
▼悪意ある著作権侵害の実例(1)・・・
一昨年だったか、YouTubeにアップしていた某茶園のインフォマーシャル(D&L社制作)のデータを、アプリ又はYouTube動画ダウンロードサイトを利用して、不正ダウンロード。
更に、悪質だったのは、そのデータを某地域のショッピングWEBサイトが別アカウントのYouTubeにアップして、如何にもそのサイトが制作していたかのように掲載していた。
メールにて指摘すると、間髪を容れず、謝罪もなく、削除して尻尾を巻いて逃げてしまった。姑息極まりなく、違法行為をもみ消すのに必死になっているが、著作権侵害の訴追を免れると思っているところが、実に甘い。
▼悪意ある著作権侵害の実例(2)・・・
当社玄関に某行政側から議長を始め4人がぞろぞろとやって来た。「いくら支払えば、今回の著作権侵害を大目に見てもらえるのか?」と、横着にも非礼な言葉を発した、議会議長。
「一銭も要らぬので、社会的な制裁を受けて下さい。」と言って、玄関ドアを閉めたのだった。
翌日、大手新聞社や地方新聞社など数社が、「第三セクタ○○○が○○企業の著作権を侵害!」と大きな見出しで取り扱ってくれたのだが、これまた、著作権侵害への認識の甘さが露呈した事件だった。
▼悪意ある著作権侵害の実例(3)・・・
これは随分前の話だが、某地で、観光冊子が発刊されると言う。それを取りまとめたのは、某地の観光関連会社の経営者。
話を聞くと、掲載される写真の版権処理が全くなされていないと言う。それについて苦言を呈したのだが、悪質極まりない著作権侵害事件となるだけの話で、その出版費用に血税が遣われのであれば、洒落にもならない。
民度の低さが窺い知れる、田舎特有の著作権侵害事件である。「法の無知」とは恐ろしいもの。
▼過失により著作権を侵害した時の対応策・・・
口先だけで謝罪をしても、著作権侵害という犯罪行為が免罪されることはないのだから、先ずは、その事実(「非」)をしっかりと認めることである。あれやこれやと言い訳しても、その事実が変わるものでもなく、特に、相手の逆鱗に触れてしまった場合は、簡単に収まる問題とはなり得ない。
解決策として最良の選択肢は、静かなる「和解」。相手が裁判沙汰にするとか、記者会見やマスコミにより白日の下に晒されるとかの恐怖心などどうでもいい話。初動を誤ると、法を犯した者の無謀なる「防御のための迷走」へと・・・。よって、真摯に受け止め、誠意を持って対応するのが一番。
そこで、姑息にも指摘箇所を無言で削除し証拠隠滅を図ったり、責任転嫁を臭わせたり、過失だからと甘えたりすることは、余計に墓穴を掘るばかりとなる。個人ならず法人であれば、殊の外、大事に至る。
著作権法は、著作者や著作物を違法行為から守るためにある厳格な法律なので、その権利を侵害して、許してもらえるはずがない。ただ、ひたすら誠意を持って、双方が波風立てずに、収束に向かって努力するしかない。
しかし、余りにも強硬姿勢にて恐喝するような相手であれば、最悪の選択肢である「裁判」にて法の裁きに甘んじる他はない。・・・勿論、無駄な時間、金銭、エネルギーだけが飛んで行く。・・・すこぶる精神衛生に悪い日々が続くばかりとなる。
畢竟、著作権侵害とは、想定外に代償が大きいと言うことを覚悟すべきなのだ。

◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
http://www.dandl.co.jp/

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