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わび・さびの世界・・・

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 椿や牡丹の花は、桜のように花びらが1枚1枚散るのではなく、花・萼(がく)ごとポタリと地面に転がって行く。よって、斬首を指す時代もあったと聞いている。今回は、その不吉な予感をもたらすとされた、椿の終焉の頃を敢えて撮影することに・・・。

 武田信玄も愛用したと言われる、「辻が花」(一度途絶えたが、明治時代に復元された幻の染)。その「辻が花」こそが、「JUST BEFORE FALLING」を描いたものであり、和文化の「わび・さび」の世界に通じる。そこに描かれているのは、椿の花と葉。雨風に打たれ、葉には「斑(ふ)」や虫食い、そして水滴が乗る。葵の葉も「斑」があり、全てにシンプルなデザインではあるが、静かに終焉を迎える花々の、夢幻の美を放とうとする、か細い息吹さえ感じる。

 これを海外の方々へ説明するのは、至難の業である。しかし、先般「WABI-SABI」と題し、数点の写真をアップしたところ、思いの外、海外の方々の反応は良かったようだ。ちなみに、「True beauty before falling」という解説を付けてみたが、果たして、「わび・さびの世界」がしっかりと伝わったか否かは定かではない。また、自信もない。


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/4/11 01:14 am

八景水谷湧水池を、そぞろ歩く。

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 八景水谷湧水池から流れ出る小川。ここは「ホタルの街」としても知られる、自然豊かな公園である。「政令都市の真ん中に、湧水池?」と首を傾げる人がいるかも知れないが、熊本市は世界でも地下水に恵まれた都市として、その名は轟いている。

 本日は月曜日なので、同湧水池にある「水の科学館」は休館日。よって、手前にある駐車場に車を預け、その小川沿いを散歩することにした。

 まず、目に飛び込んできたのは写真上の看板だ。水が清らかであるからこそ、蛍も生息している。まだ、実際に見たことは無いけれども、いつの日か、ほたるの乱舞の撮影に挑戦してみようかと・・・。

 小川沿いの土手を見ると、タンポポやハルジオンが咲き、風に靡いていた。八重桜の花はまだ頑張っており、ツツジは今から一気に咲きそうな気配。それから、小さな石橋を渡ると、そこは小鳥が遊びまわる椿の園。残念ながら、椿の花はポトリポトリと地面に落ち始め、終焉期を迎えていた。

 このように小さな自然の缶詰状態の八景水谷湧水池。インバウンドで来熊される外国人観光客に、ぜひ、この清らかな湧水を楽しんでいただければと思った次第。


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/4/10 03:32 am

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