
先般、熊本県天草市にあるホテルを訪ねた。取材中のランチタイムに同レストランを使わせて頂いた。メニューは、牛崎英司シェフにお任せとし、視察に同行した皆にサプライズ。写真のように、普段のメニューにない、特別メニューをサーブしてくれたのだった。
我々4名は、兎に角、グルメに煩い。・・・今回は同シェフと我々の闘いだったが、我々を唸らせたのが、サラダ、そして黒毛和牛や天草大王に添えられた複数のソースであった。勿論、スズキのポワレ、ズッキーニ、アンチョビとバージンオイルも旨かったが、青唐辛子と柚、バージンオイルで作り込まれたソースは、テーブル上で鮮やかに「夏」というテーマを演出してくれた。
料理の構成は彩り素晴らしく、ランチとしては贅沢そのもの。塩胡椒の使い方が絶妙だった。言葉は悪いが、熊本県内の田舎で美味しいレストランにはなかなか当たらない。・・・と言うか、どこも食文化は高い方ではなく、グルメに詳しいホテル、旅館、レストラン経営者が極めて少ないのも、その要因となっているに違いない。
今回の同シェフのハートを感じながらの会食(洋食)を、天草という地で開催できたことは、筆者としてはこの上ない幸せなひとときであった。




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