<数年前の業務委託契約を思い起こして>
商取引で厳格なる取り決めは、契約である。双方の合意を凝縮した取り決めである。しかし、狭い領域にて、一方的な内容をギチギチに詰め込んであると、体裁は良いが、発注側の押し付け内容に偏ってしまい、後々トラブルの元になる。
典型的なものとして、「後出しジャンケン」と呼ばれるものがある。それは、契約内容の不備と言うよりも、「後出しジャンケン」の不誠実なることを大前提とし、発注側のエゴやトラップが細やかに混入してあると言える。
契約は、双方がワクワク楽しくなるような契約であってこそ、初めて、互いがウィン・ウィンの関係となる。しかし、ギチギチ詰め込み、段取りを無視した、一方的な丸投げ業務委託契約については、上の「後出しジャンケン」が多発し、結果的に、不協和音が生じることで、決裂に至ってしまう。
また、業務委託契約において「金銭を払う方が偉い!」と、微かにも田舎チックな思考が働くと、主従関係に走り、支払う側のマウント行為が目立ち始める。よって、軌道修正の連続となり、本来あるべき信義則を逸脱するような結果を齎す危険性も無きにしも非ず。
勿論、業務委託の発注側が絶大なる信頼をもって契約に至っている場合は、受ける側は「仕事は倍返し」の心意気で業務に臨み、達成することが重要なポイント。それが仕事への情熱でもあり、誠意でもあり、信義則の核心的なところでもある。
契約条文に定め無き場合、若しくは、不可抗力により、又は、条件変更がある場合は、内容変更をせざるを得なくなってしまう。その時、内容が変われば、契約金にも影響を及ぼすのは当然のこと。
畢竟、発注側の不誠実さで、数字はそのまま、内容ばかりが色々と追加変更されてしまうと、その委託契約自体にドス黒さを感じざるを得なくなってしまう。何事も、契約する相手をよく見て(調べて)締結せよと言うことなのだろうと・・・。
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