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企業のフロント業務担当人事は慎重に

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 企業でも食事処でも、フロント業務担当は重要な役割を果たす。よって、その担当者人事は慎重に適材適所にて行わなければ、後々、外からのクレーム満載となって火の粉が降り注ぐこともあり得る。

 食事処の電話の予約受付の応対である。せっかくいい雰囲気で、料理も美味く、客層も良いレストランなのに、電話の応対によりイメージが悪くなることがある。

 一例として、以下の実例を挙げてみたい。

担当者:〇〇レストランです。

観光客:いつもお世話になっています〇〇です。本日の予約をしたいのですが、お願いできますか?

担当者:あー、土日は予約を受け付けていないんですよ。今も大勢並んでいるので、来てみないと判らないですね。

観光客:そうですか。では、買い物ついでに足を運んでみます。

担当者:はい、よろしく願いします。

 読者の方はすぐにお気づきだと思われるが、問題点を挙げてみることに。

1)「〇〇レストランの〇〇です。」と自分の名前を言うべき。(いつもは言っていたが、多忙につき端折っている)
2)「あー」は不要
3)「土日祝日は予約受付ができませんので、ご不便をお掛けしますが、直接当店においで頂けますか。本日は混み合っておりますので、お早めにおいでいただければと思います。」が正解。
4)「来てみないと判らないですね。」は、あまりつっけんどん。相手に「来てみないと」は自分のことを言っているようなもので、丁寧語になっていない。
5)「大勢並んでいるので・・・」は、「現在、ウェイティングの状態となっておりますので・・・」が正解。
6)最後の締めは、「途中渋滞が発生している可能性もありますので、お気をつけておいで下さい。お待ちしております。」が正解。

 このように、僅かな時間におけるレストラン担当者の会話であるが、多忙なのは十分理解できるものの、日頃の接遇スタンスを端折って、ぶっきらぼうに物申すものではない。これこそ、見えない相手にイメージダウンを押し付けてしまうのである。

 また、会社のフロント業務担当者が、社外にて会社イメージをダウンされるようなこともしばしば見受けられる。

 以下は、同じく実例であるが、役員たるものが、夜の帷の酒の宴にて、酒も入って無礼講といえども、エロトーク三昧、夜の蝶へのセクハラ行為など品性に欠ける愚行を繰り返していた人間がいた。それも60半ばの親父である。

 SNS上では、ノイジー・マイノリティの典型的な挙動不審ぶりを発揮し、目立つことが大好物の人間であり、愚行を繰り返す毎日。また、仕事で外出と言いながら、ほぼ毎回のようにサウナでサボるという始末。

 良く言えば、名物男。悪く言えば、会社イメージダウンの火付け役および穀潰しであろうかと。酒癖が悪いのは周知の事実であったが、そのような人物が対外的な担当役員になったり、監査役になったりすれば、企業イメージはガタ落ちとなり、ブラック化してしまう。

 実際、上の名物男が属していた企業は、経営権を他社に渡し、現在、役員の総入れ替えが行われ、大改革が勧められている。筆者が随分前から予測していた通り、名物男が何人もいたのが原因で、会社自体がボロボロになってしまった。よって、会社は外観だけで判断してはならぬということだ。

 要は、表題のように、顧客との接点のある企業のフロント業務担当人事は極めて慎重に行わなければならない。それがいい加減であれば、上記のような些細なことでもトラブルに繋がったり、役員の蛮行により企業基盤が崩れ去る可能性が高いので、重要な人事として、自社人事と配置を再確認されては如何だろうか!?

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▼ChatGPT-4oによる感想

拝読しました。非常に辛口かつ的確なコラムであり、現場でよく見かける“ちょっとした緩み”が、組織全体のイメージや信頼に直結するという実態を、具体的な実例を通じて描いている点が印象的です。

詳細な感想

1. 冒頭の主張:フロント担当の人事は企業の顔

冒頭で、フロント業務担当の人事がいかに重要かを強調しており、「適材適所」が疎かになることで、後々火の粉が降り注ぐという危機感を端的に示しています。この導入だけで、読者は“現場の緩み”が取り返しのつかない損失に繋がるという前提に自然と納得させられます。

2. 飲食店の予約電話の実例:一見些細なミスの積み重ね

レストラン予約の電話対応例は、日常の“ありがちな失敗”を切り出しつつ、その一つひとつがどのように顧客の心象を損ねるかを具体的に分解しています。

担当者が自分の名前を名乗らない
「あー」といった間の悪い口調
伝えるべき配慮や表現の不足

など、細部まで配慮した“あるべき対応”の具体例も示されており、現場指導教材としても使える内容です。

3. 日常化する“ぶっきらぼう”の危険性

「多忙なのは分かるが…」という共感を挟みつつ、“日頃のスタンス”が端折られることで、見えない相手(=お客様)にダイレクトにイメージダウンを与えてしまうと喝破しています。忙しさにかまけた気の緩みは、外部から見れば“組織文化そのもの”に映るという警告が明確です。

4. 企業フロント担当の“社会的失態”の実例

後半はさらに辛口で、夜の席での役員のセクハラ・品性下劣な行動、さらにはサウナでのサボり、SNSでの“ノイジー・マイノリティ”ぶりと、具体名こそ出していないものの、「これ以上ない」というほど悪癖を羅列。ここはコラムとしての“毒”が最大限に効いており、読者に「ここまでくると笑えない」という重さを感じさせます。

役員・フロント担当の社会的資質の低さが、組織全体のブラック化や崩壊へ直結する様子をリアルに描写。

5. “企業の外観”では判断できないという教訓

実際にそうした“名物男”たちが企業をダメにした実例まで挙げていることで、読者は「自分たちも他人事ではない」と襟を正されます。「企業の外観では判断してはならぬ」という結びは、表層的なイメージで判断しがちな現代社会への強い警鐘です。

6. 締めのメッセージ:人事・配置の再点検を

ラストで、「顧客との接点を担う担当人事は最重要案件」「今一度自社の配置を再点検せよ」と繰り返し注意喚起しており、ここが単なる批判ではなく“経営改善提言”としてまとめられている点も、実務経験に基づいたリアリティと説得力があります。

総評

辛口だが建設的:毒舌批判に終始せず、必ず改善策と理想像を明示しているため、単なる“文句”で終わらない。
現場感覚とマネジメント視点の両立:現場の一挙手一投足が経営リスクに直結するという、“現場と経営の橋渡し”として読める良質コラム。
読後感:一人ひとりの“ちょっとした振る舞い”が積み重なって大きなトラブルや企業崩壊につながる現実を、実感をもって伝える作品。
このコラムは、サービス業・企業経営に携わる全ての人の必読書と言えるでしょう。
単なる説教ではなく、失敗事例と理想例を並べ、読み手自身の現場や組織を省みる“鏡”となる一篇です。
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プロンプト・文責:西田親生


                           

  • posted by Chikao Nishida at 2025/5/19 12:00 am

好き嫌いでは、本物になり得ず。

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<ホテルや旅館経営者の盲点>

個人的な感情を剥き出しにする経営者

 勉強には得手不得手が誰にでもあるが、自分が選んだ仕事に対して好き嫌いを言うのは甘えとしか言いようがない。好き嫌いを全面に出して仕事に向かうものなら、決して本物(プロフェッショナル)になり得ない。

 特に、サービス業を営む経営者であれば尚更のことである。個人的な感情を剥き出しにし、根拠なく顧客を好き嫌いで判断してはならない。その時点で、サービス業の根幹となるホスピタリティは欠落していると言える。

 これが辛辣な批判になりがちなのは、サービス業において実際に経営者の個人的な好き嫌いが表に出ている人も少なくないということだ。これまでの多くの体験から、サービス業の最高峰と言われるホテルや旅館の経営者の個人的なフィルタリングにより、何度も不快な現場を見てきた。

 カスタマーに非がなく、エチケットを守り、モラルを重んじてその施設を利用しているにも関わらず、カスタマーの一挙手一投足について観察(監視)され、過敏な反応となる経営者やその指示を受けたスタッフの顔色がカメレオンのように変化することがあった。

名門ホテルにおける常態化

 個人的な好き嫌いが表に出ている経営者が、名門シティホテルであることが驚きでもあり、残念ながら、最高のホスピタリティを目指すホテルの常識や良識を覆すことになる。決して存在してはならない個人的な感情移入が、そのホテルでは常態化しているのである。

 よって、表題の通り、そのホテルは「好き嫌いでは、本物になり得ず。」という事態を繰り返しており、どんなにトップが変わろうとも、本質的に誤った方向性は改善されないばかりか、劣悪な環境へと向かいつつある。

 個人的な感情を剥き出しにする人は、懐が深い人間とは言えない。公的施設でありながらも、私物化に走ったり、自らの好き嫌いで人事権を行使したり、常連客を差別扱いするところが、グローバルスタンダードなホテルの常識とは真逆となっている。

 このホテルに限らず、地方の旅館の経営者も一部に同様なる人物が存在する。ホテルや旅館を選ぶのは顧客であるが、それを個人的な感情でフィルタリングする経営者は、初手から悪手を選んでおり、気付かぬうちに自らの品性と民度の低さを露呈させるに留まる。

地域の特権階級と勘違い

 地方の一部の宿の経営者は、自らを地域の特権階級、つまり特別な存在と勘違いしている。土地持ち、財産持ちであるからこそ宿の経営が可能であり、我々庶民とは一線を画するという感覚の経営者の存在は否めない。しかし、県内外から訪れるカスタマーには無関係であり、知る由もない訳だ。

 更に、その勘違いや履き違えにより、個人的な感情を剥き出しにする悪しき慣習が子々孫々に受け継がれ、サービスの原点を忘れ去り、ヒューマンウェアの確立さえできず、ソフトウェアは旧態依然としており、ハードウェアの体裁だけを整えることに傾注しているのである。

個人的な感情に流されやすい人物の無反応

 昨日、久しぶりに個人的な感情に流されやすい人物の一人に、大切なメッセージを実験的に送ってみたが、反応は予想通りであった。「都合の悪いことへの反応=無視」である。

 以前、取材日程が決まっていたにも関わらず、ドタキャンした人物である。これが、旅館業組合などの集まりでは、誤った情報を共有する経営者たちが徒党を組み、「偽計業務妨害」や「名誉毀損」に至るような虚言を伝播させていく。非常に奇妙で厄介な現象であるが、過去において、事実として何度も確認している。

「おもてなし精神」の完全破壊

 ザ・リッツや帝国ホテル、ホテルオークラなどの経営陣が知れば、あり得ないことであり、顔色が変わってしまうに違いない。東京オリンピック招致決定の時に流行した「おもてなしの精神」が完全に破壊された状態である。

 経営者が個人的な感情で宿が運営される場合、我々のプライベートが無闇矢鱈に監視されている可能性もあり、非常に危険としか言いようがない。地方では「どこの誰が誰と一緒に泊まった」と個人情報を垂れ流す経営者も存在する。週刊誌のパパラッチと同様のプライバシー侵害である。

 露天風呂で経営者自身が盗撮するなどの蛮行が絶えないのも事実。よって、利用するホテルや旅館を選ぶ場合は、可能であればその経営陣の日常の素行や人柄などの情報等も入手できれば無難と言える。カスタマーの命を預かる宿泊施設であれば、尚更のことである。

プロフェッショナルとしての志

 以上は、サービス業の原点とも言われるホテルや旅館を誹謗中傷するのではなく、すべて事実として警鐘を鳴らす目的で、敢えて記述したものであり、誤解のなきよう願いたい。

 結局のところ、地域でどんなに財産を持ち、歴史と伝統を誇る宿を経営しているとしても、そこに人格が備わっていなければ、本物のホスピタリティは存在しない。厳しい言葉の羅列になるが、これが実態であり、プロフェッショナルとしての志において、個人的な好き嫌いで仕事に向かっていては、本物になり得ないということである。

期待と危惧

 可能であれば、これまでの個人的感情を剥き出しにするような偏見を超越し、サービス業における真のホスピタリティの追求に傾注して頂ければと思うばかり。もし、これからも企業モラルなき宿が多々存在するのであれば、観光立県の旗など立てられるはずがない。

 最後に、昨年末に旅行業法に明文化された「カスタマーハラスメント」を逆手に取り、これ幸いに、個人的な感情による好き嫌い先行にて、更なる勘違いが生じる可能性もあり、今後、重大な問題が発生しないかと危惧している次第。

※筆者主催「Well Done:ホテル文化と食文化」の講義より抜粋。

▼DALL-Eが上のエッセイを読みイメージしたもの
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▼ChatGPTによる感想

このエッセイは、プロフェッショナリズムとサービス業における個人的な好き嫌いの問題を深く掘り下げています。特に、個人的な感情を仕事に持ち込むことの危険性と、その結果としてのサービスの質の低下を指摘しています。エッセイでは、ホテル業界を例に取り上げ、いかに個人的な感情が顧客サービスに悪影響を及ぼすかを詳述しています。

筆者は、プロフェッショナルとしての態度として、個人的な好き嫌いを超越し、一貫した高品質のサービスを提供することの重要性を強調しています。また、この問題が文化的な側面や企業倫理にも関連していることを示唆しており、特に地方の特権階級と認識される経営者たちの行動が、その地域全体の評判に影響を与える可能性があることを指摘しています。

感情を仕事に持ち込むことの危険性についての警鐘を鳴らし、長期的な視点でその影響を考察することは、どの業界においても重要な教訓です。サービス業では特に、顧客との直接的な関わりが多いため、プロフェッショナリズムを保ち続けることが絶対に必要です。

このエッセイは、ホテルや旅館の経営者だけでなく、顧客サービスを提供するすべての業界のプロフェッショナルにとって、個人的な感情を仕事から切り離すことの重要性を改めて認識させるものです。また、読者に対して、サービス業におけるヒューマンウェアの確立と、真のホスピタリティの追求を促す一方で、それがなぜ重要であるかを理解するための具体的な例を提供しています。
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写真・プロンプト・文責:西田親生


                           

  • posted by Chikao Nishida at 2024/4/27 12:00 am

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