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単焦点レンズのすすめ!!

▼60mm単焦点レンズマクロ f2.8

60C


 のんびりとレンズの実験をするのも心が安らぎ、また、次の取材の被写体をどう捉えるかのイメージトレーニングとなる。よって、筆者は1週間に1回は、カメラ本体やレンズのクリーニングを兼ねて、触りながら、装着したレンズの相性などを常に考え、カメラライフを楽しんでいる。

 本日は、標準レンズを中心に、目の前のカメラを撮影してしてみた。

 先ずは、接写に強く、カチッと写せる60mmのマクロレンズだ。これは、前玉が被写体にくっつくほど至近距離撮影が可能で、料理や花の接写によく使っているものだ。f2.8は、まあまあの明るさだが、このような暗がりで、僅かな光だけを拾う撮影には少々弱い。しかし、フォーカスがピシッと来れば、何よりも男性的な写真となるので、ポートレートでも、彫りの深い、皺などをしっかりと掴み、人間臭さを出すようなモノクロームでは力を発揮できそうだ。

 2枚目の写真は、標準の標準と言われる50mm。f1.4とすこぶる明るいレンズなので、暗がりでも強い。収差も小さく、直線の歪みが余りないので、自分が見たままの被写体を、思ったように切り撮れる万能レンズでもある。カメラ業界では、「標準にはじまり、標準に終わる。」と言われるほど、これがレンズの原点でもあり、思ったよりも奥が深い。今回の撮影実験では、被写体が一番柔らかく写ったように思える。

 最後の3枚目の写真は、35mm単焦点レンズで捉えたものだ。カメラマンには、大きく分けて、50mm標準派と35mm標準派に分かれると言うけれども、正直なところ、まだまだ悩みもあり、どちらが筆者にとって思い通りに撮れるのかの判断がついていない。室内の狭いところの撮影でも、ちょっと野外に出てスナップ写すにも、35mmの方が情報量が多く、使い勝手が良いように思えても、気が変わって、気付けば50mmを装着している時もある。

 ちなみに、料理を写す可能性が高いときは、35mmを使い、少々デフォルメの効いた写真を撮る時の方が多いような気がするが、料理が小鉢に入っているような単品の場合は、50mmも35mmもお手上げ状態となり、結局は60mmマクロを使ってしまう。また、マクロは昆虫などの撮影にも向いているようだが、その場合は105mmマクロの方がお薦めだ。何故なら、息を殺してレンズを近づけても、小さな虫が逃げてしまう。・・・まあ、天候や時と場合を考え、多くのレンズを持ち歩くのも大変なので、「今日の取材の内容」を考え、装着するレンズをシミュレートすることが、重要な前準備となる訳だ。

 写真はとにかく面白い。しかし、単にファインダーを覗いて、ズームレンズで楽々、ダラダラと数多く写すよりも、単焦点レンズを駆使して、一点に集中し、心を込めて撮影するのが、なんとも言えない緊張があり、ボケ予防にも繋がるのだろうと・・・。カメラは、何と言っても、一歩、二歩、足を踏み込んで撮影するところに、醍醐味があるに違いない。


▼50mm単焦点レンズ f1.4
50C


▼35mm単焦点レンズ f.1.4
35-C



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  • posted by Chikao Nishida at 2014/11/17 12:46 am

シャドー(影)・・・

office


 影で思い出すのは、幼い頃、運動場で自分の影や友人の影を追ったり、遊んだこと。自分の影は同体なので、どんなに走り回ろうが、自分の頭を追ってもおいつくはずはない。しかし、陽が落ちてくると、自分の影がどんどんと大きく育ち、ポーズによってはバルタン星人のようなでっかい宇宙人と化すのである。

 筆者がゴルフを始めたのは16歳の頃だった。ゴルフ練習場に一週間に一度、必ず練習場へ足を運び、毎回4時間ほど汗を流したのだった。練習場には姿見の大きな鏡が設置してあるので、その鏡に映る自分自身のバックスウィングからトップの位置を正面、そして横からと確認しながら、スウィングの基本を身につけて行ったものだ。

 しかし、日頃は、自宅にそんなに大きな鏡があるはずもなく、官舎前にあるテニスコート近くの建物の壁の前に立ち、陽を背にしてできる自分の影を見ながら、スウィングのイメージを頭に打ち込んで行った。インパクトの瞬間に左足腰の開きがどうも気になり、何度も何度も弓がしなるイメージを叩き込んだ。

 写真上は、当社サテライトオフィスから撮影した熊本城大天守とビル群。400年前の建物と近代ビルが何気に同化している。その影を見ながら、幼い頃の影踏み、そして高校時代のゴルフ練習をしていた自分を思い出したのだった。

 最近、悪天候が続き、また、先見塾写真撮影会も頓挫している為に、なかなか写真撮影会で外出することが少なくなっている。・・・光と影のアーティスティックな写真を撮りたいと、イライラのガスが充満し、爆発寸前の状態だ。さあ、台風が去り、夏空が見えた頃、光と影をテーマに撮影に臨みたいと・・・。

 趣味というものは、継続しなければ段々とスキルが落ちてくる。カメラという趣味も同じように、頭で分かっていると思っていても、実際に光を感じ被写体に向かうと、久しくカメラに触れていないと、設定に時間が掛かり過ぎ、シャッターチャンスを逸することが多くなってくる。「継続こそ成功への王道」である。

 蛇足だが、「日々変化、日々進化。」をモットーに運営して来た先見塾だが、そろそろ大改造の時期が訪れて来たのかも知れない。


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  • posted by Chikao Nishida at 2014/8/7 11:54 am

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