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人材育成は、「被害者」の救済から!

▼「迷走」のイメージ写真
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<負のスパイラルからの脱出>

 人は誰しも、迷走する事がある。自覚のないままに、「迷走のお化け」に噛まれて、二進も三進も行かず、心が固まる。身体も固まる。そこで痩せ我慢するから、迷走に拍車が掛かる。弱音を吐かぬから、無理が来る。無理をするから、歯車が狂う。よって、迷走という負のスパイラルから脱出不能となっている。

 その時、可能な限り平常心を取り戻し、一歩、二歩引いて、周囲の人間関係をじっくりと検証することをお勧めしたい。そこで、己の迷走の原因となっているものが、俄かに見えてくるはずだ。因みに、迷走の原因が、仕事のプレッシャーではなく、人的プレッシャーであることが多い。

 ここで気づけば、しめたもの。延々と抜け出しきれなかった負のスパイラルから、即座に脱することが可能となる。昔、或る精神科医が患者に「今の自分が、何が原因で今に至っているか分かれば、心の病から脱します。」と言っていたことを思い出す。「何が原因で・・・」が問題となる訳だ。

<人材育成を指導する側の心得>

 元々、素行の悪い人間に正しいベクトルを示唆したとしても、時間の無駄、エネルギーの無駄となる。改心の可能性は、思いの外少ない。人材育成は、劣悪な仕事環境下に埋まっている「被害者」の捜索が最優先であり、その「被害者」こそが人材育成の対象としては最適となる。

 繊細で気弱な人たちは、大抵の場合、民度の低い荒々しい輩の餌食となっている。「被害者」として、静かに耐えていることが多い。組織の規模が大きくなればなるほど、埋まってしまう「被害者」の数は増えてくる。それを、早期に発見し、救出しなければならない。

 そして、救い出した「被害者」の心のケアを開始する。「安心安全な環境」を提供し、「信頼できる人間関係」を再構築させることが先決だが、「被害者」だった人間が育つ速度は、棚ぼた職位に有頂天となっている輩を鍛え上げるよりも、遥かに少ない時間で完了する。

 気弱だった人間が、一度自信を取り戻すと、見る見る間に、頼もしい「企業戦士」に育っていくのである。


▼「ホッとした時が戻った」のイメージ写真
DFD_7331



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文責:西田親生

                             

  • posted by Chikao Nishida at 2019/10/19 02:29 am

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