ダムウェイタ（リフト／小型荷物専用エレベータ）の巻上機のシーブと呼ばれる部分の交換をエレベータ屋さんへの応援で行ってきました。シーブ以外にもワイヤロープとブレーキシュも交換です。


溝の付いた丸いモノがシーブです。

外すと言っても手で引っ張って出来るほど容易ではありません。特に今回のタイプは「焼バメ」と言って、シーブに熱を加え膨張させたアツアツの状態でセットしてありますので、アツアツでは無い状態だと芯棒とガッチリな状態なのです。そこで、上記写真の手動シーブ外しの登場となります。

こちらは、中心のボルトを締め付ける事によって３本の爪がシーブを引っ張る仕組みなのですが、予想していたのではありますが、固い！これ以上ボルトの締め付けを続ける事が困難です。参った！


真打登場！
こんな事もあろうかと、準備していた油圧式のシーブ外しです。

ポンプは写っていませんが、シーブにセットした油圧ジャッキの状態です。手動式と比較して、各パーツが大きく重いし、セットに時間が掛かるので、いつもスーパサブ的に控えています。これでエレベータのシーブも抜く能力まで有しています。

んまぁ、素敵！あっと言う間に抜けました。油って凄いよね〜。
油圧式のエレベータもある位ですから。

あとは、新品のシーブをアツアツにした状態でセットして完了です。でも、ここのローピングは２：１なのでワイヤ交換がちょっと面倒でした。２：１などのローピングについては後日アップ予定です。