▼写真は八景水谷公園の「鷺」(決して「詐欺」ではない)
自分の方から食事を誘っておいて、堂々とご馳走になるというのは、厚顔無恥なる「おねだり」ができる人種である。女性だからご馳走になるのが当然という考え方だが、恋人でも妻でもあるまいし、理解不能となる。
京都の床にて芸妓さん、舞妓さん、そして地方(じかた)さんたちをお呼びした事がある。ちゃんとお代が決まっており、三味の音に合わせ、舞や唄などが披露される。更に、皆で一緒に食事をする訳だが、確とギヴ&テイクが存在する。
しかしながら、夜の帳で接待業ありきの飲食店では、高尚なるギヴ&テイクが存在するはずがない。1時間半ほどで2万〜5万も支払って、何を得ることもなく、何も残らない。無駄な時間とお金の浪費となる。
下ネタ全開の阿呆トーク。その場にいない人たちの悪口ばかりで、宴たけなわとなる。面白おかしく誹謗中傷や揶揄が続き、誰と誰が付き合っているとか、誰がポルシェのビンテージ物を買ったとか、脳みそに蛆虫がわくばかり。
まあ、気の利いたクラブでは、グルメ談義が繰り広げられることもあるが、自腹を切って、京都の料亭や五つ星ホテルのレストランへ行く訳でもなし。他人の財布を宛にしたものばかりで、体験談と言っても価値がない。
世の中の経営者の変なおじさんたちで共通しているのは、真面目な仕事の打ち合わせよりも、夜の帳の女性群との同伴を第一義と考える人も少なくない。男性にはキツく、女性群には鼻の舌を伸ばし、地面にぞろびいている(熊本弁 ※1)。
全ては価値観の問題であるから、どれが良い、どれが悪いと言うことではない。ただ、厚顔無恥なる人種のリップスサービスを信じて、神輿を担がれても、後の祭りと言う訳だ。まあ、モテないおじさんが、お金でモテるのだから、その程度。
そんな醜態を見せる親父の妻や娘たちは、どんな気持ちでいるのだろうかと。多分、「チーン♪」と音がして、白い目をして、中指を立てているに違いない。世の中の変なおじさん方、夜の帳でモテても、「一銭がつもなかとですよ!(熊本弁 ※2)」。
上の理屈が理解できず、新型コロナウイルス感染の恐ろしさを知らぬから、夜の帷でクラスターもどんどん増えて行くだけの話・・・。実に情けない。
※1 ぞろびく=引きずる
※2 一銭がつもなかとですよ=一銭にも値しないんですよ
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