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企業モラルは重要なファクター

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 起業前の前職は新聞社であった。「公正中立」を旗印に、常に、時代の最先端を走る勢いにて、色んな分野に挑戦していた時代であった。

 地元新聞社だったが故に、何故か、国内外に通じる何かを求めて、若くして起業したのである。まあ、無謀なる選択だったのかも知れない。

 ただ、県外、特に、東京や大阪を中心としたクライアントさんとの接点はすこぶる新鮮であり、遣り甲斐ある仕事ばかりが舞い込んだ。

 流石に、NHKや関西テレビとなれば、巨大企業でもあり、各セクションで働くスタッフは、皆、自由な環境下で、意気揚揚としていた。

 現地打ち合わせでの会話も弾み、「口約束も契約なり」にて、言ったことは全て実行し、互いの信頼関係が増幅して行くのである。

 特に、関西テレビの今は亡き名プロデューサーとの出逢いは、我が人生に深く刻まれるほどの友情が生まれ、仕事の楽しさが爆発していた。

 ネット事業に着手したのが、1994年の秋。実際にWEBサイトを構築したのが1995年8月22日である。既に25年が経った。

 30年ほど、小さいながらも会社経営に携わっていると、色んな会社が目の前を通り過ぎて行った。勿論、良きも悪しきも、である。

 しかし、近頃の会社経営者を見ていると、1円でも株式会社と名乗っている一部の会社は、何故か胡散臭く、軽いところが多いことに気づく。

 特に、助成金ありきで動いているコーディネーターなど、言葉は悪いけれども、「税金泥棒」のような動きばかりに傾注しているようだ。

 「企業モラル」など微塵もなく、ただ、ひたすらに、金銭ばかりを狙い澄まし、約束を破ってまでも、その金銭に猪突猛進となっている。

 勿論、企業は営利目的で動くものではあるが、そこには「ルール」と言うものがある。しかし、その「ルール」を無視して暴走する訳だ。

 昔は、「契約書」となると、何度も何度も読み返し、一字句漏らさず、しっかりと双方の信頼を凝縮したものとして、実印を押すのである。

 ところが、最近顕著なことは、双方の信頼の証でもある「契約書」を、意外にも、軽々に、「契約解除」を当然の権利が如く動く経営者もいる。

 「企業モラル」が低いと言えば、それまでだが。折角、双方の信頼を構築しているのであれば、企業としては「悪手」としか言いようがない。

 互いの信頼あってこそ、良い仕事が可能となる。常に、相手の立場を尊重し、互いに補完的な動きをすることで、シナジー効果が生まれる。

 当社の場合、クライアントさんは10年を超えるところが圧倒的に多く、無言の中にも、互いの信頼関係は巨岩のように微動だにしない。

 その共通点は、「企業モラル」がしっかりしていることである。そして、しっかりと互いの存在価値を認め合っている点であろうかと・・・。

 時には、双方に「不満」や「苛立ち」が生じるかも知れないが、それは、「信義則を重んじた協議」により、穏やかに解決できるのである。

 よって、漣も立たず、良好な関係が末長く続くことになる。


▼熊本地震により崩れ去った熊本城十八間櫓
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文責:西田親生

             


  • posted by Chikao Nishida at 2020/8/25 12:00 am

企業から「隠蔽」を無くせ!

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 企業でしばしば起こり得るのが、「隠蔽」である。「隠蔽」しなければならない人は、そうしなければ「職位」が危うくなる。よって、「虚言」のオンパレードで凌ぐか、「職位」で正統派の人間を抹殺するかである。

 大抵の場合、企業モラルの欠落やら、コンプライアンス委員会の迷走やらで、「職位」ある人間により「隠蔽」が完結し、何事もなかったかように処理される。よって、被害者がいれば、当然の如く泣き寝入りとなる訳だ。

 果たして、このような「自浄作用」が働かぬ企業で良いのだろうか。ここ数ヶ月間、某企業を静観してきたが、「自浄作用」が働くどころか、「隠蔽」に関わる人間が多すぎて、二進も三進も行かぬ状況のようだ。

 何故に「社会正義」を旗印に、「不正」を暴く人がいないのだろうか。それは、己の足元しか見えていないからである。「事なかれ主義」にて、今を如何に平穏無事に生きて行けるかに重きを置く人が、何と多いことか・・・。

 「企業は人なり」。社員あってこその、企業である。昔の「女工哀史」ではないか、今も尚、社員を馬車馬のように働かせ、使い捨てている会社も無きにしも非ず。時代錯誤もほどほどにしてもらいたいものである。

 そこに、正義感漲る役員がいるのならば、話は違う。社員のために盾となり、如何なる「不正」も許さず、「隠蔽」を暴いてくれる。よって、社員もそのような役員がいるのならば、必死に背中を追い掛けて行くはずだ。

 企業モラルとは、簡単にアップできるものではなく、「自浄作用」をフル回転させながら、ベクトルの微調整を行い、企業から「悪玉菌」を排斥するシステムを構築できて、やっと、それなりのモラルが生まれてくる。

 自分自身が役員の方であれば、是非、耳を傾けて欲しいのであるが、社員の指導は「称賛のマネジメント」が一番であることを、肝に銘じて欲しい。「指導」ではなく「示唆」で、人は育って行くことを・・・。

 更に、社員の失敗を大声で「叱責」するなど以ての外。「失敗は最高のオポチュニティ」として、皆で共有し、次のステップへと誘う(いざなう)ことが重要なポイントとなる。それさえできれば、社内に笑顔が沢山増えてくるはずだ。


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文責:西田親生

                   

  • posted by Chikao Nishida at 2020/8/24 10:23 pm

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