眩しいほどの陽射しで、連日猛暑の熊本市。昨日は、午後5時頃に雲が垂れ込め、小粒の雨が降り始めた。窓の外を見ていると、近くのビルの避雷針に、耳を劈くような落雷があり、目の前が一瞬真っ白になった。
昔であれば、夏の風物詩「夕立」だろうけれども、今や、スコールのような大粒の雨と落雷がセットになると、風流にも扇子や団扇を片手に、「夕立」という言葉が遣えなくなってしまう。
雨が激しく視界が急に悪くなり、幹線道路は大渋滞となってきた。しかし、この土砂降りの雨のお陰で、照り返しの厳しい熊本市全体が、冷たいシャワーを浴びたかように、気温が急降下。
雨が止む頃を見計らって、市内中心部を出発し、オフィスに戻ることにした。先ほどまでびしょ濡れの公道は、次第次第に乾きはじめているではないか。オフィスに到着し、それから高台に上り、西方の空を望めば、雲の合い間にお日様がが顔を出していた。
先ほどの土砂降りの雨は、一体全体何だったんだろうと!?・・・カメラを持ち出し、サンセットを写すことにした。しかし、キンキンに冷えきった車内から飛び出すと、レンズの前玉が曇って、全く撮影不能となった。さっと前玉の曇りを拭き取り、撮影に臨んだのである。
本気でサンセットを撮るとなると、前後1〜2分が勝負どころだが、このような浮いた状態のお日様は、明日のご機嫌伺いのようで、実に気楽なものである。時には、そんな力の抜けた撮影があっても良かろうと・・・。
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