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わび・さびの世界・・・

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 椿や牡丹の花は、桜のように花びらが1枚1枚散るのではなく、花・萼(がく)ごとポタリと地面に転がって行く。よって、斬首を指す時代もあったと聞いている。今回は、その不吉な予感をもたらすとされた、椿の終焉の頃を敢えて撮影することに・・・。

 武田信玄も愛用したと言われる、「辻が花」(一度途絶えたが、明治時代に復元された幻の染)。その「辻が花」こそが、「JUST BEFORE FALLING」を描いたものであり、和文化の「わび・さび」の世界に通じる。そこに描かれているのは、椿の花と葉。雨風に打たれ、葉には「斑(ふ)」や虫食い、そして水滴が乗る。葵の葉も「斑」があり、全てにシンプルなデザインではあるが、静かに終焉を迎える花々の、夢幻の美を放とうとする、か細い息吹さえ感じる。

 これを海外の方々へ説明するのは、至難の業である。しかし、先般「WABI-SABI」と題し、数点の写真をアップしたところ、思いの外、海外の方々の反応は良かったようだ。ちなみに、「True beauty before falling」という解説を付けてみたが、果たして、「わび・さびの世界」がしっかりと伝わったか否かは定かではない。また、自信もない。


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/4/11 01:14 am

町場のお寿司屋さん

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 一昨日、汗まみれなって撮影しまくった水前寺成趣園。・・・すぐにオフィスに戻ろうかと思いつつ、鳥居横に喫茶店のようなお寿司屋さんを見つけた。いや、実は、以前書道教室が催されている時に立ち寄ったところだった。

 実にユニークな寿司店のようだが、40年の歴史を持つという。女将に「特上できますか?」と聞けば、店主は犬のお散歩中。暫くして、店主が戻り、黙々と特上握りを作ってくれた。

 公園内を何度も行き来して、水分補給もしてなかったので、少々フラフラだった。吸い物が沁みるように美味かったので、体全体が塩分と水分を欲しがっていたのだろうと。筆者も握って出されるものを、パクパクと頬張り、あっという間に完食と思いきや、イカを素材にした変わり寿司が出された。何やら「水前寺の鯉」とタイトルも付いているとかいないとか。

 その「水前寺の鯉」は、真鯉と緋鯉があり、端午の節句頃に出す、季節限定のものらしい。「食べる前に炙りますから!」と店主。じっくりと眺め、スマホで失礼だったけれども、撮影を終えて、炙って食べた。塩をトッピングであっさりして美味かった。

 店主と女将と三人の店内。書や写真の話で盛り上がった頃に、子連れの中年男性が入ってきた。多分、子供にオヤツを食べに連れに来たのだろうと。そろそろ帰ろうかと思ったら、店主が「サービスです。鮎です。」と言って、鮎の炙りを出してくれた。これまた、今年になって初の鮎である。すごく美味かった。

 町場のユニークで意表を突くような寿司店「葵」。水前寺成趣園鳥居のすぐそばにあるが、また、取材の時は立ち寄ろうと思った次第。

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▼変わり寿司「水前寺の鯉(緋鯉)」
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▼鮎の炙り
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  • posted by Chikao Nishida at 2015/5/4 12:03 am

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