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雨後の八景水谷公園・・・

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 午後3時頃の雨は凄かった。プールの水でもひっくり返したように、雨の分厚いカーテンが地面を叩きつけ、あちらこちらに水溜りが一気にできた。

 午後4時半頃に八景水谷公園の駐車場に辿り着いた。季節柄、睡蓮の花々は咲きつつあるが、紫陽花はすでに遅い。公園の湧水池沿いの歩道を往復して、色鮮やかな新緑に包まれた公園を暫し楽しんだ。

 傍を飛び交うのは、スズメとハトばかりである。カワセミの姿も見えるが、90mmの中望遠では距離が遠すぎる。よって、湧水池奥に見えたミストを撮影することにした。雨後なので湿度も高く、気温もじわじわと上がっている。長時間撮影するのを避けて、ささっと数十枚撮影をして車に戻った。

 奥に見えたミストは、ミニ雲海のように、静かに水面のすぐ上を、帯状に棚引いていた。このミストをどうやって立体感あるものにしようかと悩みつつ、三脚はトランクの中。仕方なく、手持ち撮影にて、我慢することにした。豪雨の後なので湧水池の水も濁っている。白鷺や青鷺、カワセミなどは、本日は獲物を得るのに苦労したに違いない。


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/6/30 10:58 pm

青鷺(great heron)

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<MY FAVORITE PHOTOS>

 青鷺は高さ1m弱の大型野鳥である。八景水谷湧水池では大鷺に優るとも劣らぬ存在である。

 これは経験談だが、同じ鷺でも、大鷺、中鷺、小鷺、五位鷺などと比較すると、青鷺の警戒心は少々鈍い。ただ、カラス軍団には過敏だが、カメラをそっと近づけても、さっと飛び去ることは稀である。

 勿論、近づき方にも工夫を要する。直線的に距離をぐっと縮めると逃げの体勢に入るが、じわじわと距離を縮めながら、やや平行して余所見をするフリをして近づくと、調子が良い時は、2m圏内に入ることも可能となる。

 青鷺の魚獲りは面白い。目をむき出して、水中をじっと凝視している青鷺は、周囲のことなど関係ない。ただ、ひたすら獲物を目で追っている。白鷺のように、水面近くを舞いながら魚を追い込む魚獲りではなく、突然ダイブしてゲットする方法を好む。

 水中というよりは、陸から突っ込むパターンが多い。魚獲りの様子を伺っていると、土手で蹴躓(けつまず)いて、魚を逃すこともある。先日は、土手下に顔を突っ込んでいた青鷺が居た。何を獲ったのか望遠で覗くと、希少価値ある川鰻をゲットしていた。あの天然ウナギは、最高のご馳走だったろうと、羨ましい限り。その青鷺は、つるりと川鰻を呑み込み、さっさと土手に上がり去って行った。


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/5/29 12:36 am

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