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メタバースの時代に、国盗り物語!?

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 2007年には、既に、本格的な仮想現実世界「SecondLife」が存在していた。それから15年が経過し、最近では「メタバース」という言葉が飛び交っている。特に、コロナ禍の時代、遠隔でのコミュニケーションツールが進化を遂げて、教育分野を中心に、行政や企業の会議、異業種間グループでの会合などに利用される時代となった。

 そんな時代に突入しているにも関わらず、ユーラシア大陸では国盗り物語が繰り広げられている。それも聞くにも見るにも耐えない、殺戮が常態化しているのである。集団虐殺、そしてピンポイントで狙われた人物の毒殺など、非道極まりない蛮行が繰り返されている。それも、一国の権力全てを牛耳った狂人の悪魔のような業ある。

 時には、アニメのキングダムや進撃の巨人、更には話題の鬼滅の刃や呪術廻戦などを見ることがある。勿論、バーチャルな世界またはイメージの世界にて拝見しているけれども、アニメは我々に語り掛け、人としてどうあるべきか、警鐘を鳴らしているのである。しかし、上述が現実世界のものとなっているのだから、他人事では済まされない。

 蛮行を仕掛け、殺戮を繰り返す鬼畜に、人間としてのメンツやプライド、落とし所など不要である。時代錯誤も甚だしく、さもしい個人の稚拙な妄想を、誰一人として理解できるはずがない。しかし、日頃から恩恵に預かっている輩は、その利害関係のみに傾注し、暴君の暴走、爆走を「致し方ない」と黙認しているに過ぎない。

 古い歴史書を紐解き、歪曲し、自分に都合の良い論理展開にて、時代錯誤の暴力、武力による国盗り合戦。民間人が虐待を受け、大勢が死んだとしても、知らんぬ存ぜぬと、のうのうと虚言を発し、プロパガンダで地球上を煙に巻くことで、悪行三昧の日々を送っていることなど、常軌を逸している。

 この虐待に関与している人物の共通点は、せせら笑いにて目の玉がどろんと澱んでいるところだ。平和を望む人間との大きな違いは、アドレナリンが噴き出す出所が異なる。人の苦しみや悲しみを見て、含み笑いをしながら、じわじわと滲み出てくるアドレナリンに依存しているところが、非常に信じ難い。

 2007年にスタートした仮想現実世界の「SecondLife」を思い起こしても、平和なSIMを楽しむアバターと、常に悪事を働き、ストーカーや平和なSIMに侵入し、悪行三昧を楽しむ輩も多かった。ゲーム的感覚だからこそできるようなものの、それが現実世界であれば、ユーラシアの国盗り物語と同じことである。

 ユーラシア大陸を統治する大将軍、皇帝になりたいのであれば、SIMの世界で豪邸を建て、絢爛なる城を建造し、美人アバターを沢山はべらして遊んで貰えば良い。今繰り広げられている大量虐殺は、将来の歴史書で「今世紀最大の汚点」として取り扱われるだろうが、歴史家がペンを持ちたくもないほどの蛮行として記録されるに違いない。


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  • posted by Chikao Nishida at 2022/4/9 12:00 am

メタバース時代を予見していた、SecondLife!

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 仮想現実世界SecondLifeが日本に初上陸したのは、確か2007年だったと記憶する。当時、大手広告代理店や大手メーカー、ブランドなどがこぞってSecondLifeのSIM(256mx256mの正方形の島)を入手し、企業イメージ拡散、新商品発表、更には、様々な世界規模のイベントを開催していた。

 SIMでは仮想通貨が存在し、仮想通貨を稼いで、リアル世界で起業した人もいた。記憶に残る話としては、米国在住の或る中国系の若い女性は、SIM不動産業を営み、短期間にリアル世界で1億円以上を稼ぎ、起業したと言う。

 仮想通貨はリンデンダラー。それを、リンデックス社を介すると、自分のリアル口座にドル建てで振り込みがあった。無料で参加できる仮想現実世界だったが、中には多種多様なドレス、ウィグから腕時計や高級外車、更には武器弾薬、ヘリコプターから飛行機までが販売された。

 車を購入したアバターは、仮想現実世界のF1コースで走ったり、武器を担いで仮想敵国の兵士と戦ったり、悪さをするアバターを撃退するために、BANできるピストルやライフルを使用して、SIMの警備にあたる警察官も多く存在していたのである。

 また、アバター同士の接点にて、婚約、結婚に漕ぎ着いた人たちも多かった。筆者の知る限りでは、海外のSIMで国際結婚式を挙げたり、国内でもSecondLifeにて恋が芽生え、現在でもリアル世界で平穏なる結婚生活を送っている人もいる。

 そんな地球規模の仮想世界に魅了された人間の一人が筆者である。弊社で管理運営するSIMを2島保有し、そこには、実寸大で熊本城(大天守、小天守、宇土櫓/熊本市)と111年の歴史を誇る芝居小屋の八千代座(山鹿市)を建造して話題になった。

 現在は、一つのSIMのみ残り、バーチャル熊本城は写真下の通り、仮想世界の中で現存している。よって、2016年4月に熊本県を襲った地震で多くの櫓が崩落したが、仮想世界では熊本地震前の威風堂々たる熊本城の姿を見ることができる。

 当時は、海外からのツアー客が我々のSIM(KUMAMOTO JAPAN)を訪れ、添乗員(イタリア人)から熊本城の歴史やその造りなどを問われ、日本時間午前4時にも関わらず、詳細を英語で語ったことがあった。因みに、年間二十五万人ほどのアバターが、我々のSIMを訪ねた。

 KUMAMOTO JAPANのSIM会員は六百人程度。日本人がほとんどだったが、中には海外からのアバターのオファーもあり、自分の好きなショップを営んでいた。よって、主力メンバーのショップや自宅(マンション)などを、毎晩建てていたのが筆者だった。

 振り返ると、2007年には、メタバースという言葉は一般的ではなかったが、最近ようやく仮想空間、仮想現実世界への関心が世界的に高まってきたように思える。特に、コロナ禍となり、アバターの存在価値は高まり、近い将来には、メタバースが当たり前の時代となるのではと期待している次第。

 これからのメタバースは、世界も時代も過去の仮想現実世界と比較すれば、遥かに高いレベルにて現実世界に影響を及ぼすのだろうと・・・。


▼2015年に撮影したリアル世界の熊本城(Nikon Df+Nikkor20mmオールドレンス)
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▼2007年に建造した仮想現実世界SecondLifeに現存する熊本城(800時間をかけて制作)・・・昨日、実際にSecondLifeのKUMAMOTO JAPANに入り込み、バーチャル熊本城を撮影してみた。
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▼テレビ熊本(TKU) 仮想現実世界の支局
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▼熊本放送(RKK) 仮想現実世界の支局
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写真・文責:西田親生

           

  • posted by Chikao Nishida at 2021/12/6 12:00 am

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