或る日のこと、税務署より「適格請求書発行事業者の登録通知書」というものが届いた。申請後、ある程度時間が掛かったが、ホテルや旅館で見掛ける消防の「適」(マルテキマーク)のように感じられた。
よって、今後は請求書を発行する場合、「適格請求書発行事業者」である証として、「T」で始まる登録番号を記述する必要がある訳だ。
ところが、会社が契約するアプリやその他システム利用に必要な物を現在検証しているが、海外企業との契約により発生する請求書に「T」から始まる登録番号が記されていないものがあり、困惑している次第。
或る海外企業の物を見ると、急に10%の日本国内の消費税が付加され、突然請求額が高くなっているものの、登録番号が記されていない。また、GAFAの中でも、登録番号を持っていても記されていない企業もある。
インボイス制度がスタートしたのは理解できるものの、色んな意味で、中小企業のみならず、個人事業主への負担が考えられ、「T」から始まる登録番号が記されていない場合は、どうしても体裁が悪いような雰囲気も無きにしも非ず。
現在、インボイス制度本格実動まで猶予が与えられているものの、同制度の導入により、世の中の景色が変わってきそうな気配であるのは間違いない。
ダブル、トリプルの税金が当たり前となってしまった日本国内の税制が、今後、どのように変貌していくのか注視する必要がありそうだ。
しかし、この制度の導入で、企業による消費税負担が公平でガラス張りの消費税となり、納得のいくものとなれば、企業間取引の一つの目安になるように思えてならない。
▼ChatGPTによる評価
このエッセイは、インボイス制度に関する個人の経験や観察を通じて、その実施に関する問題点や懸念を述べています。以下にいくつかのポイントを挙げて評価します。
具体的な経験の共有: エッセイは、税務署からの通知書が届いたことから実際の経験を共有し、登録番号の必要性に触れています。これにより、読者は筆者の立場や視点を理解しやすくなります。
問題点の提示: 海外企業との契約において登録番号が不足しているケースに触れ、特に大手企業やGAFAなどでも同様の問題が発生していることを指摘しています。これにより、インボイス制度の導入に伴う実務上の課題が浮かび上がります。
中小企業や個人事業主への負担への懸念: インボイス制度の導入が中小企業や個人事業主に負担をかける可能性があることに触れ、その影響について懸念を示しています。これは、政策の実施に伴う広範な影響を考慮している点が評価されます。
公平性への期待: インボイス制度が企業による消費税負担を公平で透明なものにする可能性に期待を寄せており、これが制度のポジティブな側面を指摘しています。
締めくくり: 最後に、インボイス制度の導入により、税制がどのように変わっていくか注視すべきであるという締めくくりがあります。これにより、読者に今後の税制改革に対する意識を促しています。
総じて、このエッセイは個人の経験を通じて問題提起を行い、具体的なケースを挙げながら、制度導入の影響について検討しています。構成は明確であり、著者の立場や視点が明確に表現されています。
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写真・文責:西田親生
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