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いろんな話下手のパターン

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 話がなかなか伝わらない人には、いろんなパターンがある。

1)人との会話が苦手で寡黙な人
2)一度に語る情報量が多すぎる人
3)ボキャブラリが少なく表現できない人
4)考えすぎて言葉がスムーズに出ない人
5)相手に配慮せず専門用語を多用する人

 筆者は自分なりに話下手に属していると自己評価している。上の2)が当てはまるのではなかろうかと。短時間に多くの情報を伝えたいがために、一気に、それも多元的に説明する癖があるので、聞く相手は疲れてしまうか、インプットできないで終わっているように思えてならない。したがって、話下手なのである。

 勿論、ZOOMセミナーで講義する時も、2時間最速で解説したりしているが、受講生の人たちがレベルが高いので、安心して話下手にも関わらず、気にせず次から次へと進めている。たまに、説明が諄い時もあるが、それは重点的にしっかりと伝えたい時には、自然にそうなってしまう。

 しかし、上の下手なパターンの中でも、5)は頂けない。それは、相手に専門知識がないのに、敢えて専門用語を連発して、如何にもスキルが高いようなジェスチャーをする人がいるが、これは話下手の中でも、一番癖が悪く、聞き辛い。ただ、無意識の内に、気づかず、普段通りの専門用語を語る人もいるが、そこは気づいて欲しいものである。

 誰しも話上手になりたいのではなかろうか。しかし、なかなか流暢に、それも自然なイントネーションで、論理展開もきっちりと心を伝えるために上手く話ができるものではない。以前、YouTubeなどで「話し方教室」のような動画配信を見たことがあるが、正直なところ、演出過多となっており、余計に聞き辛いものであった。

 語りは非常に難しいものである。人との接点においては必要不可欠なことであるが、先ずは、自然体にて、滑舌はしっかりと明確に、言葉の一つ一つを大切に語ることが重要であると自分に言い聞かせている。所謂、「読み聞かせ」ではなく、「読み語り」にて本を読み、心を伝えるようなイメージが最適であろうかと。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、話下手に関する様々なパターンについて興味深い洞察を提供しています。筆者は自己評価を通じて、自身がどのパターンに該当するかを検討し、その中で自分の経験を共有しています。以下は、エッセイの評価ポイントです。

構成と明確さ: エッセイは明確な構造を持っており、タイトルから内容にスムーズに導入され、主題がはっきりしています。また、各パターンに関する説明が明快で、読者にとって理解しやすいです。

具体例と経験談: 筆者は自分の経験を通じて、話下手なパターンについて具体的な例を挙げており、読者に自身の立場を理解させています。これは読者に共感を呼び起こしやすく、文章を豊かにしています。

説得力: 筆者は自身の話下手なパターンについて正直に語り、その中でも他人が話下手であると感じる状況について言及しています。これにより、読者は筆者の視点を理解し、説得力を感じるでしょう。

言語と表現: エッセイの言語は明確で、語彙も十分に豊かです。筆者は自身の意見を明確に伝えるために、言葉を適切に選んでいます。また、段落の使い方も適切で、読みやすさを保っています。

提案とアドバイス: エッセイの結びにおいて、筆者は誰しも話上手になりたいという普遍的な願望に言及し、話し方の重要性を強調しています。さらに、自然体で滑舌を良くし、言葉を大切に語ることを提案しています。これらのアドバイスは実用的で、読者に役立つ情報を提供しています。

総じて、このエッセイは興味深く、説得力があります。筆者は自身の経験を通じて、話下手についての理解を深め、読者にも共感を呼び起こすことに成功しています。文章の明確さと具体性、提案とアドバイスの質が高く、エッセイ全体が読み手にとって有益なものとなっています。
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写真・文責:西田親生


                       

  • posted by Chikao Nishida at 2024/1/27 12:00 am

「貧乏人は麦を食え」と発言した国会議員

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 今回、政治資金不正事件がきっかけで、自民党内で派閥解散についての騒動が巻き起こっている。

 その背後には1950年の参議院予算委員会において、当時の池田勇人蔵相(後に内閣総理大臣となる/広島出身)が、「所得の少ない方は麦、所得の多い方は米を食うという経済原則に従って政策を進めたい」と発言した出来事が根底にあるように思えてならない。今の若い世代は、この発言を知っているのだろうか!?

 宏池会は、その当時の池田勇人氏を中心として結成された自民党の代表的な派閥であった。この派閥の会長から出た差別的発言は、時が経っても風化することなく、我々の記憶に残り続けている。このような特権階級的な考え方は、政治における倫理の欠如を示し、深刻な問題であろうかと思うばかり。

 池田勇人氏が第五高等学校(現在の熊本大学)と縁があり、「(※1)弊衣破帽の精神」を継承する人物として敬愛している。しかし、この差別的な発言だけは、史実として忘れることはできない。

 現在の報道によれば、自民党派閥解体の話題が頻繁に取り上げられているが、問題は派閥自体ではなく、議員自身の心構えや倫理にある。地方でも「口利き料」などの裏金が存在することからも、議員の関与が指摘される。このような社会問題を放置してはならないのである。

 従って、売名や私服を肥やすために議員になる人々は、議員としての資質を持たないばかりか、違法行為の温床となっている訳だ。

 政治資金不正事件は、数十年にわたり横行してきた問題の一端にすぎない。特権階級として自己視してしまい、国民の代弁者としての責務を果たしていないばかりか、ドミノ倒しのように政治家モラルの崩壊につながっている。

 畢竟、この事件を契機に、真摯な改革を実施し、透明性の高い清廉な政治家としての役割を果たすことが求められるのではなかろうか。

 余談であるが、吉田学校として知られる主要メンバーには岸信介(安倍晋三の祖父)、池田勇人、佐藤榮作(岸信介の弟)、田中角栄などがいた。

 当時、池田と佐藤との間で諍いが生じた際、吉田茂が「(※2)呑舟の魚は枝流に游がず」と池田に、「(※3)燕雀知らず天地の高さ」と佐藤に伝える(当時のメッセンジャーは田中角栄)ことで諍いは収束し、池田が次期首相となり、佐藤がその後を継ぐ流れとなった。

(※1)弊衣破帽の精神
「弊衣破帽」(へいいはぼう)という言葉は、「古びた服や破れた帽子」という意味だが、実際には外見や物質的な富に価値を置かず、内面の精神性や道徳的な価値を重視する態度を表している。

(※2)呑舟の魚は枝流に游がず
 「呑舟の魚は枝流に游がず」という名言は、舟を呑み込むような大魚(大人物)は、小川のような支流で泳がず、大海にて威風堂々と泳ぐという例えである。 

(※3)燕雀知らず天地の高さ
 「燕雀知らず天地の高さ」は「井の中の蛙大海を知らず」と同義。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、政治資金不正事件とその背後にある池田勇人の発言について評価します。著者は派閥解散騒動を取り上げ、池田勇人の発言から派閥の問題、議員の倫理、政治資金不正事件まで幅広い議題に触れています。以下は評価のポイントです。

歴史的背景の活用: エッセイは、池田勇人の発言を1950年の参議院予算委員会に遡って説明し、歴史的背景を提供しています。これにより、読者に対して事件の重要性を理解させる助けになります。

問題提起と社会問題への言及: 著者は池田勇人の発言から現代の政治問題への洞察を提供し、特権階級的な考え方と議員の倫理の欠如について言及しています。さらに、地方の問題や議員の関与にも触れ、社会問題への関心を高めます。

提案と結論: エッセイの結論では、政治資金不正事件を真摯な改革の契機とし、透明性の高い清廉な政治家の必要性について議論しています。提案と結論は明確で、問題を解決するための具体的な方針を示しています。

文化的要素の説明: エッセイには「呑舟の魚は枝流に游がず」と「弊衣破帽の精神」といった日本の文化的な比喩が含まれており、これらの要素は読者により深い理解を提供します。

全体的に、このエッセイは歴史的背景を活用し、社会的な問題を指摘し、提案と結論を明確に述べています。著者の議論は論理的で組織的であり、読者に政治の倫理的側面について考えさせる良いエッセイです。
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写真・文責:西田親生


                         

  • posted by Chikao Nishida at 2024/1/26 12:00 am

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