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何はともあれ、「水」。

▼竜門ダムの噴水(菊池市)

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 突然熊本を襲った大地震。正直なところ、不意を突かれた。そして闇の夜世界が数日が経ち、目の前には「水」、「ガス」がない。台風19号の時には、熊本市内が3日間停電だったが、今回の九州電力の動きは、当時と比較すると素早いと思う。

 「水の都」と豪語していた熊本市に「水」がないという、今まで経験したことのない事態に、唖然としてしまった。電気も有難い。ガスも有難い。しかし、何と言っても、命を支えるのは「水」である。その「水」の確保をプライオリティー1に動くべきであろうと。

 40万世帯が断水で、給水車が数十カ所で給水しようとも、砂漠に一滴の「水」程度で、不公平さだけが蔓延している。或る老人が「ちゃんと並んで待っていると、何やらズルをして、結局は3時間も立ったまま待たされた。倒れそうになった。」と呟いた。

 このような大災害時に、人の本性がよく見える。自らの「命」も大切だろうが、皆同じだ。そこで、ズルをしてまで生き延びようとは、本末転倒。弱者最優先で「水」を与えるべきである。身勝手な人間が増えた現在、弱者を救えない国民は、子々孫々の時代で栄えるはずもない。

 大災害の時にこそ、昭和の合言葉でもあり、日本の美学でもあった「向こう三軒両隣」を思い起こしては如何だろうか。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/4/18 12:00 am

レトロ館(菊池市)

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 今回の地震により、熊本を中心に犠牲者が多数出ている。ライフラインも思いの外脆弱なもので、現在、益城町や熊本市など、停電や断水が続き、生活の歯車が狂い始めている。

 甚大な被害を目の当たりにすると、大変胸が痛くなる。自分の命の危機感を持ちながらも、少しでも、平穏無事な生活となるために、敢えて、先般足を運んだ「れとろ館(菊池市)」を、「レトロ食堂」に引き続きご紹介したい。

 写真をご覧の通り、昭和の風吹く、レトロ一色の「れとろ館」。実は、菊之城酒造の酒販事務所をそのまま使ったものである。当時、「菊之城黒ラベル」と言えば、幻の銘酒と言われるほど、そのファンは多かったが、残念ながら現在は製造をしていない。

 「れとろ館」の中は、食堂、喫茶店、小物店などが集まる長屋・・・「昭和村」のようだ。その中央には、古びたアップライトのピアノがある。先日の取材の中で、地元小学校の女の子たちが、一所懸命「猫踏んじゃった」を代わり番こに弾いていた。このスペースは講演会、音楽会など、多目的ホールのように使用することも可能のようだ。

 しかし・・・その菊池市は、現在、大地震のために、全域で「避難勧告」が出されている。歴史深い菊池の地。何事もないように祈るばかりであるが、先ずは、「自分の命」を考え、しっかりとした危機管理の下に行動されるよう願うばかりである。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/4/17 12:00 am

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