ロゼッタストーン静岡ブランチ-ブログ- [カウンセラー雑感（オンラインカウンセリング）]

私はRL（リアルライフ：ここでは現実世界）でのカウンセリング歴よりもボランティアでのオンラインカウンセリング歴が長かったため、バーチャルな手段を用いるカウンセリングに対する拒絶感も無ければ効果に対する過剰な期待も持っていません。言うなればただの一手段という認識です。
まだまだ、RLで対面してカウンセリングを行う事こそが全てで、オンラインカウンセリングはRLのカウンセリングにクライエントを引っ張りだすための手段であるという認識の方も多くいらっしゃいます。
実際には、カウンセリングをするためにカウンセラーがいる場所まで出かけて行くというのは、予約を取るまでの手続き、実際に会うという心理的負荷、交通費という経済上の問題、移動にかかる時間等、様々な制約事項が発生します。それがクリアできる条件が揃って初めてRLでのカウンセリングが成立するのです。
逆に言えば、苦しみを訴えたいのに、会いに行かなければいけないという制約故に誰にも話が出来ないという苦しみまでをも抱え込んでしまう方もいるという事です。
もちろんカウンセリングは遊びではありませんので、１セッション何分とか、それにかかる費用は当然発生（費用は企業内やボランティアなどの場合は無料になりますが）するとなどという枠組みがあります。
オンラインでのカウンセリングは、場所や時間の制約がRLとは違う、つまりはお互いがどんなに離れていても、画面や電話などを通してリアルタイムで会話が出来るという利点があります。
欠点は、オンラインでカウンセリングされている方なら誰でも分かっている事、つまりは言葉以外の情報がほとんど遮断されてしまう・チャットやメールであれば、打つ速度や返す速度、文字故にきつく相手に伝わってしまう事があるなどという事です。

私は、オンラインであっても、RLであっても、特性を良く理解して各種手段を使い分け、それがクライエントの役に立っていればいいのではないのかなと感じていますが、皆さんはどうお考えでしょうか？