
熊本地震から2年7ヶ月ぶりに復興グランドオープンした「四季の味 やまもとや」。勿論、震災以前から利用させて頂いている食事処だが、70年間培われてきた優しい味わいに魅せられ、足繁く通うようになった。気づけば数年が経ち、現在は熊本地震復興のシンボル的存在として、多方面から注目を浴びているのがすこぶる嬉しいことである。
和食文化が世界無形遺産に登録されて以来、国内よりも海外で和食が見直され、今ではヨーロッパ(特にフランス)を中心に、世界各国で和食が爆発的な人気を博し、健康食、長寿食、美容食として珍重されるようになった。最近、「日本人として生まれ育って良かった!」と何度も豪語したいほど、和食の虜となっている筆者でもある。
実は、本日も「四季の味 やまもとや」に足を運び、同店自慢の「松花堂」を頂いた。また、本日より社長以下、管理職が、月一回一堂に集まり、勉強会をスタートすることになり、不肖わたくしめがレクチャーを担当することになった。よって、本日午後3時より、第一回勉強会を開催し、近代現代の食文化の変遷や接遇についての概論を2時間ほど語った。
参加者は、皆真剣な眼差しで耳を傾けて、特に、「オーギュスト・エスコフィエと村上信夫」や「質の量化、量の質化。」についての語りは、メモをしっかりと書き留めてくれていたようだ。
4月14日で、熊本地震から丁度3年となる。壊滅状態に陥った益城町の復興はまだまだ時間が掛かるものの、同店の存在は眼を見張るものがあり、町内の方々も心休める食事処として宴会や法事などで利用し、また、町外、県外からも噂を聞きつけ、美味しい懐石料理に舌鼓といったお客も多い。
同店の目指すところは、「和食の素晴らしさ」をお客様に日々提供することにある。山本紘士料理長(次男)も苦労の日々が続き、同店全体を管理する山本剛大統括店長(長男)も東奔西走の毎日。更に、扇の要となる山本正一郎代表取締役(父)は、バックヤードで店全体の世話をしながら、三代目となる息子たちを、優しく厳しく見守っているのである。
▼本日食した「松花堂」










◎四季の味 やまもとや公式サイト
http://www.dandl.co.jp/yamamotoya/

〒861-2231 熊本県上益城郡益城町安永575-2 TEL: 096-286-2017
◎四季の味 やまもとや過去記事
http://www.dandl.co.jp/rsblog/index.php?mode=category&aim=yamamotoya

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