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言葉が通じぬじれったさ・・・

◎記事と写真は関係ありません

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 同じ日本語を喋っているのに、なかなか相手に言葉(心)が通じない時がある。皆さん、そんな思いをされたことはあませんか!?

 相手によっては、電話を掛けると、手隙となればさっとコールバックしてくれる人もいれば、うんともすんとも無反応の人もいる。また、書簡を送ればしっかりと返信してくれる人もいれば、読んでもらったかの電話で確認しても、読む暇がないと逃げる人もいる。

 ビジネスで大切なのは、リアクションである。そのリアクションを見れば、その人なりの人格、資質なりが浮き彫りとなってくる。最近面白いことがあった。SMSでニュースを送っている数十人の中で、二人だけが受け取りができないように設定を変えている。

 別に受け取りを拒否されても問題はないけれども、それが、送信者に分かってしまうところを、理解していないのかもしれない。よって、そのボタンを押すと、強制的に送信できるようになっているのもSMSの悪戯であるのかと、苦笑いをしてしまった。

 ネット事業をスタートして27年目に入っている。デジタルな世界になればなるほど、相手の挙動なりがガラス張りのように見え隠れするが、それは面白そうに見える反面、実は、自分自身の愚策なり愚行なりを晒すことになるので、非常に危険としか言いようがない。

 これまた最近の話だが、こちらが一所懸命丁寧に説明していても、初手からフィルターを掛けて聴く耳持たぬ人や、都合の悪いところは全くリアクションなく、一方通行の言葉だけが返ってくることが多いように思えてならない。

 その要因として、自分自身に丁寧さが欠けているのか、表現力が稚拙なのかと、色々と考え込んでしまう。しかし、時系列も含めて、しっかりと分析をした上で文章を書いているので、ただただ胸筋を開くのが不得意な人なのだろうと思うようにしている。

 諄いようだが、同じ日本語を喋っていても、核心に触れる大切なところで綾取りゲームとなってしまうと、出るべき結論が出なくなってしまう。これこそ、ヒューマンコミュニケーションの難しさなのだろうと、自戒を込めて猛省するばかり。

 しかし、自分自身の言葉が相手に通じないのは、思いの外、辛いものである。そして、とても苦しいものである。

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写真・文責:西田親生

         

  • posted by Chikao Nishida at 2021/12/24 12:00 am

古典山鹿弁の話・・・

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 写真群は、一ツ目神社(ひとつめじんじゃ)の鳥居や本殿。山鹿市の震岳(ゆるきだけ/別名:山鹿富士/標高:416.3m)の裾野、一ツ目水源の手前にある小さな神社である。実は、昔々の話だが、この神社近くに、天然記念物のモウセンゴケ(食虫植物)が自生していると聞いていたので、それを見つけに散策したのだが、残念ながら確認することができなかった。

 今日の本題は「古典的な山鹿弁」。

 筆者は転勤族であったので、中学校1年生からは熊本県外に住んでいたが、ふと、小学校6年生までに祖父や祖母たちが話していた方言(古典的な山鹿弁)を思い出したのだった。

 山鹿弁と言っても、熊本市内の熊本弁にほぼ近い。よって、以下の山鹿弁のサンプルは、熊本人であれば大抵理解ができるものだろうと・・・。

 先ず、「あばかん」という言葉は分かるだろうか?何とも言えぬ表現だが、標準語では「多い、大勢」という意味となる。更に、「あば」はどうだろう。ダンシングクイーンの「ABBA」ではないことくらい直ぐ分かるが、それが「新しい」という意味だと知る人も少なくなって来た。

 では、「ぜいたん」はどうだろう。何と「下水」のことである。「さしより」はどうだろうか。これまた、標準語と思っている熊本人が多いのが面白いけれども、意味は「とりあえず」ということになる。・・・生粋の熊本弁である。

 食事処で食事を終えて割り勘の時に、「さんにょしてはいよ!」と言うことがある。「さんにょ」とは計算なので、「計算してください!」という意味になる。

 また思い出したのだが、明治生まれの爺様の言葉が面白かった。リーガルのスニーカーを見て、「その地下足袋はあばだろ?」と言う。明治時代には、スニーカーという物がない訳で、見た目に「地下足袋」という名称を用い、「そのスニーカーは新しいんだろ?」と言ったに違いない。

 こんな言葉に笑ったこともある。新しいベルトを見た老人が、「おお、よか帯革なあ!」と。ベルトという英語ではなく、「革でできた帯=帯革」・・・よって、標準語訳は「おお、素敵なベルトだね!」となる。他にも、「てんげ」、「てぬき」など意表をつくような物の呼び方もある。前者は何と「手ぬぐい」で、後者は「手袋」となる。

 ある日のこと、同じく明治生まれのおばあちゃんが独り言を呟いていた。「かぜんさよさよとふいてかる、はっぱのひとつぽてちおちてかる・・・」と。標準語訳は、「風がそよそよと吹いて、葉っぱが1枚パサっと落ちてから・・・」となる。

 書き綴れば切りがないので、そろそろエンディングとするが・・・

 最後に、「うしたる」とはどういう意味なのだろうか?これはお風呂であればオーバーフローというイメージを浮かべていただければ分かり易い。「ふろんゆのうしたりよったい!」=「お風呂の湯が溢れ出しているよ!」となる。他、「みそしるのうしらんごてはこばんといかんばい!」=「味噌汁が(器から)溢れないように運ばないといけませんよ!」となる。

 方言は、「言霊」。とにかく、方言は面白い。熊本人が熊本弁を聞いても笑えるように・・・。

 長々と下らぬ話を聴いていただき、「ちょうじょうよ!」。(※敢えて訳さぬことに)

 
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/12/27 02:42 am

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