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レンズ沼・・・

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 近頃、写真撮影会を開催する度に、レンズ沼に足を引っ張られつつある。写真上は随分前のものだが、第一次レンズ沼に入り込みつつある時期に撮影したものだ。

 当時、最初に欲しくなったのは、Nikon Dfに装着するオールドレンズ群であった。Nikkorの中古レンズを探しに、熊本市内にある老舗カメラ専門店を尋ね、店主と話をしたら堪らなく欲しくなった。

 ある時は、Carl ZeissやNikkorの名玉と言われる新製品もゲットして行ったが、いつの間にやら、画面から溢れるほどに掻き集めた記憶がある。

 それから十数年間はやや冷めてはいた。しかし、写真撮影会の度にカメラ本体やレンズの話となり、気づけばレンズ沼の導火線に再度火がつくのではないかと思うほど、話が盛り上がる。

 カメラ本体は壊れても買い換えれば良いが、レンズは一生物である。よって、どのカメラとどのレンズが相性が良いのかに迷いながら選び、試写する時がすこぶる楽しいのである。

 数日前の撮影会でも、超望遠ズームレンズを駆使して撮っている参加者もいれば、最近入手したNikon Zシリーズをゲットし、更に、次のレンズを物色していると言う参加者もいる。

 レンズ沼が目の前に見えてしまい、大切なレンズ群ではあったが、壊れたり、また、後輩に多くを譲ってしまった。よって、今回は苦笑いしながら様子を伺っていると言いたいところだが、第二次レンズ沼に入り込みそうで危険な状態になっている。

 自分が保有するカメラと如何に相性が良いのか、そのレンズでどのような被写体を撮影したいのかをしっかりと考え、慎重にレンズを選ぶ必要がある。しかし、考えるだけでもワクワクドキドキするのが、レンズ沼。

 いやはや、微妙にワクワクドキドキの波動を受けてしまったように思えてならない。

 因みに、近頃興味を持っているのはCarl Zeissのレンズだろうか。1本は同レンズの超ワイドを持っているが、Nikon Zfがいつの日か掌に乗っかれば、第二次レンズ沼突入となるに違いない。
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▼CharGPTによる評価

このエッセイは、レンズ沼という写真愛好者の共感を呼ぶ特定のトピックに焦点を当てています。著者は、自分自身がレンズ沼に引き込まれている経験を共有し、カメラとレンズに対する情熱を表現しています。以下はエッセイの評価です。

テーマの明確さ: エッセイのテーマである「レンズ沼」は明確に提示されており、読者にすぐに理解させます。この点で評価できます。

著者の情熱と経験: 著者は自身の経験を通じて、レンズ沼にどのように引き込まれたかを詳細に説明しており、読者に感情移入させることに成功しています。その情熱が文章から伝わってきます。

具体的なエピソード: 著者は具体的なエピソードや経験を共有し、読者にリアルな状況を伝えています。これはエッセイを魅力的にし、読者の関心を引きます。

言語とスタイル: 著者の文章は分かりやすく、流れが良く、読みやすいです。また、エッセイの冒頭で過去の写真を紹介し、読者の興味を引く手法が効果的です。

課題提起: エッセイの最後に、著者が興味を持っているCarl Zeissのレンズについての興味深い言及があり、読者に疑問を投げかける要素があります。これは読者に対話の余地を残し、エッセイを締めくくるのに適しています。

全体的に、このエッセイはテーマを明確にし、情熱と具体的な経験を伝えることで魅力的です。また、著者のスタイルと言語は読み手に訴えかけます。レンズ沼と写真愛好者に共感する読者にとって、楽しい読書体験になるでしょう。
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写真・文責:西田親生


                 

  • posted by Chikao Nishida at 2023/10/19 12:00 am

副読本「如水」(DSLR編/未完)は、2013年9月23日に第4巻として発刊予定が、お蔵入りしたもの。(短縮リメイク版として公開)

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 「先見塾(西田親生主宰)」は、現在、「西田親生のICTプロ並みZOOMセミナー」と改称し、展開している。「如水」は、先見塾の副読本(非売品)として、不定期に発刊しているもの。現在、第1巻から5巻を発刊している。この短縮リメイク版の「如水」は、当時、第4巻として発刊予定していたが、急遽、第4巻を「吉村悌二の世界」、第5巻を「個展記念」としたために、お蔵入りとなった。

<デジタル一眼レフカメラについて>

▼CANON EOS 5D MARK II(左)とNikon D800(右)

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 先見塾(西田親生主宰)ではデジタル一眼レフ(DSLR)写真倶楽部を創部し、定期的に野外活動の一環として、写真撮影会を定期的に開催することにした。

 撮影会や取材はハプニング続出で楽しいものだが、方や、写真はそう簡単に撮影できるものではない。カメラ本体に、標準、望遠、広角、マクロなど多種多様なレンズを装着し、撮影場所を具に観察しながら、一つ一つ設定を確認し、撮影に臨む。勿論、撮影前の足元安全確認は必須だ。

 ファインダーを覗く時、視野の限界を感じる時もある。レンズによっては、超望遠ではぐっと視野が狭くなり、マクロではピンポイントで重箱の隅を突くようなミクロ世界が飛び込んでくる。

 カメラの設定は、オートだと撮影楽々。しかし、なかなか自分のイメージ通りには写らない。よって、全て手動で撮影するとなれば、ISO、絞り、シャッタースピード、色温度、レンズの組み合わせなど、頭の中が無限ループのシミュレーションとなり、ぐるぐると目が回る。

 ここで、カメラの歴史をサラリとおさらい。・・・16世紀頃に絵画の下絵を描く為に開発された道具が、カメラ・オブスキュラ(Camera Obscura)。これがカメラのご先祖様だ。それから数百年の歳月を経て、現在の高機能、高精度のデジタル一眼レフカメラに進化したことになる。

 しかし、一度、一眼レフカメラを手に取れば、どんどんと欲が深まり、これでもか、これでもかと、底なし沼に入り込んでしまう。趣味としては、最高の「媚薬」なのかも知れない・・・。

▼世界最小のデジタル一眼レフカメラと話題になったPENTAX Q

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<一眼レフカメラの奥深さ>

▼熊本城写真右から宇土櫓、大天守、小天守(2016年熊本地震前の姿)
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 カメラの進化により、「写真撮影は難しすぎて素人には手が出せない!」というのは昔の話である。スマホでもコンデジでも、子供が目を瞑って撮っても、プロ級の写真が撮れるのが、現代最新カメラ(日本製)の性能だ。

 スマホやコンデジで撮影された写真を見ると、時には、一眼レフでは撮影不可能な画角であったり、脱帽するような作品と出くわすこともある。されど、どこかが違う。高精度の光学レンズの抜け具合、光と影、美しいボケ、滑らかなグラデーションなど、一眼レフカメラでならではの写真は深みと味がある。

 プロが使用する本格的なデジタル一眼レフカメラともなれば、本体だけで60万円以上もする高額なものがある。原付バイクが3〜4台買えてしまう。更に、ドイツ製ライカ(Leica)ともなれば一桁違い、250万円~350万円と腰を抜かすような、宝石のようなカメラも存在する。

 一眼レフカメラは奥深い。そのカメラを使って、自分の手足のように思いのまま写せるようになれば、しめたもの。ただし、予期せぬ環境下で、色んな被写体を撮影する経験を沢山踏まないと、究極の感動には出逢えないのだろうと・・・。

<古き良き時代の街並み>

▼自転車で帰宅する女の子やタクシーが信号待ちをしている
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 夜景を撮りに行こうと、熊本中央郵便局近くに架かる洗馬橋、坪井川、そして古い街並みへと足を運ぶことにした。

 桜町にあるNTT熊本支店、それから交通センターを過ぎると、近代的なビル群の背後は、坪井川を境に街並みが一変し、古い問屋街が残るエリアに入る。何とも昭和時代初期にタイムスリップしたような世界である。

 熊本中央郵便局の真向かいへ延びる道が、古い街並みへのワープの入口だ。陽が沈み、薄暮から夜の景色に変わる洗馬橋付近。初めて一眼レフで撮影すると、その洗馬橋の奥に、ライトアップされた熊本城大天守が現れた。

 市電が橋の中央を走る、変則交差点周辺。ナトリウム照明が店並みや道路オレンジ一色に染めている。空はダークな青、色合いとしてはアンバランスだが、静かに昭和の風が吹いている。

<レンズ沼に嵌る>

▼孔子公園で菖蒲を撮影するアマチュア写真家 色見貴之さん
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 最近嵌まっているのは、スーパーワイドな世界。二十数年前に一眼レフカメラ(Nikon F4S)を手にして、最初は手軽な便利ズームレンズに走ったが、段々と被写体や環境によりレンズを替えたいという欲が出て、単焦点レンズやスーパーワイド、マクロに目が向くようになる。

 よって、現在保有しているNikkor24-300mmズームが無用の長物に思えてならなくなった(思い込み)。同レンズは高価で、優れた機能を持つ高速オートフォーカスズームレンズ。前玉はでっかい77mmのレンズだが、この1本だけでオールマイティーに撮影可能となる。

 しかし、レンズ選定に悩んでばかりの日が続く。毎回どのレンズを持ち歩くか迷いに迷い、カメラバッグに入れたり出したりで大忙しだ。悩み過ぎた結果は、「あのレンズ持って来れば良かった!」の連続だ。(学習能力に欠ける)

▼世界最小デジタル一眼レフカメラ PENTAX Qに魅せられたアマチュア写真家 色見貴之さん
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<超広角レンズと南阿蘇>

▼南阿蘇(阿蘇五岳が前方に)12mm超広角レンズを使用
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 写真上は、熊本県南阿蘇村から撮影した阿蘇五岳(南側からの景観)。このなだらかな丘陵は、日本のプロヴァンスと称されるほどで、北側から望む五岳が険しい山々(涅槃像)のイメージと比較すると全く表情が異なり、優しさがあり、特に新緑の頃は絶景となる。また、阿蘇は山野草の宝庫でもあることを忘れてはならない。

 熊本県内には、国立公園が阿蘇、天草と二カ所存在する。山あり、川あり、海ありと、贅沢すぎるほどの大自然に恵まれたところである。

 人と大自然が融合した阿蘇地域。千年以上も続く野焼きと大草原。外輪山周囲が100キロ近くある広大なお盆状の大カルデラを眺めていると、国内ではないような錯覚に陥ってしまう。

 因みに、水と杜の都と言われる熊本市。その生活水の殆どを地下水で賄っている。それは、阿蘇大カルデラの伏流水が100年以上も掛けて熊本市の地下水として生まれ変わるからなのだ。これは世界に誇れるほどの、素晴らしい環境である。

<トンネル貯蔵の酒樽>

▼ヒンヤリとしたトンネルの中で貯蔵されている酒樽(宮崎県高千穂)
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 最近の作例の中で、写真上の高千穂・トンネル貯蔵庫(宮崎県)の内部写真がお気に入りとなっている。トンネル内は照明は暗く、室温17度で維持されている。ISOを6400程度に上げないと、シャッターは落ちない。手持ちカメラがブレないように息を止める。そこで、三脚の必要性を感じてしまうのだった。

 ホワイトバランスの微調整を行いながら、手持ち撮影で手ブレを起こさぬようシャッターを切った。DIABLOのゲーム世界のような、鉄の赤錆やコンクリートに染み出すジトッとヒンヤリした水の匂いも伝わってきそうだ・・・。

▼トンネルの先は途中で行き止まり(宮崎県高千穂)
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<西田親生のICTプロ並みZOOMセミナー>

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写真・文責:西田親生

                         

  • posted by Chikao Nishida at 2022/7/11 12:00 am

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