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著作権侵害について・・・

▼写真はイメージ(実が落ちてしまった柿の木)
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 何か落度を指摘されると、間髪を入れず第三者に接触を図り、自分の正当性死守のために、バタバタと浮き足立つ人がいる。

 第三者へは、指摘された内容(本旨)は棚に上げ、自分の都合の良い別物に摩り替えて、逆に、指摘した者へ矛先を向けている。所謂、責任転嫁のオンパレードになって行く訳だ。

 縁遠い、距離のある人物への批判が集中し、自分自身が処理すべき重い荷物を置き去りにして行くことになる。無責任極まりない挙動である。

 心ある人は、指摘を受ければ、それを真摯に受け止め、冷静に分析をした上で、可能な限り、前向きに解決できるか否かを考え、行動に移す。

 先般、「著作権侵害」についてのトラブルが生じた。指摘したものは、写真の無断トリミングと画像上に書き込まれた文字などの改竄である。事前許諾、事前確認を行うこともなく作られたデータであった。

 写真を借用したり、何かの製作物に使用する場合、必ず、その撮影者に直接打診をするのが常識。それは、「著作権」を守るための、極めて重要なルールでもある。

 指摘は、想定外に重き罰則が定められている「著作権侵害」への警鐘だったのだが、何を勘違いしたのか、「誰が悪い、誰が原因、誰が言った言わない・・・」へ、慌てふためき動いている。更に、本旨が別件にすり替えられている。すこぶる浅はかな挙動を見て、落胆の色を隠しきれなかった。

 畢竟、「著作権侵害」の通告を受けたならば、自ら足を運び、言い訳する前に、先ずは、心から詫びを入れることがベスト。大変シンプルなようだが、これが出来ぬから、事がだんだんと大きくなり、収拾がつかなくなってしまうのである。

 蛇足だが・・・いろんなトラブルが生じた場合、メールや電話で済ましてしまう人が多い。これでは、折角良い方向で解決できるものでさえも、配慮のなさにより、悪いベクトルへ向かう可能性も高くなってくる。


【ディー・アンド・エルリサーチ株式会社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

           

  • posted by Chikao Nishida at 2015/10/26 04:57 am

制作物の価値観と取り扱い

▼イメージ写真
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 昨日、三社打ち合わせの機会を得る事ができた。とても明るい頭を持った若手経営者で、表情も柔和、且つ、話す内容に幅と奥行き、そして時系列な整理がキチンとした方だった。

 筆者と会う前の事前調査もされているようで、20年ほど前からの実績やその他知り合いの方の話等も飛び交った。筆者としては既に顔も忘れている方の話をされて、「あ〜、そんな時代もあり、大変でしたね!」と懐かしい「熱中時代」を思い起こさせてくれた。

 本日のテーマは、「制作物の価値観と取り扱い」である。

 我々の業務は、1990年からマルチメディアに着手、本格的三次元CGシミュレーション動画制作をスタートさせ、1995年にネット事業(WEB、メール、PodcastsやUstream番組制作及び放送、取材、ビデオ制作・・・)へと移行し、それからあらゆるメディアを統合、融合されるクロスメディアに至っている。

 車やカメラ、その他食べ物であれば、実際手に触れて動かしたり、味覚を楽しみながら食したりと・・・人間の視覚、聴覚、触覚など五感の刺激を受けながら、その価値観をダイレクトに得る事ができるのである。しかし、我々の制作物は、手に持って重さを感じる訳でもなく、それに価値観を持つ経営者に会うという確率は、頗る少ない。

 取材にしても、厳密に言えば、機材費、車両費、人件費、技術費などが生じる訳で、いつ何時でも無償で行えるものではない。更に、取材写真や動画を一つの作品として制作をするのであれば、加えて技術費、人件費など時間と労力が付きまとう。それが我々の武器でもある訳だが、それを無償サービスで受けてしまっては、生きて行く術がない。

 写真のように、熊本ホテルキャッスル九曜杏で特別にオーダーした、冷静パンプキンスープ。右手の器には3倍ほどのスープが入っている。その見事なまでの大きさと、持った時の重さ・・・そして、喉越しの良い冷たくなめらからスープは、至福の極みとなり、食後の満足度を増幅させてくれるのだ。

 勿論、この量で小さなカップに入っているスープとは同額ではない。当然である。新たに大きな器を使う事にもなり、それに三倍の量のスープが入っているのだから・・・。材料費もさることながら、食後も、片付けに要する人件費も掛かる。皿洗い機の電気代も拭き取りも・・・全てに経費が掛かってくるのである。

 直感的に且つ物理的に、それ相応の「価値観」がホテルレストラン側から、筆者へと伝わってくる。その「価値観」に心地よさを感じれば、その値段が少々高くなろうが、客サイドの満足度は変わらないどころか、より高くなってくる。

 しかし、これを「小さなカップと同じ値段でサーブしてくれ!」と横着にもの言えば、それは問題外の「」である。美味しい料理に「価値観」のない人は、横柄にもそういったオファーをするのだろうと・・・。

 取材は大きく分けて、四通りある。一つは事実だけを伝える取材、また、経費ありきの宣伝広告を制作する為の取材。更に、従来のクライアントへのサービス的なパブ取材、そして、話題作りの為のやらせ取材がある。されど、それらがごちゃ混ぜになってしまっては、本来の公正中立な立場での取材の意味や価値はなくなってしまう。

 どうやら田舎では、この取材の「価値観」が皆無に等しく、それを利用して、自らの業務の為に、水面下で「密約」により無償化されている場合もなきにしもあらず。諄いようだが、やらせ的ななんちゃって取材を除き、一般的な取材の重要点は・・・「公正中立」な事である。従って、その取材内容が社会的に、「話題性」や「価値観」を持つことにある。

 素人のブログやSNSでの呟きは、決して取材とは言えない。それは単なる絵日記であり、それを確たる取材だと豪語するのであれば、それはネットというメディアを掌に転ばしているという危険極まりない「錯覚」が、そういった誤謬(ごびゅう)をもたらしているに過ぎない。

 「制作物の価値観と取り扱い」。昨日の会議の中でも提起されたものが、「著作権と二次利用について」。それに対する曖昧な感覚への警鐘がこれから必要となってきたようだ。今後、特に田舎という土壌では、それらを徹底的に啓発、啓蒙して行かねば、我々のメディアの世界で仕事をしている人間にとっては、大変な死活問題となってくるに違いない。


▼YouTubeにアップしているインフォマーシャル
◎ソフィ・タカヤナギ

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  • posted by Chikao Nishida at 2014/7/25 03:48 am

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