The Rosetta Stone Blog

ヒューマンウェアこそ、最大の武器!

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 6月12日から26日の2週間。我が郷里でもある山鹿市の「鹿央物産館」へ通い詰めることにした。目的は、微力ながらも広報支援ができないかという、単純な発想からである。正直なところ、熊本地震以降、山鹿方面へのアプローチ(個展「如水」・熊本城ミニ写真展・温泉プラザ山鹿への提案ほか)を積極的に行ったが、なかなか思うように事は運ばなかった。

 理由は、現地の一部の人々の理解のなさと民度の低さである。よって、如何に地域振興の秘策をもって直球で攻めても、横槍、誹謗中傷、揶揄などが飛び交うこともしばしば。12歳までいた旧山鹿市(現在の新・山鹿市は、旧山鹿市、旧菊鹿町、旧鹿本町、旧鹿央町、旧鹿北町が合併したもの)。旧友も多くいるものの、数十年が経てば、余所者扱いを受けることも・・・。

 そのような中で、この6月になり、偶然にも民度の高さ、優しい人柄、人懐こい人柄が溢れ出る鹿央町へと辿り着いたのだった。熊本地震後は、蓮園や岩原二子塚古墳(熊本県立装飾古墳館そば)だけを歩き回っての取材が多かったが、今回、初めて鹿央物産館(里やま館・やすらぎ館・ふれあい館)へ足を踏み入れたのである。

 初動の段階で、今までとは全く違う感触を持った。それは、ちゃんとした会話が成り立つ地域であり、筆者の話をしっかりと聞いてくれるのである。2年前とは雲泥の差であるかの空気感に、すこぶる心は癒された。会う人、会う人に、しっかりとした紹介をして頂けるところが、素晴らしい。ちなみに、筆者主宰の「先見塾」の中で、「人様の紹介は、敬愛の念を持ち、慎重かつ丁重に行うべき!」と口を酸っぱくして言うのだが、鹿央町の方々は、とても人を大切にしてくれる。

 本日も、筆者が旧鹿本町石淵の出身であると言うと、「私の母の嫁ぎ先は石淵なんです。益々、親近感が湧いて来ました!」と言う方も居れば、「次はいつ来られますか?」と筆者が足を運ぶのを日々待ってくれる人も居る。同施設のスタッフは、70代から80代の高齢者が多い。しかし、しっかりと自立した方々ばかりで、先日など80歳を超える方々3名が厨房で動き回っていた。それも、ランチタイムがフルに稼働し、多忙極まりない状況下で、一所懸命に仕事をこなしていた。

 2000年になり大変厳しい状況下に陥った、天下の名門・帝国ホテル。そのホテルを救ったのが「ヒューマンウェア、ソフトウェア、ハードウェアの三位一体論」であることは有名な話であるが、まさしく、鹿央物産館の「ヒューマンウェア」は、この15年間(15年前に現在の体制となった)で確立されてきているように思えて仕方なかった。実は、同施設は築25年ほどで、ハードウェア的には厳しく無いと言えば嘘になる。

 ただ、地産地消に情熱を傾ける同施設や生産農家の共存と、連動して作られる「おふくろの味」の健康食。周囲の古代蓮園や古墳などの「鹿央古代の森」は、観光資源としても、教育旅行の素材としても、更にはインバウンド戦略への切り札としても使える、独特な地形と環境を持っている。本日、ランチタイムにマネージャーと話をしていると、「この野菜は○○○○さん、この野菜は○○○○・・・・」と、弁当の中の食材を一つずつ説明してくれる中で、それだけでも7〜8人の生産農家のフルネームが飛び出して来たのだった。

 この2週間、振り返るだけでもすこぶる充実した日々が続いた。勿論、同施設に弱点がないとは言えないが、自立と誇りを持つ高齢者の方々の勤労ぶりには、脱帽しなければならない。兎角、日本人は3Kを嫌い、楽な仕事ばかり、条件の良さそうなところばかりに目が行きがちだが、行き着く先は、この「高齢者の自立」をリアライズしている同施設の在り方が、これから先の地域振興のお手本になりはしないかと・・・・。いやはや、実によい処である。(内緒だが、山鹿産の和栗アイスキャンディーは旨かった!)


▼2週間で書き綴った記事やチラシ12本
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▼ヒューマンウェアの中心スタッフ
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▼地産地消をテーマに、地元新鮮野菜や食材をふんだん使った、減塩料理はおふくろの味としてファンが多い!
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▼6月23日〜8月5日は、鹿央古代の森一帯は「蓮まつり」
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◎鹿央古代の森 鹿央物産館
 熊本県山鹿市鹿央町岩原2965/TEL 0968-36-3838
 物産館営業時間 10:00~17:00(直売所8:00~)
 ※定休日:月曜日(祝日の時は翌日)
 ※季節限定の料理は要予約(電話にてご予約ください)

▼鹿央古代の森 鹿央物産館公式WEBサイト
 http://kao-kodainomori.comLink

                               

  • posted by Chikao Nishida at 2018/6/27 01:26 am

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