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三十数年通う喫茶店「岡田珈琲」

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 三十数年通い詰めている喫茶店「岡田珈琲」。・・・小腹が空いたときに、何も考える事もなく、無意識の内に足を運ぶ処だ。珈琲は勿論だが、筆者がオーダーするのは、名物「激辛カレー」。同店オリジナルのもので、レトルトの持ち帰りもあり、時折、持ち帰っては、頭に鉢巻きをして汗まみれとなり、夜食として楽しませて貰っている。

 同店は創業60年の老舗。新聞社時代から足を運んでいる上通店(本店)は、以前から全くレイアウトも、雰囲気も、何もかも昔のままである。2階にある同店の窓から上通アーケードを見下ろすと、買い物帰りの主婦、仕事帰りのOL、学生と・・・スクランブル交差点の信号機の音に合わせたかのように、人の波が規則正しく、時にはランダムに流れて行く。ボーッと見ているだけで、何となく色んな人達の生活のリズムが伝わって来るのである。

 喫茶店というからには、入り口右側が喫茶コーナー、左側が禁煙コーナーと分かれている。長時間、カメラを弄りながら「びぷれす広場」に座っていた筆者だったが、段々と暑くなり、埃っぽく居心地が悪くなったので、飛び込むように同店へ。涼み方々、軽食をオーダーすることにした。

 しかし、30分待っても料理がサーブされない。「あれ!?」と思い、カウンターに居る男性へ、再度確認を・・・。多分、バイトの男性がオーブンで焼きすぎたのか、調理を失敗したらしい。まあ、ご愛敬だと思い、腹も立たなかったが、これが現代若者の仕事に対する姿勢なのかと、苦笑いをしたのだった。

 三十数年も通っていると、このような事はよくある話である。ご愛敬、ご愛敬。


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  • posted by Chikao Nishida at 2014/6/10 03:39 am

1800年代〜1900年代のヴィンテージ物

▼Wedgwood Blue & White "WOODLAND"
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 先般、天草大江地区の取材に行ったところ、帰り際に、知人より素敵なプレゼントを頂いた。それも、1900年代中期のWoodlandのスープ碗と受け皿、それと、1800年代後期のW.Adams & Son Antique Willow Patternのケーキ皿である。

 筆者は焼き物が大好きであるが、なかなかこのようなヴィンテージ物に出逢うことはなかった。特に、写真下の皿の裏の焼き印を見ると、希少価値があるようで、ケーキ皿は「Willow pattern(柳)」というデザインを施したもの。その絵柄には「儚い恋」のストーリーが描かれている。

 ところで、熊本県天草地域は、磁器の原料となる陶石で有名な処。・・・実は、有田焼などは、殆どこの陶石を使っている訳だ。また、日本独特の「呉須(ごす)」を使った絵付けは、天草の内田皿山焼などでも見ることができるが、全て小筆を使った繊細な手描きのものばかりである。

 しかし、今回ご紹介する器は、産業革命を起こしたヨーロッパの高度な技法によるもので・・・銅板の型に刻んだものに「呉須(ごす)」を流し込み、エッチングのような手法で、今で言うプリント柄を可能にしたものである。実に繊細で美しい細かい線画がたまらなく素敵だ。

 このような食器は、当時、貴族達が使っていたのだろうと推察するが、百数十年前の器を前にして、とても不思議な気持ちになった。・・・貴族の真似をして、ケーキ皿に洋菓子を置きたいところ、羊羹しかなかったので、それを三枚置いて、写してみた。・・・何となく様になっているのが面白い。(苦笑)・・・


▼W.Adams & Son Antique Willow Pattern
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▼羊羹を置いて撮影
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  • posted by Chikao Nishida at 2014/6/9 04:36 am

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