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車に対する歪んだ価値観と蛮行・・・

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 近頃、道交法改正に伴い、特に、「あおり運転」(危険運転)が厳しく罰せられるようになった。とても、良いことであり、安全運転を励行する方々を救う一助ともなる。しかし、運転免許証を持っている人たちが、全て「あおり運転」の危険性や距離感について認識しているかと言えば、そうでもなさそうだ。

 運転免許を取得する時や免許更新の時に、必ず注意喚起される「車間距離」。これに対する各自の認識の違いと妙な正義感が「あおり運転」に繋がっている。男女を問わず、「ステアリングを握ると人格が変わる」という人がいる。周囲を走る車を敵対視し、時には「たかが軽のくせに!」とか見下し激昂する人もいる。また、車内でワイワイ騒いで話し込んでいる人たちも多い。運転が未熟な人ほど、前方不注意が多く、公道を車がフラフラしながら走っている。

 数日前のアクシデント。交差点直進車線、四番目で信号待ちをしていると、右斜め前の右折レーンの2台目にいた軽自動車が、急発進して、先頭のトラックに突っ込んだのだ。一瞬にして、突っ込んだ車のフロントはVの字に凹み、窓ガラス越しに、目を剥いて、呆然としている女性ドライバーと友達の表情が見えたのだ。目の前の信号が青に変わったとしても、右折レーンにいる車がすぐに右折できるはずもない。ブレーキとアクセルの踏み間違いだろうと。搬送中のトラックの運転手にとっては、業務中での事故に遭遇したことになり、何とも迷惑な話である。

 何年前だったか、国道3号線を熊本市方面へ走っていると、目の前の軽自動車のリアウィンドウから、車内でワイワイ騒いでいる様子が見えた。フラフラと車の挙動が妙になった瞬間、左手の電柱に正面衝突。フロントが大きく凹み、ラジエターから蒸気が吹き出した。通り過ぎながら様子を伺うと、後部座席の人間がテニスラケットを持っていたので、その帰りの女性4人だったようだ。このように前方不注意のドライバーに多いのは、運転スキルのなさを自覚していないこと、運転中なのに自宅のリビンクにいるかのような錯覚に陥る人である。

 運転中に大音響にて音楽を聴いたり、映画を見たり、飲み物を飲んだり、化粧の具合をバニティミラーで確認したり。更には、髪の毛を解いたり、スマホでSNSしたり、咥えタバコをしたりと、自宅感覚にて公道を走っている。F1やラリーのプロドライバーでさえも、千手観音のような動きなど絶対にしない。常に、両手でステアリングを握り、「全集中」である。そこで、運転下手くそ人間が、危機感なく、リラックスしすぎて片手運転をするから、罰が当たる。

 また、高級車がこの頃増えてきた。田舎に行けば行くほど、車に対する価値観が歪んでくる。高級車を保有することはステータスであり、それを運転していると偉くなったと思い込む、すこぶる稚拙な人が増えている。対面通行で黄色線のはみ出し禁止車線で、高級車の挙動は横着にも中央線を越えて、「お前ら、避けて通れ!」と突っ込んでくるのである。「いえいえ、大名様でもあるまいし、普通に道幅に沿って走ってもらえれば、上等!」と物申したい。

 勿論、上記のような横着な運転をする人間は、若くて暴走族のような人が圧倒的に多そうだが、最近は違う。シルバー層で、ある程度懐に余裕のあるオジ様が、思いの外、横着で危険運転をする人が増えてきている。ガソリンスタンドの或るスタッフが言ってたが、「クラウンやプリウス、レクサスなどに乗っている人って、横着な人が多いんですよね!特に、プリウスはファミリーカーなのに高級車に乗ってると勘違いして、ガソリンも入れずにゴミだけ捨てて行くんですよ。」と。

 車は人によっては特別なるステータスかも知れないが、それは、あくまでも自己満足の世界。高級ホテルの玄関では、黒塗りのレクサスのオンパレード。更には、クラウン、その他高級外車がずらりと並んでいるが、その車がレアで高額と言えども、その持ち主が人格者であるとは限らない。だから、「別に偉くは無い」と考える。運転手付きで、後部座席に踏ん反っている人はとても偉そうに見えるが、それも同じく自己満足の世界である訳で、時には滑稽に見えて仕方ない。

 車は掃除が行き届き、安心安全に動けばいい。或る時、唐突に「車は何に乗っているんですか?」と質問を受けたことがあったが、そこで「ポルシェだよ!」と言って、乗り込んできた車が軽トラであるのような人が、洒落っけがあって面白い。「ポルシェも軽トラも同じツーシーター!」とニコニコと話す人の方が、とても奥ゆかしく、好印象に思えてならない。日本人は車を座敷の床の間に飾るように「財産」と受け止めているので、自損事故の擦り傷に大騒ぎの人もいる。

 だったら、ちょっとした接触でも傷が付かぬように、納車の前に、大枚叩いて頑丈なガラスコーティングを施すか、ポルシェのように7層以上の特殊塗装を施した車を買えば良い。これらは、全てに各自の価値観の違いなので、正解というものは無い。ただ、車を選ぶ場合、「即座かつ安全に止まるブレーキを持つ車」、「ステアリング操作に機敏に反応し安定して走る車」、「万が一の事故の時にコックピットが潰れない車」を考え、セレクトするのが賢明となる。

 上述の通り、車はステータス、見栄のために保有されている方は、ただただ、その自己満足の世界を堪能されれば宜しいけれども、周囲の第三者に対して、威嚇したり、煽ったり、中央線を跨いで突っ込んだりしても無意味なこと。その点は、確と自覚してもらいたいものである。しかし、大人気なく、エキゾーストノートを他人に聞かせて爆走するという「恥ずかしさの境界線」を逸脱するオジ様も多いので、完全無視にて一切構う必要もなく、事故に巻き込まれぬよう距離を置き、万が一、身に危険を感じた場合は即警察へ。


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文責:西田親生

                           

  • posted by Chikao Nishida at 2020/10/20 12:00 am

殺人鬼のような運転・・・

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 日々、取材のために車を運転していると、この世のものではないような・・・般若のような形相で、殺人鬼のような運転をしている人をよく見掛ける。豪雨が降る中、冠水した車道を全速力で走る車。歩道を通る人たちに泥水を掛けまくっている。己の都合ばかりで身勝手な人間が運転していると推察するが、歩行者の横を過ぎる時は、徐行が鉄則である。

 携帯電話のメール確認をしながら、電話をしながら、ゲームを遣りながら、タバコを吸いながら、余所見をしながらなど、「ながら運転」が後を絶たない。追突や接触事故が起きるのは当然である。とても見るに耐えないマナー違反、ルール違反の運転が、最近加速度を上げて増えているように思えてならない。

 正面の右折車に道を譲っても、会釈もせず無表情で通り過ぎる、仏頂面のお兄さんやお姉さん、そしてご老人。何とも幼少期からの躾が疎かな家庭の臭いがする。車は自己満足の世界であり、高級車に乗れば偉くなったつもりの稚拙な人間も多々いる。衆目を集めるように思い込んでいるようだが、周囲で見ている人は誰も居ない。もし見ている人が居るのなら、ドライバーではなく、車だけを見ているに過ぎないのである。

 「あおり運転」の危険性や事故現場の惨状を毎日のように報道されても、民度の低い人たちの心には届かない。何度も急ブレーキを踏みながら、前を走る車を威嚇する暴走車。脳内に蛆でも湧いているのか、その醜態さを自覚せずして、太々しい虚栄心を必死に車に伝えながら運転している。そのような大の大人の稚拙さは、折角の高級車をオンボロ車に変えてしまうのだ。

 本当に車好きの善人ならば、上記のような馬鹿げた運転をするはずがない。勿論、車も素敵な人たちに乗ってもらいたいと思っているに違いない。現代社会は、車無しでは生きて行けないけれども、危険極まりない方々には、初手から免許取得を不可にする必要がある。それが徹底されれば、交通死亡事故は激減するに違いない。巷では、加害者の人権、人権と豪語する人々や団体も多いけれども、先ずは、被害者を最優先に救済してなんぼのものだろうと。

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  • posted by Chikao Nishida at 2018/8/17 03:05 am

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