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ホテルレストランでの四面楚歌

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 昨日は、午後4時過ぎから、或る人物と、数年ぶりの再会を期待して、熊本ホテルキャッスルに足を運んだ。

 LINEのメッセージでは、午後7時までは時間が空くと言うので、午後3時半には同ホテルに早めに来て待っていた。到着から15分ほどして再度メッセージが入った。それには、急な予定が入り、時間が押してしまって来れないと言う。何とも釈然としないままに、遅ればせながらのランチを食すことにした。所謂、やけ食いである。

 人に期待感を持たせ、ドタキャンとはこれ如何にと、普段であれば少々立腹ものだが、何の違和感なく、いつものようにベテランウェイトレス(私担当のような存在)と、「今日のランチは何にしましょ!?」と、互いに和かに顔を見合わせながら決めたのが、ハンバーグだった。

 ちょうどその時、30年ばかり前に、某ホテルレストランで打ち合わせした時に、和風ハンバーグをニンニク醤油で食べたことを思い出し、少々無理を言って、多めの大根おろしとニンニク醤油のハンバーグを注文することにした。サーブされたのは、2種のソース。色が薄い方がいつもの酸味のあるソース。濃厚な色がニンニク醤油である。

 丁度、3時半頃からの挙式と、4時半からの大きな披露宴を控えていたのか、周囲のテーブルにはお洒落した若い男女が、今か今かと腹を空かして、各々にお茶していたようだった。いつものソファー席なので、目の前に2テーブル、右手に1テーブル、左手に2テーブルと、私の座る位置から放射状に、各お客の目と合ってしまう格好だ。

 慣れてはいるが、今日のお客は婚礼の客なので、いつもの顔ぶれとは大違い。「変なおっさん、変な格好して、変な時間に、独りで食ってるな!」といった目線がバチバチと刺さってくる。地方から来られた方が多いのか、ホテルにはスーツや着物姿で来なければならないような感じを受けてしまった。

 私の場合は、取材帰りや打ち合わせに使うので、正直なところ、洗濯さえしっかりしていれば良いと考える方なので、上は黒麻の襟付きシャツ、スラックスは黒の綿パンだ。それでも、右手テーブルの女性がチラチラと見ている。しかし、黙々と食べている私に、一世一代気合の入ったおしゃれ着を纏った方々は、普段着の私を何度も何度も見返すのである。

 そうしている内に、同レストランの黒服やウェイトレスたちが、一人一人、続けてご挨拶に来てくれた。これは、いつもの互いのコミュニケーションでもある訳だが、ようやく、チラ見の女性の目がこちらへ向かなくなった。その間も、目の前のテーブルのスーツ姿の若者もチラ見していたけれども、それも止まった。

 そんなに汚らしい格好じゃないのに、ホテルに普段着で来ているのが、彼らにとっては凄く違和感があったのあろうと。お洒落をするのは一向に構わないが、まずは、内側からお洒落をすることをお薦めしたい。人が近くで食事をとっているのであれば、ドヤ顔で爆笑したりワイワイガヤガヤ、ガラス窓を叩いたりと・・・決して、マナーが良いとは言えなかった。

 まあ、そんなこんなで、滅多にホテル利用のないお客の場合は、ここ一番で気合を入れて、ハイテンションになっているのだろうと、少々苦笑いものだが、これから、少しずつ経験を積むことにより、公然の場におけるマナーを身につけて行かれることを期待したい・・・。

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  • posted by Chikao Nishida at 2015/6/15 04:16 am

躱して行くのも一つの手だが・・・

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波風立てずに、躱して行くのも一つの手だが・・・

 オフィシャルでもプライベートでも、必ず、トラブルメーカーや虐め屋がいる。これらは、子供の頃からいくら躾をしようとしても、DNAの方が勝り、より本能的に動き、理性を持てない人なのだから、抑制するのは大変難しい話である。刑務所のような施設で、独房に入れて隔離しない限り、また繰り返す。

 だからと言って、常に神経過敏となり、波風立てずに、躱し凌ぎの人生となれば、自由もなく、息苦しさばかりで、虐められる方が精神的に参ってしまう。このような不条理なことが、あちこちで無数にあるのならば、何らかの制裁をもって、予防・抑制する仕組みを作るなり、良識的な人物が盾となり、その再発を防ぐ必要がある。

 子供の頃の虐めは、自然発生的なもの。殴られた方の傷や心の痛みを、如何に周知徹底させるかが問題となる。特に、コドナ(大人になり損ねた大人)が占める割合が多くなってきた現在では、PTAの挙動でさえも、その虐めの原因ともなりかねない。サラリーマン化した教職の言動も然りである。

 日頃の、つまらぬ井戸端会議の延長をそのままPTAの会に持ち込み、無駄な時間ばかりを過ごしているコドナも居る。会費を横領するような阿保も居る。幼い頃出来の悪かった人間ほど、また、世の中に貢献できない人物ほど、PTAではとんでもない挙動を展開するのである。

 三島由紀夫が嘆いていた言葉の一つに「大義」というものがある。それは、人間が踏み行うべき大切な「道」のことだが、その「大義」なき世の中になってしまったのが、現代なのだ。簡単に言えば「人の道」だが、それを日本国民、皆が気付くべきなのではなかろうか。

 堅苦しいようだが、「大義」を重んじ「勧善懲悪」の精神が宿れば、詐欺、横領、傷害、殺人、轢き逃げなどが激減するのではなかろうか。「大義」なき人間は、「これくらい分からないだろうから、やっちゃえ!」程度の軽々な乗りで、日頃から常習となってしまう。法的な制裁が及ばねば、何でもありで日々を送ることになる。よって、それを放置すると、延々と同じ繰り返し、想定外の事件が発生する。

 その被害者の大半は、一所懸命真面目に働く人々や、心優しすぎる人々なのである。「自分の身は自分で守らねばならない!」と、無責任なことを押し付ける警察や教育委員会などの御歴々。金銭が潤沢にある家は、ガードマンでも何でも雇って、身を守ることは可能であるが、大半の庶民は、その術を知りつつも、出来るはずがない。

 だったら、国家機関や地方行政が、全国津々浦々で起きている些細な「虐め」に対しても、警戒レベルを上げて、一人一人の被害者の盾となるべき、迅速且つ的確な初動を発令しなければ、監察期間において、取り返しのつかないことが、どんどん起きてしまうのは当然の成り行き。

 先ほど、Facebook上で語った「社内虐め」は、ノンフィクションである。50過ぎのコドナが、20代後半の部下を酒のツマミにしているようなもの。これを解決するには、トップがその現状把握を行い、適材適所にて人事を発令し、それでも問題が起きるのならば、降格、左遷の厳しい処断をすべきであったと考える次第。

 年功序列の腐った社会構造を作った日本だが、これからは「実力主義」をもって、若輩と罵られていた人間が、何段階も飛躍できる環境を早期に作ることが先決であると考える。勿論、飛躍した若者も、先ずは人間形成を重んじ、年上の上司となろうが、そこは常々、礼に始まり礼に終わるという、素晴らしい人格を持ち合わせなければならない。

 もはや、単なる憂さ晴らしで、コドナたちから「虐め」を受ける必要もない、共存共栄の優しく規律正しい日本人でなければ、これから、どんどん海外の見識の低い、だらっとした物事の考え方が、日本精神文化を侵食するのではないかと危惧する次第。

 ちまたでは、「癒し」と題して、色んなイベントや出版物、制作物が蔓延っているが、一過性のものに気をとられることなく、自らの人生というスパーンや、周囲の方々の気配りなどが、果たして、しっかりと出来ているのかなどの「自己反省・自己改善」をすべき時代(とき)ではないかと・・・。


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  • posted by Chikao Nishida at 2015/6/14 05:02 am

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