2010/11/16
メンタルヘルス
半歩ずつ進もう
身内であるとか、血族であるとか、表面的にどういう関係に見えたかと言うことには関係なく、誰かが亡くなった場合、心の結びつきが強ければ強いほど、深刻なダメージが及びます。
そのダメージは、見えない部分を深くえぐりとっていきます。
実は、そのダメージの深さは葬儀の時ではなく、一段落ついた後の、ふと訪れた静寂の時に、例えようもないほどの寂寥感とともに実感するというのが普通です。
「とても気丈に振る舞っていて」という状態は、心的に麻痺している場合であることが多いのです。
その寂しさや悲しさは、自分の中で向き合って、少しずつそれを納得させていかない限り、紛れることはありません。
その意味では、他人のアドバイスや慰めは、それを聞いたからスカッとするなどと言うことはなく、逆に負担になる場合があります。
大切な人が亡くなったという事実に向き合い、それを自分に納得させられるまでの期間を昔は「喪(も)」と言いました。
喪中である1年間は、故人を偲ぶ各種法事により、亡くなったという事実に向き合うとともに、自信も生きるためのエネルギーを取り戻すため、周囲もそれを尊重し、新しいことや負担になることをさせないようにしていたのです。
忙しい世の中になってしまっていますが、大切な人が亡くなった方というのは、立ち直るのに1年はかかるのだということを忘れずに、法事などへ出席しやすいように配慮してあげることが必要です。
■
登録2010/11/16 19:12:18 更新2010/11/16 19:12:18
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コメント
そうですねー。。。(
ちぃ
)
自分は、
近しい間柄の人を最近、亡くしました。だから、リンクします。
気丈に振舞う。
そこは、自身、意識というか自覚あります。そして、振舞うことにも意味があると感じています。
すべて、必要必然だなーと。重さはやっぱり今もあります。その瞬間を想像したら、
ぎゅっと心、苦しくなって、痛みが走ります。
だから辛いし、苦しい。どんな心境だったのか、心を重ねると、ものすごく重くなります。
でも、重くなってるだけでは、彼の死は、うかばれないと、悟りました。
彼の弟さんの想いを大切にしたいと、感じます、今は。
弟さんから「今までご迷惑をおかけして、ほんとうにすいませんでした」と、メールがありました。
自分は・・・・
「迷惑なんて思ってないです。自分は・・・彼と出会えてよかったと思っています」と返信しました。
頭脳を働かせず、感覚で書いたから、本心です。
たしかに、ストーカー的な部分はあったけど、でも、いつも、自分の事、気にかけてくれた。
「ちぃが笑って居てくれることが自分の活力になる」って、嬉しい言葉もくれた。
「ちぃの笑顔が、大好きや!」って・・・・。
あー。。。すいません、田子猫さん、想いに、入りすぎてしまいましたー
記事を読んで、いろいろ考えました。田子猫さん、ありがとうございました!
2010/11/16 22:34:10
こんばんは(田子猫)
すごく悲しみや苦しさ、罪悪感などが伝わってきました。
悲しみや苦しさがわき出して、ぐるぐるし始めたら、遠慮せずに手を伸ばすようにして下さい。
2010/11/17 22:34:18
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プロフィール
産業カウンセラーは、心理学的手法を用いて、働く人たちが抱える問題を、自らの力で解決できるように援助することを主たる業務としています。
その仕事は、時代とともに変化してきました。創成期は高度成長時代の初期にあたり、地方から集団就職してくる若者の援助者として。高度成長時時代のピークには、OA革命に象徴される職場環境の激変の中における、メンタルヘルス対策の推進者として。そして現在は、リストラに苦しむ多くの人たちや、過度なストレスにより心身の不調をきたす人たちの良き理解者・援助者として活躍しています。
また、産業カウンセラーには、その学識、技能および素養によって段階があり、資格取得後も日々自己研鑽に励んでいます。
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