い悩み・・・という状態です。
免疫は落ちっぱなし、血圧は上がりっぱなし、血糖値は下がらない、エネルギーが必要だから糖分はどんどん欲しくなる、眠れないから酒の量が増えて・・・という図式です。
日本人はどうしても付き合いのいい民族なので、誰かが仕事をしていると自分だけ終了するというのはなかなか難しいところもありますが、どんな仕事でも一朝一夕にマスターするなどと言うことは無理なこと。自分の１００％で仕事に向かうためには、仕事から離れてリラックスする時間が必要です。
まもなく暦の上では連休を迎えますが、実際に連休を楽しめる方はそれほど多くはないでしょう。
せめてストレスでぼろぼろの状態になる前に、休憩時間は仕事を離れてしっかり休憩する、ということが必要だと私は思います。