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曖昧な表現が多い文章は、ツッコミどころ満載!・・・唐突なる『依頼書』について。

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 数日前に、面識のない方から『依頼書』が届いた。

 あくまでも、その方を揶揄するものではない。『依頼書』であるからには、その内容が筆者へ正確に伝わる必要があり、筆者はその依頼内容を十二分に把握した上で、判断を下さねばならない。

 先ず驚いたことは、重要な文書であるべきが、会話調の表現があちこちに目立ち、やや違和感を持たざるを得ず、その方の本音がどこにあるのか、どの程度深く考えているのかなど、読めば読むほど、ツッコミどころが満載となった。

 開封早々に違和感を覚えたのは、『御連絡・御依頼』というタイトルである。この場合は、『○○○○○依頼について』というように、アイキャッチ良く、読む側にダイレクトに本旨が伝わるタイトルを付けるべきである。

 次に、(1)『まずもって』、(2)『つもり』、(3)『おそらく』、(4)『かもしれない』、(5)『連絡差し上げました』、(6)『ご提示をさせていただきたく考えております』などの表現には、首を傾げてしまうばかり。

 理由は、以下の通り。

 (1)は『先ず』で宜しかろうと。(2)は曖昧な気持ちの表れとして受け止めざるを得ない。(3)、(4)などの『推論』は『依頼書』の中では不要である。(5)は冒頭で書くべきもので、本文後半に書くべきものではない。(6)は長ったらしく読むに耐えない。

 決して、この『依頼書』を頭から否定し、小馬鹿にして読んでいる訳ではない。しっかりと、自分自身の頭の解析装置を使って、自らの読解力の訓練並びに自己診断しながら拝読していることをご理解願いたい。

 中でも、相手に対して遣ってはならない禁句は、(2)『つもり』である。『○○○するつもりはありません』ではなく、断言する必要がありはしないか。よって、『○○○することはありません』と書くべきだ。

 上述のように、相手に『真意』を伝えるべき大切な『依頼書』であれば、全てに『確証』をもって『断言』しなければ、折角届いた重要な『依頼書』に対して、筆者はその文意を鵜呑みにすることはできない。

 『依頼書』や『企画書』などは、思いの外、容易に書けるものではない。自戒を込めての話だが、特に面識のない方へ『依頼書』などの書簡を送付する場合は、アイキャッチ宜しく、理路整然とダイレクトに、且つ、シンプルに書くことが必要だ。

 今回、唐突なる『依頼書』を拝読し、日頃の自分自身の文章に対しても考えさせられ、非常に勉強になった。

CHIE2022


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写真・書・文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2022/11/14 12:00 am
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