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笑顔と笑い声が絶えない、小ちゃな食事処『ひろ瀬』。ご高齢姉妹と雖も、気合が違う。

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 『お食事処 ひろ瀬』は、温泉プラザ山鹿1階(熊本県山鹿市)
にある、田舎ならではの小さな店舗。所謂、『OLDFASHIONED JAPANESE RESTAURANT』である。

 メニューを見ると、全てが安い。稲荷寿司が1個75円。ちゃんぽんが600円、かけうどんは350円だ。若い人には今一つ物足りなさもあるかも
知れないが、ダイエットしたい人には最高の健康食と言える。

 同店は、昔は本格的な寿司店だった。現在、その頃奥様だった方が、店を引き継いだもの。店舗横のショーケースには、巻き寿司、稲荷寿司などがあり、テイクアウトできるところが、その名残である訳だ。

 同店を知ったのは、熊本地震直後(2016年)だった。元々、寿司店なので、酢飯(さっぱり甘め)がしっかりしている。具も田舎らしい組み合わせで、諄くない。稲荷寿司はジューシーで、子供たちは喜んで頬張るに違いない。

 熊本地震後に足繁く通っていた同店。しかし、コロナ禍となり、高齢者への感染防止のために、敢えて、この2年以上は遠慮していた。

 本日、山鹿市にて夕刻より会議を予定していたので、ランチは、同じフロアにある『華北飯店』を利用したが、ちょっと顔出し、ご挨拶程度に同店に立ち寄ったのである。

 店内で賑々しく振る舞っている、おばあちゃん二人。筆者を見るや否や、手を挙げて近づき、「あら〜、久し振りな〜!最近来なはらんかったけん、どぎゃんしとんなるとか心配しとったたい。じぇんじぇん、変わんなはらん。ここは関所だけん、山鹿に来なはっ時は、立ち寄らんといかんよ!」(熊本弁)と。

▼熊本弁翻訳
「あら、久し振り!最近来られないので、どう過ごされているのか心配していたよ。全然、お変わりないね。ここは関所だから、山鹿に来られる時は、(ここに)立ち寄らないといけないよ!」

 自分自身を一端の大人と思っているけれども、おばあちゃんたちからすれば子供扱いとなってしまう。名刺のデザインが変わったので、それを渡すと、店内のお客さんに聞こえるように、大きな声で読み上げるおばあちゃん。(個人情報漏洩状態に苦笑)

 まあ、これが熊本らしい、田舎の山鹿らしい、元気な高齢者の姿である。折角だから、光の具合は逆行気味で良くなかったが、お二人の記念写真を撮ることにした。「笑顔が欲しいな!」と筆者が言うと、「いやあ〜、今、歯のつっかげとるけん、恥ずかしゅうして、笑えんとですたい!」(熊本弁)と。プッと、吹き出してしまった。

▼熊本弁翻訳
「いえいえ、今、歯が欠けているので、恥ずかしくて、(口を開いて)笑えないですよ!」

 まだまだコロナ禍が収まる気配はないので、これからも、このお二人のおばあちゃんには、元気一杯で、山鹿市のグルメ文化を支えて頂ければと。また、近い内にお会いしましょ!


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写真・文責:西田親生

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2022/7/21 12:00 am

大宮神社(山鹿市)を訪ねる・・・

▼拝殿は修復中にて全体像の撮影不可

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 800年の歴史を誇る山鹿温泉。山鹿市立山鹿小学校グラウンド横に、大楠に包まれた古いお宮さんの「大宮神社」がある。紙と糊だけで作られる山鹿灯篭(ペイパークラフト)の発祥の地としても知られる。社務所横には、山鹿灯籠を展示する燈籠殿があり、小さな神社であるが、見所満載である。

 その中で、今回発見したのは、「犬子ひょうたん(いんごひょうたん)祭り」の主役である、瓢箪を抱いた犬の石像であった。同祭りの起源は江戸末期と聞いているが、当時、一匹の子犬が疫病から山鹿を救ったという伝説に由来していると言う。

 筆者の郷里でもあり、幼い頃に神社へ行き、米の粉で作られ、着色された子犬のお守りを買ってもらった。それは疫病除けとして、自宅に戻り部屋の片隅に飾って無病息災を祈るものだったが、最初は焼き菓子かと思い、話を聞いて落胆したのである。

 初めて同神社に足を運び入れて数十年経つ。拝殿裏側の大楠は当時から変わらず元気いっぱいである。大楠の寿命から比べれば、数十年なんぞ僅かなものであろうが、昔々大楠の腹に大きな穴が開いており、そこに潜んでいた青大将を思い出した次第。


※犬子ひょうたん祭り
 毎年6月15日、八坂神社(大宮神社境内東側)にて行われる祭り。


▼犬子ひょうたんの石像
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▼燈籠殿
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▼狛犬
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▼老朽化した楼門とその彫刻
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  • posted by Chikao Nishida at 2022/1/22 12:00 am

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