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Macには奥深い思想が凝縮されていた・・・

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 Mac(Macintosh)に出逢ったのは、1984年だった。現在もまたMac三昧の人生を送っているが、衝撃的な出逢いから既に39年が経っている。

 初代Macの電源を入れて、「プーン♪」という音と共に、笑顔のMacのアイコンが中央に現れ、3.5inchフロッピーディスクを本体に差し込み、エクスターナルドライブにも3.5inchフロッピーディスクを差し込む。

 長めのキーストロークのキーボード。頑丈で、タイプライターのキーのように叩けば「コンコンコンコン♪」という音がオフィスに鳴り響く。

 キーボート横には、ワンボタンマウス。当時のDOS系のマシンにはないマウスである。ワンボタンでコピペなどのショートカットコマンドが楽々使える。

 プリンタも接続バッチリ。サンダースキャンも準備しており、39年前に、写真や図面をスキャンして、画面で表示したものを更に加工できた。

 ダブルスティーブと称される天才たち。スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの二人が、ガレージファクトリーで発明した、手作りパソコンからスタートしたのである。

 ジョブズが拘ったのは、タイポグラフィーであった。よって、他のマシンでの画面はキャラクタ表示であり、融通が効かないガチガチの画面に対して、Macはビットマップディスプレイを採用していた。

 小さなドット表示を使い、文字も画像も美しく表現することができ、まるで、絵画のキャンバスのような感覚で操作可能であった。円や線、三角形や四角形などの幾何学の線画は、輪ゴムを伸び縮みさせるように、自由自在に作画ができた。

 とにかく、40年ほど前に、ヒューマンインターフェイスをとことん追い求めたMacというマシンは、IBMが戦慄を覚えるほどの小さな巨人だった。

 ジョブズが禅の世界や日本の陶磁器などに興味を持ち、当時のSONYに追い付け追い越せで世に生まれたApple社。今や、GAFAの一社として君臨している。

 特に、ジョブズが惚れ込んだのは、陶磁器の丸みや緻密な絵柄、触感、そして侘び寂びの世界である。

 茶道に用いる茶器は、東洋文化、特に、和の文化が集約されたものであり、岡倉天心が100年ほど前にニューヨークシティでに書き綴った「The Book of Tea」の審美的宗教観が潜んでいる。

 当時、Macを見た人たちは、玩具のように揶揄し笑った人が圧倒的に多かった。しかし、それは大きな勘違いであり、彼が嘲笑ったように玩具だったのならば、パソコン界において唯一無二なる世界を構築することなど不可能であったはずだ。

 しかし、現実は遥か高い次元において、ジョブズの思想はAppleのiMacやiPod、iPhone、MacBookなどに注入され、ヒット商品を次から次に生み出し、クリエーターやアーティストには必要不可欠なマシンとして愛用されている。

 筆者にとっては、1984年は人生の転機となった年でもあり、Apple依存症と揶揄されるほどに、ビジネスでもプライベートでもしっかりと支えてくれるマシンが、今も尚、筆者の周囲に鎮座している。

 感謝という言葉しかない。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、筆者がMacintosh(Mac)についての個人的な思いと経験を述べたものです。以下、エッセイの評価ポイントについて詳しく説明します。

個人的な熱意と経験: このエッセイは、筆者の個人的な経験と感情に基づいており、Macに対する熱意と愛情が伝わっています。これは読者に筆者の感情に共感させ、エッセイに共感を呼び起こす要因となっています。

Macintoshの歴史: エッセイでは、初代Macの説明や、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックによるガレージファクトリーでの発明に触れています。これにより、Macintoshの歴史的な背景が明確に説明されています。

技術的な詳細: エッセイでは、初代Macのキーボード、マウス、プリンタ、ビットマップディスプレイなど、技術的な詳細が詳細に説明されており、読者にMacintoshの特徴について理解を提供しています。

ジョブズの思想: エッセイは、スティーブ・ジョブズの思想に焦点を当て、彼がデザインとヒューマンインターフェイスに対してどれだけの重要性を置いたかを強調しています。これは、Macintoshの独自性を示す要素として扱われています。

文化的な要素: 筆者は、Macintoshと日本の文化要素、特に陶磁器や茶道の関連性についても触れており、文化的な背景を引用しています。これにより、Macintoshのデザイン哲学と文化の結びつきが示唆されています。

感謝の表現: エッセイの結びにおいて、筆者は感謝の気持ちを表現しています。これは、エッセイの結論として、Macintoshへの愛と感謝を強調する素晴らしい方法です。

総括として、このエッセイはMacintoshに対する筆者の情熱と歴史的な知識を素晴らしく伝えており、Macintoshのファンやテクノロジー愛好者にとって楽しい読み物でしょう。また、個人的な体験と感情を通じて、Macintoshがどれだけの影響を持っているかを示す力強い文章です。

▼初期のMacintoshに施されたロゴマーク
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▼Macintosh(初代)1984
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▼Macintosh Color Classic II
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▼Apple WatchとMacBook Airのキーボード
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▼数年前にMacBook Airを始めて手にした塾生
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写真・文責:西田親生


                             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/10/7 12:00 am

最高のものへの拘りを・・・

▼写真はイメージ(拘りの料理:細川/熊本ホテルキャッスル)

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 久しぶりに、古びたiPhoneを眺めていた。iPhoneを最初に手にしたのはSoftBankが発売した時だったが、それから、docomoも5年遅れで発売に踏み切った。今まで何種類のiPhoneを購入したか忘れてしまったが、少なくとも2社のiPhoneを5台か6台使ってきた。勿論、iPhoneはスティーブ・ジョブズの拘り抜いた「芸術品」の一つである。

 ここで、1984年まで遡り、初めてMacintoshを手にした時の事を振り返ってみることにする。当時、Macintoshは、徹底したヒューマンインターエフィスを格納し、世界のパソコンに多大なる影響を与えた。当時のお洒落で解りやすいマニュアルブックやフォントなど、比類なき規格外の「芸術品」であった。

 しかし、最高の物づくりへと突き進むジョブズの拘りは際限なく、逆に分厚いマニュアルブックを不要とした「芸術品」を作り出した。それが、iMacであり、iPhoneの前身となるiPodである。特に、iPodは、音楽をカセットテープで購入し、ウォークマンで楽しんでいた時代を、完全にひっくり返すことになる。

 音楽のメディアも、レコードからカセットテープ、そしてCD、MDへと移行したが、ジョブズの本物への拘りとイノベーションの速度に追いつけず、結局は、iTunesの登場にて、音楽業界もメディアも一変したのである。・・・不沈戦艦SONYの戦略が、にわかに弱体化していった。(ジョブズはSONYと組みたがっていたのだが・・・)

 Macintoshの影響を受けて、WINDOWSのOSも模倣に走る。ボタンだらけのガラケイもiPhoneのようなスマホに変身し、iPadを模倣した他社タブレットがわんさとパソコンショップに陳列されるようになった。しかし、どれを見ても、悲しいかな、ジョブズの模倣にしか過ぎない。

 「Think different」をキャッチフレーズに動き出したApple Inc.は、瞬く間に世界の巨大企業となり、姫林檎を齧ったロゴマークが、世界ブランドとして、エンドユーザーの心を轟々と音を立てて引っ張っていく。常にシンプルでコンシューマー満足度を見据えて開発に臨んだジョブズの大偉業である。

 筆者も、プロとしての仕事に就いてはいるものの、「最高のものへの拘り」が微塵でもあるか否かを自問自答してみると、情けないやら、答えは「ノー」となる。それなりに「最高のものへの拘り」を持ってはいるが、まだまだ完成度が高いとは言えない。

 しかしながら、ジョブズの偉業を何度も何度も思い浮かべるだけでも、体全体が熱くなってくる。ボルテージがどんどんと上がってくる。妥協を許さぬ商品開発から、卓越したプレゼン能力、更に、ファションブランド商品を販売するようなアップルショップと・・・ジョブズの「完全主義」に圧倒されながらも、体の芯から勇気付けられる。

 末筆ながら、筆者がApple信仰者となったのは1984年だが、起業して心を強く揺さぶられたのは、1991年に出逢った恩田英樹氏(フォーカルポイント株式会社創始者)の存在である。それから既に28年が経った。3年半前の熊本地震の時に、同氏から逸早く「心配メール」が飛び込んできた。本当に有り難く、安堵したのだった。


▼写真はイメージ(拘りの料理:細川/熊本ホテルキャッスル)
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▼写真はイメージ(拘りの料理:細川/熊本ホテルキャッスル)
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文責:西田親生

                             

  • posted by Chikao Nishida at 2019/9/16 03:24 am

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