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正しいSNSの利用法・・・

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 ディー・アンド・エルリサーチ(株)がインターネット事業に着手したのは、1994年の秋だった。それは、商用インターネットが日本上陸した年でもある。よって、1995年〜1997年は、各地のインターネット研修会に招聘され、全国を宣教師のように走り回り講演活動をしていた。しかし、なかなか理解が得られず、県南の某ホテルにてオウム真理教と揶揄されたこともあった。

 当時、リクルート社のミックスジュースや毎日新聞社のジャムジャムなどの公式サイトが早々と開設されていたが、国内大手企業で着手しているところは、一部上場企業と言えども稀有であった。勿論、Yahoo Japanも楽天もライブドアも、産声を上げたのは、確か1996年7月頃であったと記憶する。

 上述の商用インターネット上陸から今年で四分の一世紀ほどが経つことになる。ご存知の通り、それは秒進分歩の勢いで、日々加速度を増しながら進化して行くことになる。十八世紀後半にイギリスから始まった産業革命どころの騒ぎではない。勿論、そこには、アップル社のMacintosh(1984年日本上陸)などのパソコンや、キャリア提供の携帯電話などのデバイスが大きな牽引役を果たしてきた。

 このようにインターネット黎明期を振り返れば枚挙に遑がないが、公式WEBサイト構築が全国津々浦々へとじわじわ浸透し、更に、電子メールの遣り取りが普通に行われるようになり、2000年頃はネット上でのビジネスモデル開発の時代へ、そして、現在のSNS時代へと移り変わって行った。

 SNSとは、ソーシャルネットワークサービスを言う。インターネット上陸当時、デジタル文化に乗り遅れた人たちも、今や、デバイスの進化により、何も悩む事なく、掌に持ったスマホやタブレットで、簡単にWi-Fiなどの無線通信により、世界中のWEBサイトやオンラインショップなど閲覧できるようになった。デジタル音痴という言葉も死語になるほど、ネットは生活の一部として、個人領域を覆い尽くしてしまったのだ。

 ところが、便利な世の中になるのは実に良いことではあるが、SNS時代となり、残念ながら事件事故が日々絶えない。例えば、個人情報を盗み、個人を特定した上でストーカー行為に至ったり、未成年者を出逢い系サイトで誘い、買春事件が起きたり、殺人事件までも起きるという「ネット地獄時代」へ突入してしまった感がある。また、世の中がデジタルで埋め尽くされたが故に、ハッキングにより大量の個人情報が湯水の如く流出している。最近の話では、先般世間を賑わせたビットコイン(仮想通貨)事件も記憶に新しいところである。

 ここ数年の話だが、Facebook、Twitter、Instagram、そしてLINEなどに人気が集まり、そのユーザーたるや、地球上で数億人単位の人たちが利用するようになっている。しかしながら、すこぶる便利な機能がテンコ盛りではあるものの、人が作ったものに安易に乗っかると、必ず、心無い人からの誹謗中傷・揶揄などの攻撃があったり、詐欺事件に巻き込まれたりで、世の中が混乱した中でデジタルの波に呑み込まれる人たちも多いというのが現状である。

 妙な事件や事故に遭遇する人たちは、デジタルの利便性だけに依存し、その「ネット地獄」の闇の部分を軽視している人が圧倒的に多いようだ。それが大問題である訳だが、実は、日頃からの「SNS利用法」の勉強不足が多種多様な事件事故を誘引していることに気付くべきだ。何の自覚もなく、日々、SNS上で虚栄に満ち溢れた個人情報発信に明け暮れ、赤恥をかいていることさえ、全く知る由もないという「民度」の低さだけが露呈している。

 本日のタイトルは「正しいSNSの利用法・・・」としているけれども、この場で微に入り細に入り、詳細まで書き綴れない。以上のように、危険性が輻輳しているSNS時代において、大人として「モラル」、「危機感」などへ関心を持ち、砂漠の地雷原に敷き詰められた「無数の地雷(罠)」にしっかりと対応すべきではなかろうか。



nishida



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  • posted by Chikao Nishida at 2018/5/13 04:03 am

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