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モノクロームとエフェクト

▼熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏のクリスマスディナーにサーブされたデザート

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 最近のデジカメは、画素数がどんどん高くなり、安価なコンデジまで1000万画素以上は当たり前の時代となった。しかし、画素数が大きいから画質が良いとは限らず、ユーザーにとって、どのデジカメが最適なのかは、じっくりと各メーカーの色んな機種を試し撮りして購入しなければ、特に、通販で購入する場合は、後から「しまった!」と嘆いてしまうことも多々ある訳だ。

 筆者が近頃思うことは、「余りにも美しく写りすぎるデジカメ」の存在。ズブの素人でさえも、画角や光の拾い加減では、時には凄腕のプロの写真のような作品を写し出すことも可能となり、その点、ユーザーにとっては、すこぶる良い環境となっている。流石に、カメラ大国、日本。世界を席巻しているNIKON、CANONばかりではなく、SONY、PENTAX、FUJIFILM、OLYMPUSなど、各メーカーの凄すぎる機種群に脱帽礼となってしまう。

 筆者の撮影で多いものは、仕事柄、料理写真やポートレートとなるが、ポートレートに至っては、モノクロームを中心に撮影している。もちろん、RAWデータ(FINE)で保存するために、後からカラーに現像したり、同じモノクロームでも、やや色を弄って、その雰囲気に一番あった作品へたまに加工して遊んでいる。されど、データ量が半端ではない為に、バックアップに使用するクラウドや外付けハードディスクもまた、半端ではない。

 モノクロームは、ノスタルジックな世界を表現したり、金属、人など・・・被写体によっては、カラーでは太刀打ちできないほどの、迫力と存在感がある。モノクロームは想定外に奥が深く、設定もそう簡単ではない。敢えて画質を落として、点描画のようにしたり、コントラストを最大限にして、彫りの深い労働者や原住民の生活などを記録しているものもある。また、レンズに左右されるのも、把握しておかねばならない。

 筆者が20年前に着手したCGの世界も同じこと。リアルな世界を表現するのに、マッピングなどの手法やレンダリング技術を高めながら、如何にリアルなものを作るかに傾注してきた訳だが、それが、余りにも美しく出来すぎると、面白みに欠けるようになってしまい、アーティスティックさとは懸け離れた、「実物」として、驚きも何もなくなってしまうのである。

 写真も同様に、目の前の被写体が、人間の眼に一番近い50mm標準レンズで撮影した場合、余りに美しく撮れすぎると、それは作品とは言えず、ただ「そのもの」なのである。勿論、新聞などの実録を掲載しなければならぬ媒体では、「そのもの」を忠実に記録し、掲載するのは当然のことではあるが、カメラを趣味とするのであれば、もっと自己表現をしたくなってくる。

 しかし、筆者としては、元々リアリズム中心の傾向にあるので、フィルターをレンズに装着したり、スローシャッターで水の流れを絹糸のように表現したりと・・・その方面の技術的なエフェクトには、余り関心はない。それよりも、レンズの歪みや角度に興味があり、肉眼では捉えられない画角を楽しんでいるような気がしてならないのである。まあ、それは自己満足の世界なので、どうでも良いことではあるが・・・。

 よって、撮影したものを、フォトエディタを使って、よりアーティスティックなものへとエフェクトを掛けたり、合成したり、角度の修正以外は一切手を入れたくない方の人間でもある。ポスターやその他媒体へ掲載する為には必要不可欠な技術でもあるが、それはそれとして、原画に手を施さない、「そのもの」の価値を求めて行きたいと考える次第。

 ただ、モノクロームの世界を彷徨う中で、同じモノクロームでも、ややセピアだったり、青みを持たせたりする程度であれば、できるだけ、カメラ本体のエフェクトだけでやってしまう撮影に止めているのである。勿論、パソコン歴は1980年頃からと長く、Photoshopもバージョン1から使ってはいるものの、どうしても、リアリズムから抜け出せないようだ。


▼自宅近くにある喫茶店「まざあぐーす本店」のマスター
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【ディー・アンド・エル社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2014/12/29 07:38 am

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