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大宮神社(山鹿市)を訪ねる・・・

▼拝殿は修復中にて全体像の撮影不可

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 800年の歴史を誇る山鹿温泉。山鹿市立山鹿小学校グラウンド横に、大楠に包まれた古いお宮さんの「大宮神社」がある。紙と糊だけで作られる山鹿灯篭(ペイパークラフト)の発祥の地としても知られる。社務所横には、山鹿灯籠を展示する燈籠殿があり、小さな神社であるが、見所満載である。

 その中で、今回発見したのは、「犬子ひょうたん(いんごひょうたん)祭り」の主役である、瓢箪を抱いた犬の石像であった。同祭りの起源は江戸末期と聞いているが、当時、一匹の子犬が疫病から山鹿を救ったという伝説に由来していると言う。

 筆者の郷里でもあり、幼い頃に神社へ行き、米の粉で作られ、着色された子犬のお守りを買ってもらった。それは疫病除けとして、自宅に戻り部屋の片隅に飾って無病息災を祈るものだったが、最初は焼き菓子かと思い、話を聞いて落胆したのである。

 初めて同神社に足を運び入れて数十年経つ。拝殿裏側の大楠は当時から変わらず元気いっぱいである。大楠の寿命から比べれば、数十年なんぞ僅かなものであろうが、昔々大楠の腹に大きな穴が開いており、そこに潜んでいた青大将を思い出した次第。


※犬子ひょうたん祭り
 毎年6月15日、八坂神社(大宮神社境内東側)にて行われる祭り。


▼犬子ひょうたんの石像
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▼燈籠殿
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▼狛犬
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▼老朽化した楼門とその彫刻
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写真・文責:西田親生

             

  • posted by Chikao Nishida at 2022/1/22 12:00 am

犬鷲夫婦のランチタイム・・・

▼メスの犬鷲らしきもの

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 今回の取材先は、菊池川沿い(熊本県山鹿市/山鹿大橋より数百メートル上流域)。以前、「午後4時半のミサゴ」とあだ名を付けたミサゴが飛来していたところである。

 到着したのは、午後4時前。土手を走行中に、先ず目に留まったのは、真っ白な大鷺。約100メートル先のところで、魚獲りをしていた。川沿いの駐車場に到着するや否や、大きな翼を持った茶色の大物が上空を旋回していた。

 「午後4時半のミサゴ」が目的だが、犬鷲のようだ。英語ではゴールンデンイーグルと格好いいが、正直なところ、肉眼でその顔を確認したことは皆無。飛び回っていた犬鷲は、上空から川の対岸の大木へ向かった。

 超望遠レンズにて撮影するチャンス。しかし、三脚に超望遠レンズを装着したカメラでなければ、手持ち撮影では、ファインダーから犬鷲の姿が見えたり消えたりして、段々と首や肩、腕が痺れれくる。

 それでも、無音シャッターにて連写で対応。初めて、大木の上で捕らえた魚を食している犬鷲の姿を撮影することができた。右側がオスで、魚を突いているのがメスのようだが、思いの外、猛禽類にしてはなかなかの美人のようだ。

 菊池市の竜門ダムで遭遇した犬鷲は、高いところから、こちらのレンズ目掛けて攻撃的な動きをしたが、今回の犬鷲はランチタイムのようで、穏やかである。それから、また別の犬鷲も飛来したが、すぐに立ち去って行った。

 それから30分後に、「午後4時半のミサゴ」らしきミサゴが一羽目の前を川下から川上へと飛んで行った。それから数分が経過し、今度は川上から川下へ二羽のミサゴが、水面スレスレの低空飛行にて去って行き、撮影の好機を逸した。

 以前よりも、大型の野鳥が多く飛来しているようで、犬鷲やミサゴが飛び交うと、鴨軍団がピーピーと警戒の声を放っている。大鷺は威風堂々とマイペースにて、水面に何度も顔を突っ込み、魚を追っている。

 今日の菊池川は水量は多かったが、水流は大河の如くゆったりとしており、水もすこぶる澄んでいる。野鳥にとっては、このような良い水質の川では、旨い魚を獲り放題であろうかと。しかし、あのメスの犬鷲はまだ魚を突いている。

 食べている魚の種類は特定できないが、多分、ニゴイではないか。美しい川に棲息するニゴイを背越しで食べている訳で、なかなか贅沢なるランチタイムを、この犬鷲夫婦は楽しでいるようであった。


▼オスの犬鷲らしきもの
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▼中央の小さな白い点が大鷺(菊池川)
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▼大鷺
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▼大鷺
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▼大鷺
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▼菊池川対岸の土手を散歩する人と阿蘇中岳の噴煙(右側)
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※撮影機材:Nikon COOLPIX P1000
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写真・文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2021/12/11 12:00 am

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