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野鳥の命を狙う、年配男。

▼浮島神社と湧水池
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 本日、嘉島町(熊本県)の浮島神社湧水池に野鳥を撮影に行くと、野鳥たちがいつもより湧水池の奥へ移動しており、騒ついていた。見回すと、釣り人の近くで、スリングショットを持った年配男がうろついている。

 突然、その男が足元の石を拾い、湧水池の野鳥たちを次から次へと撃ち始めたのである。池に浮かぶ野鳥を水平撃ち、飛び回る野鳥目掛けて何度も狙い撃ち。その光景は今でも脳裏に焼きついているが、この異常な蛮行に、近くにいる釣り人は誰も一人も注意せず、傍観しているだけであった。

 筆者はカメラを持ったままその男に近づき、「親父さん、何してるの???」と言うと、年配男は黙って俯いた。「動物愛護法に反するので、警察沙汰になるよ!何度も野鳥を狙って撃っていたようだけど、全て証拠写真撮ったので。」と言うと、「もう止めます。二度としませんから。」を二回繰り返し、顔色を変えて車に飛び乗り、さっさと逃げ去った。

 池の周囲には数人の釣り人がいたけれども、顔見知りもいたようだ。野鳥が釣り人の邪魔になるので、このような蛮行が日頃から繰り返されていたのかも知れない。身勝手な理由で、自然界に生きる動物の命を奪おうとしている。この年配男の蛮行と周囲の人間の無関心さに愕然とした。

 写真トップのように、湧水池に左足を骨折した鴨がいて、春が来る頃に仲間と一緒に移動できないのである。目を見ても、人懐こさが伝わるこの鴨の愛らしい表情。それをスリングショットで撃つ年配男の気持ちが理解できない。

 最後に、同日、胸を痛めたものが、水中に逆さになって死んでいたバンの姿であった。その写真はあるが、余りにも無惨なものなので、掲載することはできない。もしかすると、この年配男が以前殺した可能性もありはしないかと、思い出すだけで腑が煮え繰り返る。

※スリングショット(Wikipediaより)
腕あてで固定し、握りから角状に出る2本の棒にゴムを取り付けたもので、人力をもって引き伸ばし、その反動によって金属製の玉又は小石等を発射させるもの。


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/10/25 12:05 am

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