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幸せいっぱいの写真集・・・

▼ちょっとイケメンになった青鷺

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 取材地として定番となった、湧水池 八景水谷公園。ランチ前に野鳥を撮影することに・・・。冷たい風が吹く中、普段と違い、ほとんど人気がなかった。いつもの鴨軍団は、何故か奥の小さな池に集まり、湧水池の中央は、青鷺と中鷺が占領していた。

 600mmのバズーカ砲のような超望遠レンズを装着し、まずは、青鷺を撮ることに。一所懸命、餌を探していたようだが、痺れを切らして飛び込んだものの、不発に終わった。初めて水面に浮かんでいるオモチャのような姿を見て、その滑稽さに吹き出してしまった。

 さてさて、次のターゲットは、中鷺である。ちょっとキザっぽく留まっている中鷺に、瞬間的に突風が襲った。まるで、「七年目の浮気」のマリリン・モンローの名場面のように、真っ白な飾り羽根が舞い上がったのである。顔色一つ変えず(変えるはずがない)、今度は風上に向きを変えて、何食わぬ顔をして純白のドレスを整えていた。



▼七年目の浮気の名場面
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 しかし、あまりの寒さに長居はできない。よって、いつもの処でランチを済ませ、県北の山鹿市鹿本町にある水辺プラザへ足を運んだのである。ここは陽だまりがあるかと期待していたが、予想に反し、先ほどの八景水谷公園よりも、さらに風が強く、寒かった。

 水辺プラザ傍を流れる小川には、スズメなどの大群の大合唱で迎えてくれた。すかさずバズーカ砲を持ち出して、川岸を歩いていると、せかせかと跳び回っているセキレイに出逢った。それを、超望遠で追う。ファインダーを覗く眼を皿のようにして、必死に追尾しなければならない。数枚連写しようとすると、また、隣の岩へ移っている。それでもチェイスを何度も繰り返し、やっとのこと、その飛ぶ瞬間を捉えることができた。

▼セキレイ
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 暫くして左手を見ると、今度は結構近いところに、目元がとっても可愛いジョウビタキのメスが来た。先般、桜の馬場 城彩苑で太いミミズをほじってランチしていたのを見て少々驚いたが、見かけによらず大食漢のようである。

▼ジョウビタキ(メス)
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 写真を撮るのは実に楽しい。また、撮影したものをパソコンに移し、構図や画質などのディテールをチェックしながら、再び見ていると、自然と笑みがこぼれてくる。アシスタントも、それを見ては変顔になり、腹を抱えて笑い転げるのである。

 日々、空き時間を少しでも無駄なく利用して、日々の記録(資料写真)として撮影するのは、精神衛生上もすこぶる良いもので、定期的に撮影したものを整理しながら写真集にして行けば、それは、幸せいっぱいの宝物となるはずだ。また、それを近しい人たちと共有すれば、何倍もの幸せと笑いがやってくる。

 都会の喧騒を避け、小さな自然に触れ、ファインダーを覗き込み集中し、撮影後にリラックスの繰り返しなのだが、すこぶる幸せというものを実感できるひと時である。・・・いつの間にか、あふれんばかりの幸せ感に包み込まれ、殊の外、心身ともに癒されてしまうのが、写真というものだ。

 2月は「野鳥」や「梅」をテーマに撮影を敢行してきたけれども、蓄積された写真群が、幸せいっぱいの写真集になることを夢見て、さらに、明日もまた撮影に専念しようと考えている次第。

▼本日の取材風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/2/26 02:00 am

穏やかな生活・・・

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 人は知らず知らずの内に、癒しを求め、考え、そして動く。

 愛犬を連れて散歩する人、子供を連れてゆったりと自然に触れる人。

 私がバズーカのような超望遠レンズを持ち歩いていると、「あ、今日はカワセミは向こうに居ますよ!」と話し掛けてくれる人。

 時には、仏頂面で、会釈もなしに、そそくさと通り過ぎる人も居る。

 見ず知らずの人間でも、同じ空間にて、癒しという共通項を感じている人は、自然と笑顔になっている。

 がむしゃらに、あちこち寺社仏閣を走り回り神頼みするような、殺伐とした、さもしい生活とは180度異なる、実に静かな時空である。

 今日は、足繁く通うようになった、蕎麦屋さんのアルバイトのお姉さんから、こんなことを言われた。

 「すいません、お名前を教えていただきませんか?よく来られるので、お名前だけでも・・・。」と。

 店主の徹底した指導だろうか・・・名前を聞かれただけで、逆に、ホッと安心してしまったのである。よって、名刺と小生が書き綴ったグルメの小冊子第4弾「如水」を差し上げた。

 「こんなに立派なものを頂き、勿体ないです。」と言って、料理長に手渡してくれた。

 そのお店には、若い女性も年配の女性も沢山働いている。言葉数は少ないけれども、体がよく動く。例えば、レジで対応している若い女性が、私が外に出ようとすると、レジで他の客に対応しながら、左手で引き戸を開けている。

 お客の動きをしっかりと観察し、先を見据えて、しっかりとしたサービスを行っている。それも、自然に。正直なところ、蕎麦屋さんで、そこまで徹底して躾が行き届いているところは見たことがない。

 そんなこんなで・・・今日は野鳥の取材は大して出来なかったけれども、まったりとした気持ちになり、帰途についた。

 自然の魅力・・・筆舌に尽くしがたいほど偉大なもので、人の心をより美しく洗い流してくれるのだろうと。しかし、根っから、淀んだ心、くすんだ心、汚れた心が入れ墨のように染み込んだ人には、その効用はなさそうだと、ふと思った次第。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/2/25 12:39 am

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