
写真群10枚は、先般博多にオープンしたばかりの「鮓 枉駕」に取材に行った時のものである。今回は、コース料理の握り鮓だけを掲載することにした。眺めているだけで、つい、手が出そうになってしまう。
熊本市内を見るだけでも、寿司店の数は多い。それも、ピンキリでいろんな寿司店が点在している。しかし、その数ある寿司店の中で本物の寿司店は少なく、米や魚など粗悪品を使っている処の方が圧倒的に多い。例えば、ランチとディナーでは、ネタの質が全く異なる店もあるほどだ。
米はコツコツと固く、ポロポロと粘り気もない。ネタはどう見ても本家の魚ではなく、その魚に似た従兄弟のような魚、つまり、代用品をネタとして用いている。
偽装事件が多発する世の中ではあるが、特に、命に一番近い食べ物に関しては、汚染のない新鮮且つ良質の食材を使った料理を食したいものだと、つくづく思ってしまう。
数の子、いくら、タラバガニの足など・・・人工的に作られた紛い品は、とんでもない話である。・・・我々のような貧乏な消費者を愚弄しているような食品は、この世から抹消すべきである。
ちなみに、第二次世界大戦終結後の動乱期において、国内各地で「ブラジルコーヒー」として、「大豆」を使った偽物も出回っていたらしい。如何に物資不足の時代と言えども、不味い偽物を作ってまで商売するなんぞ、真っ当な商人とは言えない。









【鮓 枉駕(すし おうが)】
店主:木村聡文
〒810-0003 福岡市中央区春吉3丁目14−32 サンライトマンション1F
TEL:092-741-7011
※営業時間:17時〜24時(OS:23時)
※定休日:日曜日・祝日
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