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スイス人との会話を思い出す・・・

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 先般、スイスから来熊した旅人二人と逢った。年の頃は、40歳前後。とても礼儀正しく、派手さのないドイツ系とイタリア系のカップルだった。

 先ず話題となったのは、双方の教育システムと現在の若者の在り方についての情報交換となった。ヨーロッパでも浸透している日本の高度な教育システム。その影響で、北欧の教育レベルは格段に高くなっていると言う。しかしながら、礼節を弁えない文化の流入により、フレンドリーでフラット思考なのは良いけれども、年長者や諸先輩を小馬鹿にする風潮が浸透し、スイスにおいても、その問題は小さくないと言う。

 彼らの、椅子に腰掛ける姿の線も、共に話し合っている時の所作が実に美しい。投げ遣りなところや、ラフなところなど一切見受けられなかったので、信頼できる旅人として・・・外国人として、筆者のアンテナが「YSE」に動いていたのだった。女性の方は幼い頃から柔道を習っていると言う。お二方、書にすこぶる興味があるようで、コピー用紙に数枚、筆ペンで書いてプレゼントして、大変喜んでくれた。

 男性が「龍」を、女性が「恋・愛」を願ったので、その漢字とローマ字、そして平仮名、カタカナで書き、日付と筆者のサインを書き入れ手渡したのだった。・・・外国人と会話を交わしたことが数ある中で、今までにない、良き時代の日本人よりも礼節を弁えているのが素晴らしかった。器の持ち方、飲み方をつぶさに観察して、真似をする姿も可愛さもあり、高感度1000%のカップルだった。

 別れ際に、「必ず近いうちにスイスに来て下さい。色んな処をご紹介するので、是非おいで下さい。」と言って、お二人の連絡先を書き記したコピー用紙を1枚頂いた。・・・「旅の恥はかき捨て」の多い日本人に、見せてあげたいほどの、文化の香りのする外国人だった。


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  • posted by Chikao Nishida at 2014/6/19 11:47 am

夏目漱石ゆかりの峠の茶屋

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 夏目漱石ゆかりの峠の茶屋へ足を運んだ。・・・急勾配の階段を上り詰めると、美しい花々に包まれた、復元された茶屋が真っ正面に見えてくる。現在は、熊本市の管理下にあり、拝観入場料は無料。・・・そこで、ご担当が夏目漱石について解説をしてくれるのだ。暫くして、わざわざお茶のもてなしもあり、大変有り難い観光施設となっている。

 実は、現在の峠の茶屋の位置は、当時よりも百数十メートル手前に建っている。よって、昔の面影を見に行けば、そこには古井戸だけが残り、背後には鬱蒼とした竹林や、その根元にびっしりと生い茂ったドクダミと出逢うことになる。・・・何とも、かぐや姫を思い起こさせるような、幻想的な美を放つ竹林の姿であった。

 ファインダーを覗く度に、あれも撮りたい、これも撮りたいと遣っていると、あっと言う間に1時間ほどが経った。・・・小腹が空いたので、再び急勾配の階段をそろそろと降りて行き、下にある食事処の木製テーブルにつき、田舎料理を頬張ったのである。

 現在、峠の茶屋の庭には、アジサイをはじめとする美しい花々が、そよ風に揺れている。都会の喧噪から逃れ、何とも異次元空間に居るようで、心地良かった。たまには、豪華ランチよりも、このような素朴な料理も宜しかろうと・・・。自分なりに大満足の撮影会となった。

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  • posted by Chikao Nishida at 2014/6/17 04:18 am

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