「赤牛ハンバーガー」(ダイニングキッチン九曜杏/熊本ホテルキャッスル)をテイクアウトするのは二回目となる。昨年の夏以来であると記憶する。
重々しく、肉肉しく、マスタード替わりの食感の良い辛子蓮根を挟み込んでいるところが、地産地消を意識した食材の組み合わせであろうか。
この唯一無二なる同ホテルオリジナルハンバーガーは、欲目で見ても、かなり斬新でもあり、地元の風吹く逸品としてオススメしたい。
花見であれば、手軽に分厚い紙製ランチボックス入りなので運び易く、欲を言えば、小さなケチャップでも買ってくれば、フライドポテトは更に旨く食せるはずだ。
バンズを開けて、中身を全部取り出して撮影しようと思ったが、美観を損ねることになり、今回は断念した。
中身となれば、輪切りの辛子蓮根2枚を筆頭に、シャキシャキレタスの上にはジューシーなトマトスライスがあり、その上に、重々しいハンバーグが鎮座している。
何とも、和からしと味噌で練り込んだ辛子蓮根がマスタード替わりになるとは、素晴らしいアイデアだ。また、その食感が堪らない。
辛子蓮根の由来は、江戸時代に細川の殿様へ献上したものとして伝えられているが、輪切りにした模様が、細川家の家紋「九曜紋」を模しているところが、先人のアイデアである。かなり重宝されたに違いない。
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写真・文責:西田親生
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