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「お客さまは神様の時代」の終焉・・・

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 最近聞いたことだが、或るコンビニオーナーの話では、今からの時代は「お客さまを選ぶ時代」へ突入したと言う。これは、どういうことなのか、筆者なりに考察することにした。

 先ずは、コンビニでは、どのような問題が起こり得るのかをチェックしてみることに。

<コンビニで予想される問題点>

1)買い物をせずに、駐車場に長時間エンジンをONの状態で駐車する。
2)トイレ利用は無料だが、使い方が荒く、汚しても放置する。
3)トイレットペーパーを盗む。
4)消毒用アルコールを盗む。
5)レジ前に並ぶと、気忙しい人が後ろから迫ってきて文句を言う。
6)購入したものを車内で食べて、ゴミを駐車場に放り捨てる。
7)災害時に、一人1本のペットボトルの水を全て買い占める。
8)商品棚の弁当を触りまくり、結局、買わずに去る。
9)家庭ゴミとして処分すべきものを、コンビニのゴミ箱に捨てる。
10)小物を万引きする。
11)立ち読みしながら、漫画の写メを撮る。
12)若いアルバイト女性に声を掛け、個人情報を聞き出そうとする。
13)ツーリングの待ち合わせ場所として使い、駐車場を埋め尽くす。
14)入り口近くに座り込み、通行の邪魔をする。
15)ATM利用者のすぐ側に立ち、覗き込む。
16)商品棚を見ている人の横から入り込み、商品を奪う。
17)飲料水コーナーの冷蔵庫ドアを激しく開閉する。
18)入り口中央にバイクを停めて、歩道を塞ぐ。
19)電子決済に馴れず、いつまでも人を待たせる。
20)手指消毒もせず、マスクも装着せず、大声で話す。

 以上のように、ランダムに列記してもキリがないが、「第三者に迷惑になることを顧みない人」=「民度低き人」ということになる。(良い子は絶対に真似しないように!!!)

 狭いコンビニの店内や駐車場で、毎日のように上記のような愚行が繰り返されるのであれば、店の客質が悪いとイメージダウンになるばかりか、常連客も激減することになり、売上も減少して行くに違いない。「お客さまを選ぶ時代」と言うのは簡単だが、さて、具体的にどのような秘策を講じ、従来システムの改善を行うのだろうか!?

<ニューヨークのタクシーに乗った親子の話>

 昨日の話だが、或る親子がニューヨークでタクシーを利用した時の話を聞かせてくれた。スマホを見ると周囲近くのタクシーが表示され、個々のタクシーには点数が付いているらしい。点数は、タクシー利用者がそのドライバーを評価した平均値が表示されることになる。

 評判が良く、安心安全に利用できるタクシーは点数が高いので、タクシー利用者はそれを優先的に選べる訳だ。しかし、評価は一方通行ではなく、逆に、タクシードライバーが利用者を評価する仕組みもプログラム化されているので、利用者の善し悪しを見透かされることになる。

 従って、どんなに点数が高く評判の良いタクシーをクリックしても、その利用者が日頃からモラルが低かったり、色んな問題を引き起こしているのであれば、タクシードライバーから無言の乗車拒否をされることになる。なるほど「お客さまを選ぶ時代」の最たるシステムということだ。

 「お客さまは神様の時代」から「お客さまを選ぶ時代」。これまで、「金を払う方が偉い」、「客だから無理難題が罷り通る」、「客だから上から目線は当然」と、日常的に履き違えている人たちは、新しい「お客さまを選ぶ時代」では弾き飛ばされるターゲットになってしまう。

 そこで、不満を持った客が、騒ぎ暴れようが、消費者センターに駆け込もうが、大声で恫喝しようが、新しい時代では、何も通用することは無くなる。更に、スマホに色んなIDが紐付けられれば、極端な話、難癖人間は完全孤立の状態となり、いくら言い訳しようが、遮断の壁を目の当たりにする。

 先ほどの、ニューヨークのタクシーに乗った親子の話に戻るが、父親がタクシーを降りようとドアを開閉する時に、その子(娘)が「パパ、タクシーのドアは静かに丁寧に閉めてね!私の点数が下がるから!」と注意されたと言う。

 日本国内のタクシーはすこぶる便利な自動ドアであるけれども、なるほど、海外ではドアの開閉や乗り降りの所作、車内での会話などにも配慮すべきが、タクシードライバーに対して、利用者としての高評価に繋がることになる訳だ。

 度々、筆者の記事に登場するザ・リッツの「We are Ladies and Gentlemen serving Ladies and Gentlemen」のタクシー版が、米国ニューヨークで実際に動き出しているところが、非常に興味深く、聞き入ってしまった次第。時代は刻々と「お客さまを選ぶ時代」へと急変し、それがグローバル・スタンダードになりそうだ・・・。


▼写真はイメージ:良い子の集まり
snoopy



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写真・文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2022/6/13 12:00 am

久しぶりの「天ざる+おにぎり」とカツカレーの話

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 二日続けて、熊本ホテルキャッスル訪問となった。

 本日は、大切な打ち合わせが、午後2時から入っている。午後2時からとなれば、当然、相方さんは食事を済ませて来るであろうから、グルグル鳴るお腹と相談して、同ホテルに早目に足を運び、1階ダイニングキッチン九曜杏にて食事をすることにした。

 ところが、生憎の雨で車が進まず、なかなかホテルへ辿り着かない。普段であれば15分ほどで到着するはずが、30分以上掛かった。結局、午後1時頃にレストラン入りして、メニューを開き、目移りしながらも、最終的には、食堂部長オススメの「天ざる+おにぎり」(筆者仕様)を注文した。

 本当に久しぶりなので、目に涙を溜めながら、ざる蕎麦と大量ワサビを堪能した。あっと言うまに、完食。いつだったか、蕎麦専門店の喧しい店主の「蕎麦は出されたらサッと食べんと、伸びるけんね!」と言うのが口癖だったのを思い出し、苦笑い。(それ以来、そのように努めている。)

 それから、サクサクに揚げられたエビや魚、野菜の天ぷら。これが堪らない。塩二種を交互に付けながら、甘塩を楽しむ。口の中でサクッとコロモが割れると、ジューシーなエビが踊り出す。野菜は、蕎麦つゆにちょいと漬けて、その後におにぎりを頬張る。お得な、天むす気分となる訳だ。

 それからデザートを平らげ、大切な打ち合わせの態勢を整えた。

 午後2時前に、相方さんが現れた。数年ぶりの再会であったが、カウンターにて、筆者の左手に腰掛けた。「あの、食事してないので、ランチ頼んでいいですかね!?」と一言。あれま、だったら、天ざる+おにぎりを食べずに待っておけば良かったと・・・。

 相方さんが注文したのは、カレーランチ(三元豚)。すかさず、マネージャーへ「この三元豚を甘味のある脂の別のトンカツ(写真下のイメージ)に変えて欲しい!」と伝えたのであった。しかし、出されたのはかなり薄いヒレカツだったので、「あらま!」となった。

 注文の詳細を伝えるのは、簡単なようで、結構難しい。こちらのイメージを絵で描き、説明を加えれば最高だが、口頭となると、なかなか伝わらないことが多い。本来ならば、注文通りでなければ作り直す必要があるが、相方さんは黙ってパクパクとカレーを食べ切った。

 予算をどうのこうの言うような相方さんじゃないので、そこは機転を効かして、こちらの注文をしっかりと受け止めて欲しかったのだが、厨房を見ると、料理長もセカンドも休みのようなので、若手調理人には任せられなかったのかも知れない。しかし、残念無念!!!

 昨日は、その若手の若手調理人が、一所懸命になって冷製パスタを調理し、盛り付けを行ったので、今日も大丈夫かと思ったが、仕方ない。料理は一発勝負なので、レストランでは、注文を正確に受けるか否かで命取りとなる場合もある。特に常連さんとなれば、尚更である。

 何はともあれ、相方さんも筆者も程良く満腹となったので、そのまま穏やかな話し合いをスタートすることができた。


▼筆者仕様の「天ざる+おにぎり」
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▼かわいいデザート
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▼相方さんが食すはずだったカツカレー
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▼昨日、若手の若手調理人が作った冷製パスタ(これは、絶妙!)
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  • posted by Chikao Nishida at 2022/6/12 12:00 am

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