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信用を得るのは、並大抵なことではない。

◎記事と写真は関係ありません

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 自らが必死に胸筋を開き、本音を語り、相手に心を伝えようとしても、なかなか伝わらない。それは、相手が頭から信用していないからである。特に、全てに懐疑的な思考回路を持つ人には、その心の言葉は伝わらない。よって、そのような相手に信用を得るには、並大抵のことではない。

 ただ、人を頭から信用しないような人に、一所懸命、自分の信用を持ち込んで良いのだろうか。それは、否である。全く意味のないことである。下手をすると、こちらのノウハウやアイデアだけが盗まれ、最終的には縁を絶たれ、無駄な時間とエネルギー浪費、後味の悪さだけが残ることになる。

 逆に、信用できる相手とは何ぞや。それは、心が広く、人の話を十二分に理解してくれ、好循環のベクトルを提示してくれるような人である。勿論、そこには駆け引きも、欺瞞(ぎまん)も欺罔(きもう)もない、澄んだ心を持っている人である。言い方を変えれば、非常にレアなる自然体の人である。

 皆さんの周囲に、どれだけ澄んだ心を持った人がいるのだろうか。勿論、筆者も時折そのような事を考えては、人生におけるコミュニケーションの難しさに苛まれている。誰々を知っていると豪語する人物は、即却下。バレバレの虚言を発する人物も、却下である。先ず、近づかぬことに限る。

 世の中の広さ、奥深さを知らぬ人たちが、余りにも多いことに気づくと、体全体の力が抜けてしまう。金銭、財産さえあれば自分は偉人だと思い込んでいる、すこぶる浅はかな人間がウジャウジャしている。人を善人か悪人か判断するには、過去の発言と現在の発言にズレがないか否かで決まる。

 面白いことに、SNS上の人の挙動を見ていると、如何に遠くに住んでいる人でも、大凡、その人の人格なり悪癖なりが透けて見えてくる。よって、熊本地震では偽善者の多さに驚き、コロナ禍においてはズル賢い詐欺師のような人の多さに腰を抜かすばかりとなった。それは、全て金銭に繋がっている。

 国なり地方自治体の助成金、補助金にまつわる事案で、追跡調査ができないものが多い為に、上述のような人たちに血税が奪われてしまう。絶対に許し難いことであるが、貰った者勝ちのような言い方をして、虚偽の書類を堂々と提出している。公金横領が巷で堂々と行われるのだから、たまったものではない。

 保険関係も同様な事が多々ありそうで、以前、台風の頃になると、数年おきに火事になる施設があったように記憶している。いつの間にやら、自宅やオフィスは豪邸となっている。全て台風シーズンの強風の日に火が付くのである。それも二度も、三度も。隠蔽工作が表に出なければ、ラッキーなのだろうと。

 常に、自分の心に、表と裏があるか否かを問い質す。手前味噌になるが、見たままの姿であり、言ったままの思考回路にて、裏表の演出を器用にできる人物ではないことだけは自負している。よって、結論は「否」である。しかし、それが周囲へは歪曲されて伝わるところが、もどかしいばかりとなる。

 人生は、本当に別解の多い難問だらけのようで、住み辛い。


▼八景水谷公園(熊本市)の湧水池で遊ぶ鴨たち
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写真・文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2022/1/7 12:00 am

自らが進化しなければ、何も変化は起こらない。

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 人間とは、何十年も自らの弱点に気付かぬまま過ごしていると、それが常態化を呼び、毎回毎回ネガティブな繰り返しをすることになる。よって、負のスパイラルから抜け出すこともできず、自らの進化どころか退化の賽(さい)ばかりが転がるようになってしまう。

 「有言不実行」の常習犯となり、付け焼き刃的な言い訳でその場を繋ぎ、更に、同じスパーンにて言い訳をするという、何とも煮え切れぬ人間と成り下がる。従って、本人の心の中では、自分の言動を美化正当化するばかりで、全てを他人事で済ませて、それでお仕舞い。

 最終的には「逃げ」の体勢へと移行し、事なかれ主義が芽生え、何の変化も起こらない。言ったこと、確約したことの微塵も動かぬ状態が延々と続くばかりとなる訳だ。都合が悪ければ無言の貝となり時間を稼ぎ、突かれれば無用なる言い訳を再び吐き出すばかりとなる。

 男らしい、女らしいという言葉は時代錯誤であるが、よっぽど女性の方が切れ味良く、自分の目標達成に向けて直走る。そのような男性はと言えば、女々しさばかりが目立ち、目標達成への責任感も行動力もなく、直向きではなく下向きでとぼとぼ歩いているに過ぎない。

 日本人男性に多いのが、マザコンとロリコンの合わせ技一本のような人物。子離れできない親も親ならば、親離れできずに常に親への依存が蔓延している人物をよく見かける。自立心、自活心ある一端の大人としての覚悟が皆無であるからこそ、そのような人物が育つ。

 公然と言っていることは正論のように聞こえるけれども、その正論に頭も体もついて行けないのだから、屁理屈と言うほかはない。自らの脆弱なるところに気づき、「有言実行」にて突進する勇気ある人間になれれば、何事も全てに好循環にて動くはずである。

 自己陶酔型の人間は、そのだらし無さに気付かない。恥ずかしさの境界線を大きく逸脱した思考回路に気付きの導火線を取り付け、早期に着火しなければ、何十年経ってもぼんやりと煮え切れない人生だけが待ち受けていることになる。何とも大人気ない話だが・・・。


▼八景水谷公園のサザンカの花々
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  • posted by Chikao Nishida at 2022/1/6 12:00 am

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